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大手デベロッパーのIR部で勤務する松永光弘は、自社の高層ビルの建設現場の地下へ調査に向かっていた。目的は、その現場について『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめること。異常な乾燥と、嫌な臭い――人が骨まで灰になる臭い――を感じながら調査を進めると、図面に記されていない、巨大な穴のある謎の祭祀場にたどり着く。穴の中には男が鎖でつながれていた。数々の異常な現象に見舞われ、パニックに陥りながらも男を解放し、地上に戻った光弘だったが、それは自らと家族を襲う更なる恐怖の入り口に過ぎなかった。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年12月16日
初めはどんな本が検討もつかず、題名が気になり手に取りましたが、読み終わった時には正直良い意味で二度と読みたくないと思いました、笑
怖い話を読むのは初めてだったのですが、読んでいる間はずっと背筋が凍る感じがずっとしていました。
表現がリアルかつ細かく書かれていたのでかなり怖かったですが、読んでいてとて...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月03日
久しぶりの分厚い本だったが一気に読んだ。骨灰のタイトルの通り、そして表紙の通り、見えない何かの恐怖と謎の空間と儀式の恐怖、いろいろな恐怖を感じつつ読み進める手が止まらなかった。現地調査に行った男やその家族の身に降りかかる様々なこと、焼けたニオイなども実に分かりやすい描写で想像できるので、より恐ろしさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月03日
始めの数行で、もう、既に怖い!
どんどん、深い地下に潜っていくたび、読んでいて、息が止まりそうだった。
東京は、震災や空襲で、たくさんの人が亡くなったことはよく知っていて、たくさんんの暗渠があることも知っている。
ホラー的には、
死んだ父親?に翻弄される、主人公の行動。
骨灰がまとわりつくあたり...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月03日
祟りを信じるか
江戸時代から戦後にかけて東京は地中深くどこでも大火、戦争の後の屍があったとしても不思議では無い。都心での建設ではまさに土壌深くをも調査しすることで始まるが、その地鎮祭などを仕切る企業が人柱を侵した事で奇妙なミステリーが始まる小説だ。現代、その慣習は続いており不気味な何かが起こっても不...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月19日
面白かった!怖かった!
霊的な怖さは勿論なのですが、主人公の幼い娘に危険が及ぶのではないかと気が気でなかった。
一度祟られると自分では正しい事をしているつもりが、どんどん墓穴を掘る行動を取ってしまうんだなぁと思い知らされた。
途中、何人ものホームレスを祭祀場に連れて行ってしまった時には「これでハッピ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月13日
建設現場の地下深く、何かとてつもなく恐ろしいものが潜んでいる。
設定が面白く、初めはグイグイ引き込まれました。
主人公のすむマンションにその何かが近寄ってくる描写、映像がはっきり浮かんでとても怖かったです。小池真理子さんの「墓地を見下ろす家」がとても好きなのですが、それを思い出しました。
途中、主...続きを読む
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