【感想・ネタバレ】しろがねの葉(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

銀(しろがね)の光を見つけた者だけが、この地で生きられる――。父母と生き別れ、稀代の山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、石見(いわみ)銀山の坑道で働き始める。山に穿(うが)たれた深い闇に恐れと憧れを抱きながらも、そこに女の居場所はない。熱く慕う喜兵衛や、競うように育った隼人を羨むウメだったが、勢いを増すシルバーラッシュは男たちの躰(からだ)を蝕(むしば)んでゆく……。生きることの苦悩と官能を描く、直木賞受賞作。(解説・北方謙三)

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Posted by ブクログ

少女ウメの波瀾万丈な人生。カリスマ山師の喜兵衛に拾われ育てられ成長していくも、女の体になると穢れと言われ間歩に入れてもらえない。その後のウメの人生に、女性の強かさを感じた。

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2026年04月10日

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千早茜がこんな重厚な物語を紡ぐとは思わなかった。
石見銀山で生きた女、ウメ。
時代小説ではあるが、銀山での人間模様の根底は現在と大差ないのかもしれない。
とことん女として生きたウメの強さに引き込まれた。

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2026年03月26日

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2026年2冊目!一度読んでみようと思って数ヶ月、積本になってたが、読み終わって、はやく読んでおけばと思うほどの本でした。関ヶ原前後の石見銀山での話だか、情景描写が上手く、情景が直ぐ頭の中で描けるし、主人公の少女ウメの心の葛藤で物語に引き込まれます。
千早茜さんの作品は初めてですが、別の作品も読んでみようと思った。

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2026年03月17日

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過酷な炭鉱での労働を背景に描かれる愛の物語。主人公をそれぞれの形で守ろうとする男たちの姿が胸を打つ作品。

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2026年03月17日

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戦国時代末期の石見銀山で生きるウメの苦悩に満ちた生涯。
銀山で働く銀掘りの男たちの過酷な生き様。

400年以上も前の石見銀山の生活や山の風景が生き生きと描き出され、目の前に広がるように見える描写が本当に素晴らしいなと思いました。

生活のために、銀を掘り、命と引き換えに生きた人々、支えた家族。
命に抗えない重苦しい哀しさが読んでいてつらかったです。
今は世界遺産となった石見銀山。
そこには数えきれないくらいの病と哀しみがあったことを知りました。

いつか石見銀山に行きたいです。

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2026年03月18日

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幼い時、銀山の山師にひきとられ、銀を掘る男たちと生きるウメの喜び、怒り、悲しみ、苦しみを描く。
直木賞も納得の筆力。文章の密度が高い。

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2026年03月12日

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実写化されるなら喜兵衛は鈴木亮平だなと思う。
石見銀山に行きたくなる。
石見銀山の歴史を学びたくなる。
今まで興味もなかった場所に思い焦がれるような本に出会えてよかった。

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2026年02月22日

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夜目が効く、貧しい百姓の生まれの少女ウメの壮絶な人生を描く。
千早茜さんの作品を読むのは、「透明な夜の香り」に続き二作目。個人的に抱いている文章の印象は、ほの暗く淡々としているというものだが、話の展開が巧みで、つい先が気になってしまう。
今作はその静かな文章で描ききられた激動の人生、特に何に縋って生きていくのか、という熱いテーマが深く胸をうった。
「透明な夜の香り」があんまりささらなかったな〜という人にもぜひ読んでみて欲しい。おすすめである。

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2026年02月16日

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銀山で生計を立てていく人々の死と隣り合わせの生活を『ウメ』という主人公の女性を通して描かれた人生の物語です。

幼い頃に、両親と逸れ、遭難の中に出会った銀山の大男が、この少女の命を救います。幼い少女は、両親と落ち合うという希望も失いながら厳しい環境の中、逞しくなっていきます。口に出さない人としての優しさや包容力、また、本来の助け合いについてどんな物か感じさせてくれます。

ウメの様に切り替える逞しさって、現実的に今の時代必要かもしれませんね。

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2026年02月14日

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当時の銀山を取り巻く文化や人間模様は、なにか異世界に近い感覚でその世界に引き込まれしまう。その舞台で主人公に起こる数奇な運命は、決して綺麗な絵空事ではない圧倒的な現実感がある。襲いかかる過酷な現実に、立ち向かうというよりただただ持ち堪えている様な危うさが、彼女を含めた当時の人達全てに在って、それが繊細な文章で伝わってくる。命の尊さとかそんな事を考える余裕は今だからできる贅沢なんだと思わされる。

