朝比奈秋の作品一覧

「朝比奈秋」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • あなたの燃える左手で
    某本紹介インフルエンサーの方の紹介で気になって手に取った本です。
    自分の勉強不足で、途中まで読むのが少しキツかったのですが、読み切れたことで、自分の狭い世界が一回り広がったような感覚を覚えています。

    キツかった理由、それは自分が日本で生まれ育った生粋の日本人であるからに違いありません。
    隣接する国...続きを読む
  • 私の盲端
    『私の盲端』の方は凄かった。
    人工肛門についての
    えげつないぐらいの引きつけで、読者の方が「こんなに興味持ってしまっていいのだろうか」と思うほど書き表している小説だった。

    『塩の道』は、いくら朝比奈さんがお医者さんとはいえ
    漁村の医療を見てきたのかと思うほどのリアルさを感じた。
  • 植物少女
    植物人間という言葉の響きは、若い頃はとても忌避的に感じていた。植物が人間よりも遥かに尊い生き物のように思える今では、この小説で描写される植物人間への畏敬も朧げには理解できる気がする。慣れてないと良くも悪くも特別視してしまうけど、本書の主人公の場合は物心がつく前から植物人間との触れ合いがむしろ日常だっ...続きを読む
  • 植物少女
    三島由紀夫賞受賞作品。自分が産まれてからずっと母が植物人間だったら?母にどんな感情を抱くだろうか。一度も外にでられずとも、ただそこで生きているのはどんな気持ちなんだろう。知らない世界をまた一つ知ることができた。
  • あなたの燃える左手で
    こんな小説は初めて読んだ。
    誤診で切断された左手。つなぎ合わされた白人の手が、自分を侵食していく。自分の体はそれを受け入れ、また拒否する。
    移植の話だったのに、それはいつしか文化や民族の受容の変容とは何かという話へと移っていく。
    舞台はハンガリー。執刀医はハンガリアンのナショナリストのゾルタン医師。...続きを読む

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