海岸通り

海岸通り

小説・文芸
1,500円 (税込)

7pt

【第171回芥川賞候補作】

踊る、それがわたしたちの自由

海辺の老人ホームに集う女たちのゆるやかなつながり。
いま最も注目される新鋭の最新作。

「これってフツー?」
「わたしの中じゃね」
「クズミさんのフツー、ちょっとヘン」(本文より)

海辺の老人ホーム「雲母園」で派遣の清掃員として働くわたし、クズミ。
ウガンダから来た同僚マリアさん。
サボりぐせのある元同僚の神崎さん。
ニセモノのバス停で来ないバスを毎日待っている入居者のサトウさん。

さまざまな人物が、正しさとまちがい、本物とニセモノの境をこえて踊る、静かな物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    海岸通り
  • タイトルID
    :
    1621709
  • ページ数
    :
    128ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年07月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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海岸通り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    クズミさんを丁寧に嘘なく書いておられるような、クズミさんってほんとうにいるんだなと思えた。こう言うだろう、こう展開するだろう、って勝手に思うけど結局そうはならない。確かに、クズミさんならそうなるだろうと納得させられる。でもクズミさんを説明しようとすればするほどわからなくなる。なんて生きるのは辛いのだろう。

    0
    2026年02月11日

    Posted by ブクログ

    読みづらさ、わかりにくさと、自分好みの言葉使い・表現、声を出して笑ってしまうようなユーモア(ギャグ)が同居してる
    自分好みの小説

    主人公はちょっとひねくれたものの見方をする、それが一人称で語られるから、ひねくれ方が存分に楽しめる

    とても気に入りました

    0
    2024年12月17日

    Posted by ブクログ

    日本は修羅。もういっぱい問題ありすぎてどう語ったらいいかわからない。この物語はその修羅を静かに激しく語っている。

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    「噓つき姫」で一躍有名となった坂崎かおるの最新刊。文學界2月号掲載の作品がもう出版されることから期待が大きいことが伺える。本には赤い帯が付いていて、芥川賞候補作と書かれている。御本人のnoteを見たけど、この様な地味な作品が候補作にノミネートされたのを意外だと感じているようだ、謙遜かもしれないけど。地味、確かに奇抜な文体でもなく、社会に切り込むといった意欲作という訳でもない、もう至って落ち着いた作品。登場人物が激昂する場面もなく、最後まで単調に穏やかに常に距離感を保つ人の結びつきが心地良い。最近の映画界ではこの様なテイストの作品がいろいろな所で話題となっている。例えば役所広司で言えば、「perfect days」とか「すばらしき世界」の様な落ち着いた世界観(ライバルの尾崎世界観ではない)が脚光を浴び、それが芸術として評価される。こういった流れの本流にこの「海岸通り」が存在感を持って光っているものと思う。ただ逆に、「海岸通り」を映画化する際には、意外なキャスト、意外な脚色、追加エピソードが必要となるかもしれない。一応、映画の場合、興行性が求められるので。

    なんとか結果発表前に読み終えることができた。最近、話題に走りがちな芥川賞の傾向とは距離が離れているのかもしれないが、本日(2024/7/11)の結果発表にはとても期待している。

    0
    2024年07月11日

    Posted by ブクログ

    短めの小説だったので、あっという間に読み終わってしまった。
    でも、とても静かで心地の良い文体、坂崎さんのリズムで紡がれる文章は、読むほどに心に馴染んでいく

    何が正しくて、何が正しくないのか。何が普通で、何が普通でないのかを、問いかける作品
    老人ホームの清掃員クズミ、同僚のマリア、そこに住むサトウ。他の人たちにも、それぞれに正しさがあり、普通がある。
    正解はなくて、でも自分が正しいと思ったことをやり抜いてみる。穏やかな文章の中に、静かな熱い感情をしっかりと感じられた。

    「海岸通りのバス停」という言葉がピッタリ素敵にハマっている。
    この老人ホームや街並みが、緑の匂いと海の潮の香りとともに頭の中に鮮やかに浮かんでくる。繊細な表現が本当に美しくて心地よい。
    坂崎さんの文章は、いつ読んでも大好きだなぁ、

    0
    2026年08月19日

    Posted by ブクログ

    何がふつうで何がふつうではないのか?
    何が正しくて何が正しくないのか?
    老人ホームの住人とそこで働く人々とのやりとりを通じて問われる。
    綺麗な海の情景とポカポカした日の庭のイメージが思い浮かんでほんわかしそうになるが、それを裏切られる作品。

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    読み易く、よく考えられて、ユーモアのある文章。主人公は介護施設の清掃に派遣されてる久住さん。久住さんを、そしてこの小説を、端的に表す一文。「ニセモノにはニセモノの意味があり、矜持がある」。

    0
    2026年06月23日

    Posted by ブクログ

    こんなに軽やかに、物語を語れるなんて…!
    主人公も、ウガンダ人も、おばあさんも日常の中の交流が良かった。
    最後よく分からなかったけど…

    0
    2026年03月17日

    Posted by ブクログ

    私もみんなもきっと正しくはなれない、一生。
    だから正しくなくてもいい。
    正しくない自分を抱えたまま海を眺めよう。と思えた。

    100%クリーンな人もいないし、何でもできたり何でも一所懸命やったりすることが普通じゃない。
    人に助けられた時に感謝することだって、当たり前じゃない。
    それでも大切な人を大切にしたいと思ったっていい。
    全然正しくないことを自覚している全然正しくない主人公が、なぜだかいとおしかった。
    清廉潔白じゃない上で輝く「大切にしたいと思う気持ち」がリアルで好きだ。

    静かにせつない。
    キラキラ綺麗なわけじゃないけど、でも海岸の波音が聞こえてくるような、まさに「海岸通り」なお話。

    0
    2026年02月11日

    Posted by ブクログ

    現代のどこかで起きていそうなことを巧みに切り取った小説。
    出てくると人達が本当にいそうで、体温を感じる。

    0
    2025年12月30日

海岸通り の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    海岸通り
  • タイトルID
    :
    1621709
  • ページ数
    :
    128ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年07月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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