サンショウウオの四十九日

サンショウウオの四十九日

1,870円 (税込)

9pt

周りからは一人に見える。でも私のすぐ隣にいるのは別のわたし。不思議なことはなにもない。けれど姉妹は考える、隣のあなたは誰なのか? そして今これを考えているのは誰なのか――三島賞受賞作『植物少女』の衝撃再び。最も注目される作家が医師としての経験と驚異の想像力で人生の普遍を描く、世界が初めて出会う物語。

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サンショウウオの四十九日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    結合双生児の姉妹。胎児内胎児だった父。
    肉体の境目、意識の境目は、はっきりしているようであやふやな時もある。
    精神や意識は、どこにあって、肉体が消失したらどうなってしまうのか。
    考えさせられた。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    「単生児」という表現や、肉体と意識、自己、陰陽魚など、新しい視点をもたらしてくれた作品。自意識はともかく、周囲の受容のしかたにも当然濃淡があって面白い。

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    作者が医師というだけあって、不思議と違和感なく読めた。主人公ふたりの思考が入り交じる場面は、やや混乱したけど慣れると興味深く読めた。終盤は思いの外平坦な閉じ方で、少し物足りないかも。

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    第171回芥川賞受賞作。

    インパクトのある設定だったが、父親と伯父の設定にも驚く。
    想像していたモノとは異なり、物語自体は淡々と進む。
    私とわたし、主語が入れ替わるごとに姉妹の思考が入れ替わる。
    2人の過去の出来事や記憶が思い起こされ、両親は当たり前のように2人を感じ取り、1人がもし亡くなったらど

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    第171回(2024年)芥川賞受賞作品。朝比奈秋は史上6人目、男性作家としては初となる純文学新人賞三冠(芥川龍之介賞・野間文芸新人賞『あなたの燃える左手で』・三島由紀夫賞『植物少女』)を達成した。現役、消化器内科医師として働きながら二刀流で執筆。

    (帯より)伯父が亡くなった。誕生後の身体の成長が

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    体はひとつ、だが心はふたつ、という結合双生児の姉妹のお話(?)。

    芥川賞受賞作。

    それまでの人生と家族との関係、生と意識と死、そしてこれから。

    自身の内と外との関係など、混乱してしまいそうにもなったが、なかなかに深く考えさせられた。

    胎児内胎児という父親と伯父の関係性、
    心と身体の持ち主、死

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    不思議な気分になる作品。
    一つの体に二つの生命。
    想像できない世界に戸惑いながらどうにかこうにか読み終えた

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    第171回芥川賞受賞作
     読み始めてすぐに、『 ? 』理解が追いつかなくてもう一度読み返す。結合双生児のお話だと知っていながら、描かれる日常生活は想像を越え理解が追いつかなかった。パターンを理解すると、主人公の考える意識と肉体、生命の相関が頭に入ってくる。主人公の父親の出生のエピソードと主人公の在り

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    肉体、心と思考、そして意識は本当に自分自身のものであると言えるのか。意識は独立していると言えるのか。結合双生児である「二人の」主人公であるからこそ、抱える矛盾、違和感、安心感。陰陽魚の例えを使って、対立しながらも補い合う二者の在り方が表現されている。最後の一文では、杏と瞬の二人が陽中陰や陰中陽を体現

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    いや、やっぱ視点がスゴイ。異世界。植物少女に続き、襲撃だった。
    2人が1つの体で生きているなか、相手の感情や思考に飲み込まれそうになる圧や、痛みや辛さを相手に押し付けた後の輪郭だけのカンジ、自分の中に何かいると確信した熱感やむず痒さとか…こんな表現、しらない。
    杏と瞬、どっちの思考なのか混ぜこぜの描

    0
    2025年10月13日

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