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下町の西洋菓子店を舞台にしたキュートな連作短編集 下町の西洋菓子店の頑固職人のじいちゃんと、その孫であり弟子であるパティシエールの亜樹。甘やかで、ときにほろ苦い連作短編集。 フランス菓子作りを修業したパティシエールの亜樹は、 菓子職人の祖父のもと、下町の西洋菓子店「プティ・フール」で働く。 女ともだち、恋人、仕事仲間、そして店の常連たち―― 店を訪れる人々が抱えるさまざまな事情と、それぞれの変化を描く連作短編集。 巻末にパティシエール・岩柳麻子との対談を収録。 解説・平松洋子
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Posted by ブクログ
おじいちゃんと孫娘が主に経営している、昭和のおもかげを残す商店街にある西洋菓子店が舞台の短編集。甘くて美味しそうなお菓子は出てくるが、それに絡めた人間関係や恋愛模様が結構ドロドロしていた笑 ネイリストや弁護士の仕事の様子も丁寧に書かれ、社会科見学できない意味で勉強になった。
初めて読んだ千早茜さんの作品。 食べ物の表現が素敵で、食べてみたいスイーツが沢山出来た。 この人の文章が好きで他の作品も読み漁ってしまった。
生きるためには「食」が必須だけれど、お菓子の優先順位は低いように感じる。 ただ摂取するためだけの「食」ではなく、人に「うまい」と感じさせるお菓子があるということは、それは人生を豊かにするという意味なのではないかと思う。
出てくるケーキは本当にキラキラとしていて美味しそうで、果物の食感が苦手で私には食べられないケーキが多いのだけれど、食べたような気持ちになった。亜樹のケーキのような刺激的なケーキが好きだけど、じいちゃんのシュークリームが美味しそうで美味しそうで、今すぐにでもシュークリームが食べたい。たっぷりのクリーム...続きを読むを吸うようなシュークリームが
でも、そんななくてもいいものにあたしは今まで生かされてきた。それがあたしを強くしてくれた。あたしにはあただけの世界があって、そのおかげで今こうして立っている。?自分を卑下しても、自分が好きになったものを否定しちゃダメだ。っていうミナのセリフだいすき
洋菓子をテーマにした甘いだけの作品かと思っていましたが、良い意味で裏切られました。 甘美で少しほろ苦く、時々どきっとするほど官能的な大人のための連作短編集です。男女問わず、スイーツ好きな大人の方にぜひおすすめしたい一冊でした。 特に印象深かったのが、作中で語られる「クリームの科学」についての表現で...続きを読むす。クリームは、二つ以上の脂肪球がぶつかり、溶け合い、繋がってこそ、ツノが立つような理想的な形になる。けれど、混ぜすぎると崩壊してしまう。 夫婦関係はもちろん、様々な人間関係に当てはまる深い比喩だと感じました。お互いを知ろうとしなければ一緒にはいられない。でも他人だから、完全に一緒にはなれないし、それでいい。その絶妙なバランス感覚は、まさに繊細な洋菓子そのものだと腑に落ちました。 千早茜さんならではの五感に訴える表現も本当に素晴らしいです。 「優しい黄色の皮に歯をたてると、生クリームがあふれでてくる。吸いついてクリームを飲む瞬間がたまらない。甘い幸福がとろとろと身体に流れ込み、脳を満たしていく。クリームと柔らかいシュー皮、単純な味に安心する。」このシュークリームの描写には完全にやられてしまい、読んでいる間、何度シュークリームを欲してしまったことか…この読後感を携えて近所の洋菓子店に行ってみようと思います。
千早茜さんの作風の持ち味は、読み手の五感にストレートに訴えるところにあると思う。今回は、洋菓子についての描写がふんだんに盛り込まれていて、目の前にシュークリームやお洒落なケーキが浮かんで、読み手は想像上のおやつを堪能できる。 じいちゃんと主人公の亜樹はパティシエの師弟関係。じいちゃんが亜樹やその...続きを読む周りの人々に時折かける言葉が金言でそこに作者の熱量を感じた。再読したい作品。
甘いものが大好きだからずっとわくわくしながら読んだ 千早茜さんの香りを題材にした本を読んだ後に読み始めたから、甘い香りを想像しながら読むのが楽しかった プティ・フールって言葉を知らなかったけど、ちいさなスイーツの集まりだって知って、絶対可愛いに違いないと思って画像を調べてみた やっぱり私は、小さ...続きを読むくて可愛くて、キラキラしたものが好きなんだなぁ 甘いスイーツだけではなくて、結婚の話とかも組み込まれていてリアルさがあった 昔ながらのショートケーキが無性に食べたくなった
昔ながらのケーキが並んでいる西洋菓子店「プティ・フール」。店主の孫のパティシエールの亜樹を軸にした6篇の連作短編集です。片思いをテーマに書かれた話の中には、数々のケーキが出てくるのですが、読み終わったのが夜でよかった…これ昼間だったら絶対にすぐ買いに走っただろうなぁと思うほどに、千早さんのケーキの表...続きを読む現が素晴らしい。 パティシエだけではなく弁護士やネイリストの世界にも触れているので、すごく面白かった。 久々の千早さんでしたが、やっぱりこの人の文章は好きだなぁと実感しました。
独占欲、嫉妬、男女のすれ違い、不安や焦燥感、憧れや一途な恋心、隠し味の秘密を詰めた宝石箱みたいな菓子作りの話 色や香りで心情を描くことに長けた千早さんが、味でもそれを成し遂げてる 皆スイーツに救いを求めてるよね 甘い物が食べたくなる
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西洋菓子店プティ・フール
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千早茜
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