ともぐい

ともぐい

1,925円 (税込)

9pt

明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男、熊爪。図らずも我が領分を侵した穴持たずの熊、蠱惑的な盲目の少女、ロシアとの戦争に向かってきな臭さを漂わせる時代の変化……すべてが運命を狂わせてゆく。人間、そして獣たちの業と悲哀が心を揺さぶる、河﨑流動物文学の最高到達点!!

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ともぐい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    川﨑秋子は裏切らない、ってこれ直木賞作品やし。
    読み終わりたくない面白さ。
    唯一不満?なのは、熊爪の犬に対する態度。猟師としてそれがプロフェッショナルなのか、と思うが、ここまで賢く主人への忠誠心があり、主人の命令には決して逆らわないどころか、感情まで読んで行動できる犬にもう少し優しくしてやって欲しか

    0
    2026年01月01日

    Posted by ブクログ

    熊爪は猟師だ。鹿を狩り、熊を狩る。近くの町の白糠へ出て、狩った獲物や山菜を売り、米や銃弾を買う。まだ熊が冬眠しているような季節、物音を聞いて行ってみると、男が熊にやられたところだった。男は目玉をやられていて、小屋に連れ帰って洗ってやった。そこから熱を出し、落ち着いたところで町に下ろした。あの熊は冬眠

    0
    2025年12月18日

    Posted by ブクログ

    羆嵐をよんで羆文学に興味を持ち、読んだ。
    熊爪の強者感からの怪我してからの弱って行き方や赤毛に挑む心情描写が良かった
    死に様も私としては納得いった。
    みんな言ってるが顔をやられた人の手当て描写はすごい。これ読まなければ一緒こんな描写読まなかったかもと思う。
    (今年の春前に読んだので思い出しながら感想

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    前半の狩りの描写や村での人間離れした描写はとても面白かった。
    後半腰を怪我してから陽子を攫う辺りは前半の山に生きる熊爪から人が変わってしまったような気がして、作中の良輔と同じように寂しく感じてしまった。

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    むせかえるような男臭さのハードボイルド小説。今時こんな生活をしている人はまずいないし、誰が描いても想像力と地道な調査に基づく知識がないとできない仕事。どんな人の作品なのかと思いきや、女流作家の作品ということで驚嘆させられた。序盤の鹿狩りのシーンから圧倒され一気に深い山奥の世界へ引き込まれてしまった。

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    熊文学という響きから連想するイメージや期待を裏切らず物語が進行していく
    猟師としての行動や思考の過程は、人として生きる我々の範疇からずれているが、本来の動物の一員として生きる本来の姿だろうとも思う
    そして物語は熊文学のジャンルを越えた何かに変容していき、想像していた狩人と獲物との関係といったものとは

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    類を見ない小説だった。
    唯一無二。
    私が知っている限りではあるけれど。

    こんなにも「生命」をありありと描写する作家に興味を持った。

    河﨑秋子さんとは、どんな人物だろう。
    調べてみると酪農の家に生まれ育ち、ご自身は羊飼いだったとか。
    納得。

    しかも『ともぐい』というタイトルのイメージ通り、爽やか

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    人間関係に悩むときに、僕自身も誰もいないところで、誰とも会話しないで過ごしたいと思う時はあるが、実際にそんな生活は自分ではできない。山で一人で生きるという選択は普僕にはできない。主人公の熊爪であっても、生活必需品を得るためには最低限の町との繋がりは必要であり、そこで人間関係も生まれる。不器用で、山で

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    賢くていいわんちゃんが、終始救い。
    熊にやられて治療する描写が、なかなかにグロくて薄目になりました。

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    久々の読書。
    ハードボイルドな男と熊の猛々しい純文学かと思い、読み進めると前半はまさにそんな雰囲気だったが、良輔や陽子、赤子とのやり取りなどから、生と死、獣にも人間にもなりきれない半端者な熊爪の在り方という文学らしいテーマにシフト。

    ラストシーンの、わんこだけが熊爪を覚えててくれてて、犬かわいいー

    0
    2025年09月16日

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