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周りからは一人に見える。でも私のすぐ隣にいるのは別のわたし。不思議なことはなにもない。けれど姉妹は考える、隣のあなたは誰なのか? そして今これを考えているのは誰なのか――三島賞受賞作『植物少女』の衝撃再び。最も注目される作家が医師としての経験と驚異の想像力で人生の普遍を描く、世界が初めて出会う物語。
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Posted by ブクログ
杏と瞬がどのような人間なのか口絵が欲しい…と思ったのが本音。しかし、どの部分でどう違うのか、2つあったり、肥大している臓器の描写が今後どのように生きてくるのか。想像は人それぞれになるところが面白い。杏と瞬、見た目は1人の少し歪な人間なのに、意識は2人分。多重人格ではなく、身体があるところ、意識と身体...続きを読むは一体なのかという哲学的な問いが陰陽図と表現されていた。陰陽図、授業で出てきて、ペプシのロゴみたいだなぁと思っていたのでタイムリーで既視感あった。凹凸が上手く噛み合い、白と黒、表裏一体のような関係。サンショウウオという題名から、魚が出てくるのかなと思ったが、伯父の勝彦も父の若彦を体内に魚として飼っていた。相手が死んだら自分も死ぬのか。自己が亡くなることが死なのか。1人は孤独だと言うが、孤独が嫌なら2人分の意識を植えれば良いのか。でも、自分で決めたい。なんという身勝手な生き物、人間。最後に祖母に抱きしめられた回想のところは私も祖母との記憶が蘇り、久しぶりに会いたくなった。熱にうなされ、藻をかき分けて池に入っていく瞬。段々サンショウウオになっていく描写なのかと人魚のようなイメージを抱いた。自分の身体は自分の意識でしか生きられず、死ぬという定義はあるものの、突き詰めると死とはなにか、生きるとはなにかという問いに繋がっていった。
結合双生児であり、一つの身体を共有して生きる姉妹。思考や記憶を共有する2人の日常とは。 とにかく引き込まれた。彼女達が実際に存在しているように思えたし、目の前で生きている姿を見せてくれた。 思考や記憶は混じり合う中でも、意識だけは混じらない。どれだけ体を重ねても意識までは一つにならない。意識とは...続きを読む誰のものなのか。意識があって体があるのか。体があって意識があるのか。 そんな答えのない問いを考えさせられる。
結合双生児の姉妹。胎児内胎児だった父。 肉体の境目、意識の境目は、はっきりしているようであやふやな時もある。 精神や意識は、どこにあって、肉体が消失したらどうなってしまうのか。 考えさせられた。
「単生児」という表現や、肉体と意識、自己、陰陽魚など、新しい視点をもたらしてくれた作品。自意識はともかく、周囲の受容のしかたにも当然濃淡があって面白い。
【2024年上期(171回)芥川賞】 一つの身体に宿る二つの意識、意識とは何か? 伯父の死をきっかけに 自分たちの存在意義を確かめ合う。 どこか優しさあふれる作品と。
第171回芥川賞受賞作です。 技巧的な部分が高く評価されているようですが、私はそういったところは全然分からず…ですが、とても面白く興味深く読みました。 胎児内胎児を父親に持つ結合双生児のお話です。頭も身体も一つを共有するという極めて珍しい結合双生児の杏と瞬の姉妹が主人公です。 意識とは何か、二人で身...続きを読む体を共有するとはどういうことなのか…この辺りの描写がとても面白かったです。一つの身体に意識が二つあるというのは想像もできない不思議な事象に思えるのですが、二人からしてみたら自分の身体を自分だけのものだと考えている私たちこそが、何言ってるの?的に思えるという…。普通とは何かということを考えました。
