Schoolgirl

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1,500円 (税込)

7pt

第166回芥川賞候補作!令和版「女生徒」

どうして娘っていうのは、こんなにいつでも、
お母さんのことを考えてばかりいるんだろう。

社会派YouTuberとしての活動に夢中な14歳の娘は、
私のことを「小説に思考を侵されたかわいそうな女」だと思っている。
そんな娘の最新投稿は、なぜか太宰治の「女生徒」について――?

第126回文學界新人賞受賞作「悪い音楽」を同時収録。

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Schoolgirl のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月24日

     『Schoolgirl』も良かったが、『悪い音楽』に登場する音楽教師ソナタのズレが印象的だった。
     保護者を呼んで生徒指導する場面で、その内容をネタにしたラップを考え、教師や保護者から問い詰められたり、合唱コンクールな学級指導で音痴な男子をカバーするために声量をあげることを指導し伴奏者の生徒から反...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月10日

    表題のと、悪い音楽、との二本立てだったが、悪い音楽の方が好み。
    小説というより、現実に近くて面白かった。
    ただ、いつも読みたい話ではないかも。並行して読んでいた別の小説も良かったのに、それの現実離れ感が増してしまって白けるくらい、インパクトはあった。

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    Posted by ブクログ 2023年11月10日

    「School girl」「悪い音楽」の2作。「悪い音楽」が気に入った。
    音楽サイコパス、本人はいたって真面目で一本筋が通っているけども、音史上主義すぎてあれこれ面白いことになっている。
    ソナタさん目線の作品がもっともっと読みたい…

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    Posted by ブクログ 2023年01月08日

    わーお。この作者の文章好きだなー。
    作者の感性がドバドバドバーっと私の中に入ってくる感覚。(こんな素晴らしい文章を読んだ後の自分の語彙力に泣けますが。)

    School girlを読んで、あーもうちょっとこの世界観読んでたかったーと思っていたら、悪い音楽が超えてきた。おもしろかったー。三井先生やばい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月18日

    とても興味深く面白かった。
    作者の感性の素晴らしさが伝わって来た。
    これを読みながら、「女生徒」を2度読み直してしまった。
    太宰の凄さと九段さんの素晴らしさが、身に滲みて来た。
    「女生徒」が、「お母さん」なら「School girl」は、「Mother」であろう。とにかく、ここに登場する「お母さん」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月21日

    schoolgirlを読む
    私はあの子供を重なっているところがある、断絶だと思った、母さんからの断絶もある14歳ではなかったが18.19のところ




    悪い音楽を読む




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    Posted by ブクログ 2022年04月03日

    第166回芥川賞候補作である表題作を含めた中編2編収録。

    表題作は太宰治の「女生徒」の本歌取り的作品だそうだ。太宰は好きではないけど、「女生徒」は読んでみようと思った。

    それより、もう一編収録された九段さんのデビュー作で第126回文學界新人賞受賞作の「悪い音楽」!。
    女性のとんでもない中学音楽教...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月26日

    芥川賞は逃したものの、平野氏らが一押ししたと聞いて借りました。

    いやあ、すごい。とんでもない新人が出てきたと思いましたよ。現代に生きていながら同時通訳的に現代を描いているっていうか。初めはお母さんと同年代ぐらいの人かと思いましたが、1990年生まれ?なんということでしょう。
     太宰の「女生徒」も読...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月15日

    「School girl」では、14歳の娘をもつお母さんの想いと映像で語っているyoutuberの娘の想いを交差しながら読むことが不思議な感覚でした。
    さらにそこに太宰治「女生徒」の話しが出てきて、時間軸的にも面白く描かれていました。
    まだ「女生徒」読んだことないので、読んでからまたこの本を読み返し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月03日

    すべての元・14歳女子たちへ。

    さきほど『東京都同情塔』で芥川賞を受賞された九段理江さんの前著。こちらも同賞(第166回)の候補作になっている。

    令和を生きる少女の実存的不安と、母娘の葛藤を描く。
    その鮮やかさに、こちらは眩暈のような錯覚を覚える。

    タワ...続きを読む

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