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2026年02月09日

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人間の業を感じた。石見銀山の史実を元にしながらも女性や山や銀掘の関係を生き生きとそして冷静で深く向き合いながら書いている。
夜目がきくウメと山師の喜兵衛は蛇の寝ござを始めとして生い茂る草木を見分け天気の変わり目の空気を感じ生命の息吹たる山の地脈と対話しながら銀掘を使っている。それが貨幣経済に頭を支配されて銀を富としか見ない権力者が管理するようになったら。途端に間歩はぽっかりと冷たく暗い口を開け銀掘たちはその闇に飲まれて黒い血を吐き胸を病んでしまう。それでも営みを続ける者たち。銀を生み出すこと、女であること、命を生み出すこと、血が繋がらなくても伝え繋がっていく者たち。
後半は隼人が血を吐き苦しんでいる描写が冷え冷えとして淀んだ気持ちになってしまった。ウメと喜兵衛の関係と後年に知った殺人の真相、銀山や隼人との家族たちとは別枠で特別なものだったと思う。

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2026年02月01日

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ものすごく濃ゆいウメという石見銀山で生きる女性の一生の物語。
富、権力、愛を求める人間の業が息苦しいほどに色濃く描かれていた。
四季折々の山の景色、銀を掘る穴の闇、冷たさ、人の肌の温もり、匂い、音など、五感が圧倒された。
生きること理、いろんな辛いことがありながらも何故生きるのか?何故生きようとするのか?そう問いかけられ、それでも逞しく生きる姿に胸が締め付けられる思いがした。

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2026年01月30日

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人の欲望が渦巻く銀山の間歩。銀色に色づく葉
そこに生きた一人の女ーウメーの物語。

喜兵衛の手下として、おなごとして、鬼娘として、間歩を歩き回った幼少期。
自分の女としての運命に振り回される青年期。
嫁として子を育てながら生きる、母親の時代。
隼人の最後を看取り、そのあとを生きる最後の時代。
そこに生きた一人の女ーウメーの物語。
子供の頃の情熱のような燃え盛る炎から、母親としての慈しみの炎まですべて、銀山という真っ暗闇の間歩を舞台に描ききっている。

情景描写や歴史背景も隙だけど、一番魅力的なのはやっぱり登場人物!!
主人公うの性格も好き。夜目が利くっていう能力?も応援したくなる。強く生きてほしい!!途中でひどいシーンでは怒りが湧いてきた。
喜兵衛は、優しさに力強さも備えていて、いい人すぎる!ウメへ愛情もすごく深い!
隼人との恋と関係性も好き!戦友だけど、恋人、夫婦っていう関係が好き。一途すぎだし、童の時からかっこいいし、成長してからの「おまえのためなら生きていける」は深く刺さった。
ヨキの冷酷な性格も、境遇や運命に振り回されずに生きてるのが泣けてくる。
最後の方に出てくる龍もウメへの優しさなどが感じられて好き!
菊もまさかの正体、美男子に驚愕してしまった!
強い女のおくにさんも好き!しかも、笛吹いている美男子が旦那さんっていう衝撃の事実。美男美女カップル萌。

すべて銀山に飲み込まれている雰囲気が好き。真っ暗闇に浮かぶ闇。

夜、しろがねの葉の元で読みたい一冊。

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2026年03月03日

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戦国末期の石見銀山を舞台に、幼くして父母と生き別れた少女ウメがたくましく生きていく物語。
銀で潤う町の様子とは対照的な、まっ暗闇の坑道「間歩」(まぶ)。
「信じるものがないとその闇は耐えられない」という喜兵衛の言葉から、そこに向かう鉱夫たちがどうやって自分を奮い立たせていたかを考えてしまいます。
時の鉱夫の平均寿命は30歳ほどだったとのことですが、そこに明るく健やかな女たちの存在は大きかったんだろうな。
間歩の闇に魅せられ、恐れたウメ。
目を覆いたくなるような酷い目にも遭い、胸にズシンとくる辛い場面も多いです。でも自分を見失わず、時にしたたかに立ち回るウメの姿に、どうか闇にのまれないでくれと願いながら読みました。
ツツジや血の赤、夕鶴の白いうなじ、にぶく光る銀、そして間歩や闇夜の漆黒など、色の描き方もとても印象的。
魅力的な登場人物も多いのですが、なんといってもヨキ。ヨキ何者。ヨキ気になりすぎる。ヨキに全部持ってかれた。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