頭がいい人の文章だ!よくわかんない!とバカな感想を持った。でもつまらないわけではなく、特に終盤は一気に読んだ。 読み終わって寝ようと横になった時、このまま死ぬかもしれないのは双生児も単生児も変わらないなとパッと浮かんだ。作中でも、月が出てなければ父親もドブ川から出れず死んでいたかもしれない。 生と死...続きを読む、自我と非我、分けているのは薄皮一枚で、結局ぜんぶ危うく曖昧。何が違おうがなんでもそう!と思わせるような本だったなあと思う。
サンショウオという小さな生き物の死と、人間の死、そして医療によって引き延ばされる「生と死の境界」が重ね合わされて描かれます。語り手は、治療・延命・看取りといった現実の中で、「本当に死んだと言えるのはいつなのか」「死はどこで区切られるのか」という問いに直面します。 四十九日という、日本的な弔いの時間...続きを読むは、単なる宗教的慣習ではなく、生きている側が死を受け入れるための猶予期間として描かれます。その間、死者(あるいは死んだはずの存在)は、記憶や感覚の中で何度もよみがえり、完全には消えてくれません。 作品全体は淡々とした文体で進みながらも、 •医療の冷静さ •命を扱うことへの違和感 •生き残った者の罪悪感や戸惑い がじわじわと読者に迫ってきます。 ・・・・・・ 死を“一瞬の出来事”ではなく“続いてしまう時間”として描いた点が、 芥川賞らしい現代性として評価されました。 との事。 ・・・・・・ いかにも芥川賞受賞作品だなぁ。 今までの小説で感じたことの無い、状況?感覚? 双子の姉妹が1つの身体に存在し、それぞれに意識がある状態で語られている。 どんな感覚なのか理解できないが、その稀有な状況で人の死を表現したという新しい感覚が評価されたのだろう。確かにこんなこと考えたこともないぞ! 文章量としては少ないのですぐ読み終えました。 ・・・・・・個人的トピック 編み物第2弾 自分のニット帽 初めて縄編み模様に挑戦中。 縄編み棒なるものも初めて使って、四苦八苦しながら編み進めていて、1作目の旦那ニット帽では、あれほど編んでは解きを繰り返したのに、今回は、全部解きは、1度もない。 途中まで少し解くはあるけど。( ̄▽ ̄;) それでも自分なりにかなり慣れてきた感はある。 縄編みの箇所になると息が止まっているので、慌てて息をする。意識しないと死ぬかもしれないくらい息を止めて、見えづらい編み目を確認するのだ。しまったことに、今回毛糸がネイビーなので見えない見えない( ⌯᷄௰⌯᷅ ) 初心者は明るい色彩の毛糸を使うべきなのだなぁ。 通りで見本は明るい色が多い訳だ。 でもその代わり、出来上がりは、正直に丸わかりとなる。下手さがそのまま出る。ꉂ(ˊᗜˋ*) 半分くらい編み終えたので、先は見えてきた。 だいぶ楽しい♡ 次のブランケットへ進むのも時間の問題かも。 編み物に時間かけている分、読書量が減った。 まぁ仕方あるまい(*´罒`*)
作者が医師というだけあって、不思議と違和感なく読めた。主人公ふたりの思考が入り交じる場面は、やや混乱したけど慣れると興味深く読めた。終盤は思いの外平坦な閉じ方で、少し物足りないかも。
第171回芥川賞受賞作。 インパクトのある設定だったが、父親と伯父の設定にも驚く。 想像していたモノとは異なり、物語自体は淡々と進む。 私とわたし、主語が入れ替わるごとに姉妹の思考が入れ替わる。 2人の過去の出来事や記憶が思い起こされ、両親は当たり前のように2人を感じ取り、1人がもし亡くなったらど...続きを読むうなるのか…… 何となく姉妹の片方は伯父に似、もう片方は父に似ている気も。 意識はすべての臓器から独立しているのかどうかなど、哲学的要素もあり、ただラストは物足りないような、これでいいような、不思議な読後感。 最初のインパクトが大きすぎて、朝比奈秋作品なら、他のものの方が、とも思う。
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