転の声

転の声

1,599円 (税込)

7pt

【第171回芥川賞候補作】

「俺を転売して下さい」喉の不調に悩む以内右手はカリスマ“転売ヤー”に魂を売った!? ミュージシャンの心裏を赤裸々に描き出す。

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転の声 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    価値、プレミア、雑すぎる括りなんだなと。
    集団心理の危うさ、人間の無意識の醜さのようなものを覗いてしまい、自分がその1部だと思うことが辛かった。

    主人公の心情がこれでもかと言うくらい事細かに書いてあり、リアルな苦しみが息苦しい。自分に言われているような、自分が言っているようなそれは、共感ではなく、

    0
    2025年04月15日

    Posted by ブクログ

    著者自身が現役のバンドマンだからボーカルの心情とかライブの現場の描写とか物凄くリアルで…ライブに行きたくなるなあ、もちろん"定価"でチケットを買って。

    0
    2024年10月25日

    Posted by ブクログ

    転売がある種プレミアという価値観となり横行する世の中で
    声がうまく出せなくなったバンドマンが自分の声を転売してほしいと転売ヤーに提案する。

    すごい名前の著書だと思ったらクリープハイプのボーカルの方だった。本当のバンドマンが書くライブや転売の見方や
    チケットを買う側ではなく売る側の目線が面白くて「転

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    読む手が止まらない。読後はほとんど放心状態になるほど、私にとって衝撃作だった。とにかく描写がすごい。クリープハイプの楽曲にも通ずるような、独特の比喩がたまらない。展開は率直に怖かった。それはホラーということではなくて、人間の心理が恐ろしかった。パラダイムシフトに狂気の片鱗を見たような気がした。もう一

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    音楽を取り巻く環境を、現実にそのど真ん中にいる作者が書くから説得力がありすぎる。トンデモ展開で笑っちゃうしパワーワード満載(カップル系転売ヤーには参った)でずっと笑いが止まらない。ライブシーンでの観客のノリや視線、野次など本人の思いが代弁されているのでは?との推察もできるし、いまのフェス飽和シーンの

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    転売でチケットにプレミア付ける時代とか怖すぎる。私の世界も、チケット買ったのにあえて行かずに無観客にするのがエモいとかなったらどうしよ。てか主人公が自分のバンドメンバーに熱がないのが一番ヤバいよね。

    というか物販売上が1番次に繋げるために大事なんだから、『転の声』的転売デストピアは来てはならないで

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    著者のライブに行き、歌声にがっかりした経験があるので、思うように歌えない主人公と著者が重なり、自覚があったのかと想像して嬉しくなった。しかもそれを小説のネタにして昇華しているとは!と可笑しくもあった。
    プロの転売ヤー団体が存在したり、無観客ライブムーブメントなどが巻き起こるユニークな世界観の中にも、

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    ***
    【転の声/尾崎世界観】
    ************************************************
    舞台は、ライブチケットの転売が市民権を得ている社会。
    バンドのフロントマン以内右手は、不安に追い詰められ、
    自分達のチケットにプレミアを付けるべく、
    カリスマ“転売ヤー”

    0
    2025年01月21日

    Posted by ブクログ

    本当にTwitter、Xを読んでいるかのよう

    普段小箱でライブをしているけどフェスにも呼ばれるバンド、ファンのほとんどが女性客

    このバンドがどういうバンドか容易に想像できて苦しくなるリアルすぎる。

    自分の好きなバンドはこの世界だったら転売についてどんな方針で活動するんだろうって気になった

    0
    2024年10月26日

    Posted by ブクログ

    承認欲求が転売のプレミアとして捉えられる世界の話。配信もない、バンドが舞台にもあがらない無観客ライブという破綻した形態に行き着くところが承認欲求の究極形ということか。そこまで非現実的とも思えなくさせるところがさすが現役バンドマンだし小説家としてもうまいと思った。

    0
    2025年11月08日

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