描写が素晴らしくて、ウメと共にいるような感覚に何度か襲われた。
そのせいか少し息苦しさを感じるほど。
久しぶりにこういう重厚な作品を読んだかもしれない。

この方の他の作品も読んでみようと思う。

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2026年05月02日

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石見銀山で生きたウメの物語。直木賞受賞作。
分厚いわけではないのに、すごく重厚で、その時代、その場所にいるような没入感。
大河ドラマになりそうな濃密な人生(ウメはフィクションだけど)。
読み終えた後も余韻が残ります…

先に『マリエ』を読んだけど、雰囲気?テイスト?作風?が全然違ってびっくり。

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2026年04月29日

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千草茜さんは「透明な夜の香り」を先日読んだばかりで、こんな時代小説も書いているのは驚きだった。でもどちらもほの暗さとか匂い立つような描写が共通しているのかなと思った。関ヶ原の合戦前後の時代らしいが、物語に登場する男女たち皆情が深くてなんだか韓国ドラマの時代物を観ているように入り込めた。

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2026年04月25日

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ウメ、モテるね。理由は分かるよ。芯が強い女性だ。ラストスパートは、ウメの純粋さが分かった。私もウメみたいな妻になりたいと思いました。

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2026年03月31日

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著者の作品を読むのは2作目。直木賞ということは知らず表紙の美しさと時代に興味があって手に取った。前回は現代の調香師、今回は歴史物。リアルなもののけ姫というか、人が本当に生きている、そして死んでいく、という感じが感じられて一気に読んでしまった。喜兵衛を始めとした主人公を通り過ぎていく登場人物たちの描写も、映画になったらとつい考えてしまう。薦める相手は選んでしまうけれど面白かった。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

一言で言うと読んで良かった。

千早茜さんの作品が好きで
直木賞受賞作品は読んでおかねば
と思ったが、歴史ものは苦手…
難しい漢字、知らない単語も
多く調べながら読み進めた。

この時代の食べる、生き続ける事の厳しさ
現代では考えられない命の削り方を
ウメの一生を通して知る事が出来た。

愛する人が死ぬと分かっていながら
間歩へ送る事の辛さは計り知れない。

そして千早さんの描く男性はいつも魅力的。
喜兵衛も隼人も龍も真っ直ぐで優しく
そして強い。
現代の女性にも必要な強さを
ウメは持っている。



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2026年02月12日

Posted by ブクログ

早くも「今年の一冊」の候補になりそうな作品でした。登場人物それぞれ魅力があり、山や植物の風景、間歩の描写がリアルで引き込まれました。

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2026年02月11日

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戦国末期から江戸時代、石見銀山に生きる人々の生き様に没入。主人公ウメの眼差しを通して、その時代の個性豊かな人々の内面をリアルに感じることができた。ウメの夫隼人が銀掘の末路がたとえ死であっても、いや死であるからか、その生業が憧憬となり己の矜持となり、命を燦然と輝かせて死んでいくところが印象的だった。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

性を売り悲しく果てていく女性、性暴力を受ける女性、優れた能力を持っていながら職を制限される女性、女性に立ちはだかる困難は今の時代も変わっていないなと思う。

今作の主人公がこんなにも強く描かれているのは、それだけ女性には障壁や困難が多いことの現れではないだろうか。

多くの困難に遭いながら銀山という男性社会の中で女性性に抗いつつ、心を寄せる男性や子を思う姿それも限りなく女性である。

本に性別があるのなら、この作品は究極の「女」本だと思う。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

千早茜さんの文庫新刊。
こちらもずっと読みたかった作品♪‹‹‪⸜(*ˊᵕˋ* )⸝‬›‹‪⸜( *)⸝‬›‹‪⸜( *ˊᵕˋ*)⸝‬››♪

家族と生き別れ、山師・喜兵衛に拾われたウメは石見銀山の坑道で働き始める。石見銀山に魅入られた少女の生涯を描く圧巻の長編。

終始、間歩の暗さ、冷たさが漂っているかのような空気感だった。

女に産まれたために、望むようには生きられない。
こういう描写を読む度に、私は恵まれた時代に産まれたんだなぁと思う。
それも、世の中を変えようと抗った女性たちがいてくれたから。感謝しなくては。

