まいまいつぶろ

まいまいつぶろ

1,881円 (税込)

9pt

●週刊ダイヤモンド(2023年6月10・17合併特大号)書評掲載(評者:昼間匠[リブロプラス商品部])
●読売新聞(2023年6月13日付)書評掲載(評者:川村律文[読売新聞文化部])
●日経新聞(2023年6月15日付)書評掲載(評者:縄田一男[書評家])
●週刊現代(2023年7月1日・8日号)書評掲載(評者:東えりか[書評家])

口が回らず誰にも言葉が届かない、歩いた後には尿を引きずった跡が残り、
その姿から「まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ馬鹿にされた君主。
第九代将軍・徳川家重。
しかし、幕府の財政状況改善のため宝暦治水工事を命じ、田沼意次を抜擢した男は、本当に暗愚だったのか――?
廃嫡を噂される若君と後ろ盾のない小姓、二人の孤独な戦いが始まった。

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まいまいつぶろ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    8代将軍吉宗の嫡男として生まれながら、障がいのため会話も筆談も不可能だった家重が、家重の言葉を聞き取れる大岡忠光を得て、将軍職を全うする。主従の絆を描いた感動作。お勧めの一冊。
    主従の絆が中心ですが、将軍の代替わりに伴う幕閣、大奥の思惑や、吉宗の苦悩などもあり、サスペンスとしても楽しめました。

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    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    昨年、直木賞を受賞した「極楽征夷大将軍」を手に取ったの...でついで買い⁉︎した当作品。
    先に読み終えてしまった。

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    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    生まれながらの障碍の為、書く事、喋る事、下半身の機能の出来ない8代将軍の第一子と、彼の「クチ」となり支え続ける大岡忠光の物語。将軍の後継問題も絡み不穏な動きもあるが、二人の揺るぎない関係が爽やか。
    「もう一度生まれても、私はこの身体でよい。忠光に会えるのならば」幾度目かの号泣、タオル必携。

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    Posted by ブクログ 2024年03月09日

    生まれつきの体の障碍体の障碍で話すことも書くこともままなら将軍家の跡取り家重。 忠光との出会いが二人の人生を大きく左右していくことに。家重の忠光に対する思いは、まさに最後の言葉に表れていました。人は人と出会って初めて人となるんだなと思います。

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    Posted by ブクログ 2024年03月08日

    誰かに理解してもらえるだけで、人はこんなにも救われるんだなぁと最初から最後まで思わせてくれる小説だった。侮られる惨めさも伝わり、涙なくしては読めなかった。

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    Posted by ブクログ 2024年03月05日

    もう一度生まれても、私はこの身体でよい。
    忠光に会えるのであれば。

    あ〜泣けた〜〜〜(;´༎ຶД༎ຶ`)

    第九代将軍、徳川家重と大岡忠光の絆の物語。

    暴れん坊将軍吉宗の事は知っていたけど、その嫡男である家重の事は何も知らなかった。

    生まれながら脳性麻痺で、口や手がきかず誰にも言葉が届...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月04日

    障害ゆえに馬鹿にされてきたからこそ、支える方も支えられる方も互いに人の痛みが分かる。非のうちどころのない名君に名補佐。この時代を生きた人々は実は恵まれていたのかも。主従関係を超えた友情と絆って実に美しい。

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    Posted by ブクログ 2024年02月23日

    面白かった!
    けど、面白いと直木賞とは違うのかな?と、万城目さんの受賞で考えさせられた。
    2024-009

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    Posted by ブクログ 2024年04月20日

    以前、本来なら紀州藩主にもなるはずがなかった徳川八代将軍吉宗公が、いかにして将軍となったかが描かれた、谷津矢車さんの「吉宗の星」という小説を読んだ際、跡取りを家重にするか吉武にするかが書かれており興味があったので、「まいまいつぶろ』を読むことは必然でした。
    吉宗の星にも忠光が少し登場していますが、こ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月19日

    第一章から涙ぼろぼろでした。

    身体も不自由で、言葉も伝わらない若君が、いかにして将軍になったのか。

    家重と大岡忠光の絆、比宮への愛情の深さ、障害があるが故に色々とみえてくる人々の本質…。

    帯にもある家重の言葉が心にぐっと残ります。

    0

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