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Posted by ブクログ 2024年04月21日
千早茜さんの作品は『しろがねの葉』『西洋菓子店プティ・フール』、あとアンソロジーの一編を読んで以来、それだけで好きな作家さんになっていたが、これを読んでより好きになった。
変に恋愛描写を挟まず、トラウマの記憶にフォーカスしすぎず、ただ服と人とを描いているのが心地よい。文体も繊細かつやや静謐で写実的な...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月24日
作品のなかで扱われるような豪奢な被服が結構好きなので、コルセットやバッスル、ドレスの描写がワクワクしました。
服に対しての考え方を始め、社会の変化や歴史まで繋がって色々と考えさせられる事もあるけれどこの小説は全く説教ぽくなく、素直に考えられました。自分や、今の社会の当たり前もやがて歴史となっていく...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月12日
日本に服飾の美術館があることを初めて知ったし、そこを舞台に描かれる人々の生き様、仕事ぶりは興味深かった。
千早さんの五感を捉える繊細で的確な描写が想像力を掻き立て、静かに美しい世界観が脳裏に広がるのが楽しかった。
ジェンダーフリーが叫ばれる昨今、まだまだ性による差別、偏見が深く根付いている社会にそっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月28日
初読みの作家さん。ずっと気になっていたけれどやっと手を出すことだ出来てよかった~!タイトルの通り洋服に関わる人々が服だけでなく心の傷みとも向き合っていくお話だった。読みやすく、かといってつまらなくない。言葉選びも繊細で五感で読んでいるかのような感覚だった。レースの手触り、金木犀の香りやドレスの鮮やか...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月04日
久しぶりに、心にじわっと沁みる本を読んだ。
千早茜さんの作品、他のものも読んでみたい。
晶がどうしても、高畑充希ちゃんで想像してしまう。
以下、好きな箇所。
「わたしはまだ生きます。大好きな仕事もあります。でも、まわりに気を遣われているうちは人生に勝っていない。過去にとらわれている。わたし、ちゃん...続きを読む
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