生きることを諦める者もいる中で、真に望むようには生きられなくても、生きることを諦めず、強く逞しく生きていくウメの姿に胸を打たれた。
特にウメと夕鶴が対峙した場面では銀堀へのそれぞれの想いがひしひしと伝わってきて、胸にグッときたし、ウメの強さが際立っていたように思う。

そして、自らの定めを受け入れ、命尽きるまで懸命に生き抜こうとする銀堀たちの生き様にも胸を打たれた。
銀堀と女郎の命の儚さが、物悲しい。

生きること、愛すること、生を繋いでいくことの喜び、尊さ、厳しさ、哀しさ、醜さが凝縮されたような重厚な作品だった。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

肺を病み、死んでゆく銀堀達と残される女達。
凄く厳しい世界だった。
龍の「足掻きましょう。無為に思えても。どこにも逃げられはしないんです」という言葉が、凄く心に残った。
石見銀山に行ってみたくなりました。

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2026年05月07日

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世界中でありとあらゆるものが命を削り採掘され我々は生きていけるがそれによる争いが絶えず永遠に平和は訪れない。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

石見銀山を舞台にした女性視点の物語。

男性を支える女性、という単純な話ではなく、真の強い主人公の女性としての葛藤や、幼少期から大人になるまでの成長が緻密に書かれていて圧倒されました。

多くの犠牲を伴って隆盛と衰退を経た石見銀山。行ったことがないので、いつか必ず行ってみたい。

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2026年04月22日

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重たい。
ウメは女でも手子だと胸を張ったものの、間歩に入れず銀堀にはなれなかった。菊は男でもウメの覚悟を見て、おなごの恰好で踊れるようになった。
男たちは死んでいく。生きたいと願った夕鶴は首を吊った。ウメは生きたけれど、間歩へ還ることを望む。
楽しそうにも思えない過去の景色が鮮烈なのはなぜだろう?
何か拠り所があれば、逃れられない業の中でも生きていけるのか?

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2026年04月01日

Posted by ブクログ

山の描写がいい。

本当に山んなか走り回ってる気になる。
走り回ったりなんかはできないのに。
ウメになりきる。
本当気持ちよくって、なのに、こうもどかしい。
ウメの気持ちが痛いほどよくわかる。

そんなことが一番で、あとはー
面白いんだけんどもな。
↑ウメになる

あらすじでは、
生きることの苦悩と官能を描く直木賞。
と、なってるでな。

ま、そだわな。

ウメの一生が走馬灯のように駆け巡る一冊でごんす。

なんだかな。
なんだろ、ウメ。無駄にモテる。笑

あとはーなんだろ。んーなんだろー

解説が北方謙三で大興奮!
すごいよなぁープロが解説したらこんな紹介になんだなぁーって、思って読んだが、言ってることかっこよかったけど、ちょっとわからんかったでな。
↑ウメ

ウメに乗り移られる本。

#しろがねの葉
#千早茜
#2冊目だった!
#⭐️3

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

この作者さんの既刊をボチボチと読んでいく、の6冊目。
今回は直木賞を受賞されたこの本で。

夜逃げの途中で家族とはぐれ、山師の喜兵衛に拾われた少女ウメ。夜目が利くのを頼りに、女だてらに銀掘になろうと間歩(坑道)の中で働き出す…という出だし。
喜兵衛とウメ、加えて喜兵衛に従うヨキの銀山での日常が描かれる前半では、銀を掘る仕事やそこで働く銀堀たちの姿が描かれ、山の深さや間歩の暗さ、風の爽やかさや土の湿り気、水の冷たさなどの描写も染み渡る。
男ばかりの間歩の中での、女であるが故の窮屈さが、ウメが女を感じさせるようになるとともに増長して、物語の後半では、好きに生きたいように生きられないウメの半生が積み重ねられる。
男は命を削って銀を掘り、女は子供を産んで銀堀に育てる、という銀山での宿命というべき生き方がなんとも…で、時代の変化の中で生き様を閉ざされた喜兵衛や死ぬと分かっていて間歩に向かう隼人をはじめとする男たちの姿が遣る瀬無い。
一方、銀山での宿命や女であることのしがらみに直面し続けたウメではあったが、多くの死を見送りながらも彼女なりに抗いながら生きた姿が哀しくも逞しく、異国に出自を持つヨキや龍、男でありながら女として生きる菊など“異端”とされる者たちの存在感が印象深い。

とまとめてはみたが、物語に込められたであろう重厚且つ深遠なテーマを十分咀嚼したとは言えない読後感ではある。

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2025年11月01日

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