クローゼット(新潮文庫)

クローゼット(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

十八世紀のコルセットやレース、バレンシアガのコートにディオールのドレスまで、約一万点が眠る服飾美術館。ここの洋服補修士の纏子は、幼い頃の事件で男性恐怖症を抱えている。一方、デパート店員の芳も、男だけど女性服が好きというだけで傷ついた過去があった。デパートでの展示を機に出会った纏子と芳。でも二人を繫ぐ糸は遠い記憶の中にもあって……。洋服と、心の傷みに寄り添う物語。(対談・筒井直子、解説・谷崎由依)

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クローゼット(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    クローゼットをきっかけに繋がるお話。
    透明感があって、静けさを感じた。
    繊細に綴られてゆく物語の中で、華やかで煌びやかな服がとても美しかった。
    服にはそれぞれ過去があって、物語がある。着ていた人の人生が服に染み付いていることが心に残った。
    自分の好きな服を追求すると、自信がつくのだと感じた。

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    大切なものをしまい込んで閉じていたクローゼットの扉を、そっと開いて光ある世界を覗いていく。
    その光があたたかくて、ほっこりした気持ちになる。そんな読後感。

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    装丁も可愛くて読む前から好みな予感はしてたけど予想的中!どんどん引き込まれて何も突っかかってくるものがなかった。もちろん知らないファッション用語が出てきて調べたりはしたけれど、ストーリーも登場人物たちの心理描写もすんなり入ってきた。
    そして舞台のモデルとなったという京都服飾文化研究財団への興味が沸々

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    夢のような感じがした。私もクローゼットの中で小さい頃遊んでいた記憶があって、服も好きで刺繍とかレースとか美しくてすき。
    そんな話は置いといて、お話としては幼い頃に受けた事によって男性が苦手な纏子、男性ではあるが女性服を着ることを好む芳。
    お互い辛い過去を持ちつつ、芳はデパートのカフェ店員、纏子は補修

    0
    2025年03月14日

    Posted by ブクログ

    やっぱり千早茜ワールド好きだなぁ。
    そしてこの人は絶対に長編がいい。
    というか好き。
    ときどき間に短編集を挟むと わたし この人の何がそんなにいいと思ったんだろ?とわからなくなる作品にもたびたび当たるけど 長編はほぼどれも好きだなぁ。
    短編の方がフォトジェニックというか 幻想的というか 上手くいえな

    0
    2025年02月22日

    Posted by ブクログ

    友人に貸してもらった短編集の描写が美しくて無二の世界観を書く人なんだなと思い、2冊目の千早茜さん

    やはり描写が美しい 服だけでなく、空間の描写も美しくてシンとした空気を肌に感じる
    目に性差はないでしょ、という言葉が好き

    0
    2025年01月17日

    Posted by ブクログ

    千早さんの表現は五勘が鋭い、
    本当にその通りだなと思った。

    千早さんの小説からは匂いがする。
    その香りと共にお話を楽しめるなんて
    とっても贅沢。

    それから主人公が弱くても芯は強い。
    ただ力のない人ではなく、
    懸命に生きようとする過程で
    足元に何かが引っかかっている
    その強さがとっても素敵だと思い

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    プロットも秀逸だけど、構成もスゴい。ハイブランドやアンティークドレスに興味がなくても、全く問題なくのめり込んで感動できます。

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    作中の衣装たちが丁寧に描写されていて映像で見たいと思ってしまった。好きなものを好きと言える自分でありたいと思える作品

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    服が好きという共通点で繋がった人たちのお話。服は鎧。見せたい自分を作ってるし、守ってくれる。見せたい自分を見せることも、そこから一歩踏み出すことも、人生を輝かせる要素になる。服のディテールを表す文章が美しくて、それも好きポイント。物語そのものも面白いけど、この本を読んでいると服やファッションについて

    0
    2025年07月28日

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