植物少女

植物少女

799円 (税込)

3pt

自身を産んだ際に植物状態になった母親へ会いに病室へ通う美桜。意思もなく、大人に成長していくなかで、次第に親子の関係性も変化していき─唯一無二の母と娘のありようを描く。第36回三島由紀夫賞受賞作。《解説・河野真太郎》

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植物少女 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    素晴らしかった。最近読んだ中でも群を抜いて好きな作品だった。生と死という境界をあらゆる角度から立体的に描かれていた。病室という空間、息、周りの人々、鼓動。空っぽの中に注いでいく美桜。素晴らしかった。

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    母と娘との静かな会話

    物言えぬ母とのなんとも言えない会話

    この作者だからこそ表現できた作品。

    もっと読んでみたくなる作者ですね。


    ぜひ〜

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    植物状態の母の横で娘は日々成長していく__
    病室という閉ざされた世界で、2人だけの秘密のような時間が積み重なる。意思疎通が出来なくとも、怒りも愛もぶつけ合うことはできるのかもしれない。
    『お母さんはどんな人だった?』その問いへの答えが心を掴んで離してくれなかった。

    花の盲端は途中リタイヤしそうにな

    0
    2025年08月15日

    Posted by ブクログ

    「わたしにとって、母は会いに行く人物だった。」

    著者の朝比奈さんは現役の医者。
    家族を除けば、
    植物状態になってしまった人物を、
    長期間にわたって見つめることができる、
    唯一といってもいい立場。

    そこから見た、家族模様。

    娘の成長。
    父の逡巡。
    母の生と死。

    他家族との対比。

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ


    装丁に惹かれて購入してしまった一冊

    こう、上手く共感もしきろうにもしきれない、
    こういう病気モノは実体験してるかどうかが
    とても大きな鍵になってくると思う。
    少なくとも、この小説に救われる人は多い気がする。

    なんとも表現し難い、
    登場人物の苦しさがジワジワと伝わってくる。
    どのような状況下でも

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    見てはいけないものを見たような、なんとも形容しがたいお話でした。
    共感できるような境遇じゃないものの、生々しい感情が散りばめられてるなと感じた。

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    題材が題材だけに“共感”を得ることはなかった。
    人の想いの奥底にある“何か”を感じとれれば良かったんだろうけど、私にはわからなかった。

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    話の内容は、共感するには難しいものであったが、生きるとは何か。自分にとって相手がどんな存在であるのかということを非常に考えさせられた。
    病室で半生を生きることになった母と、そこに向き合う娘の姿。静かだが、誰よりも全力で人生を歩んでいるようにも思えた。

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    手のひらの温もりとその静かな呼吸は、肯定も否定もせず、あるがままに受け止めてくれるもの。
    植物状態の母しか知らない美桜だからこそ、物心ついた頃から、2人だけのやり方でコミュニケーションを取り、唯一無二の関係性を築いて来た。
    それは、社会的には普通ではない親子関係だと言われるだろうし、可哀想に思われる

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    読んだ後、植物状態と脳死と昏睡状態の違いについてネットで調べてみたり、自分があるいは身内が植物状態になる状況を考えてみたりしている。

    例えば自分が交通事故にあって植物状態になったとして、それは自分だと言えるだろうか。今の私と地続きの存在だと言えるだろうか。自分はちゃんと生きていると言えるだろうか。

    0
    2025年08月23日

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