黒牢城

黒牢城

1,056円 (税込)

5pt

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。城という巨大な密室で起きた四つの事件に対峙する、村重と官兵衛、二人の探偵の壮絶な推理戦が歴史を動かす。

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黒牢城 のユーザーレビュー

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    購入済み

    直木賞には歴史物が有利

    知勇兼備の名将荒木村重が織田信長に叛逆し、有岡城で籠城。籠城中に様々な事件が起きるものの、牢に囚われた名軍師黒田官兵衛が安楽椅子探偵風に謎解きをしていく。歴史&ミステリの直木賞作品で、悪くはない。🏯しかし、米澤穂信の青春ミステリファンとしては、米澤が落選続きの直木賞受賞を狙って、受賞に「有利な」歴史

    #タメになる

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    時代物の小説をあまり読まないのと戦国時代が苦手で知識も乏しいゆえに、大好きな米澤穂信さんの本なのになかなか手が伸びなかったのだけど。最後まで読んでよかった。よく知らない人物や城を調べながら読むのも楽しかったです。最初は籠城とはいえどまだ開放感があったのに、ゆっくりと閉塞感で満ちていくのがお見事。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    織田信長の家臣有岡城主となった摂津守荒木村重が謀反、同じ高槻城の高山右近、茨木城の中川瀬兵衛などが織田側へ寝返り、秀吉の命で使者となった黒田官兵衛は有岡城の地下牢に閉じ込める。城内では中川家の人質が何者かに殺害されるという事件、手柄の首がすり替えられる事件、「五本鑓」の中でも刀法の抜群の遣い手である

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    戦国時代✕ミステリーという異色作。
    時代物らしい語句と言葉遣いだけど読みやすい。
    ミステリー部分も面白いけど、籠城の中でどんどん行き詰まっていく閉塞感を感じられる雰囲気もいい。

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    作者が時代小説をこれほどものにしているのには驚いた。時代小説とミステリーの見事な融合。時代物が苦手だという方もこれならば充分楽しめるだろう。ハンニバル・レクターのように牢の中から村重にヒントを与える官兵衛の不気味さがいい。

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    時代小説としては読みやすく、すぐに読んでしまった。荒木村重の人間性が魅力的に描かれていて惹かれてしまった。

    0
    2025年08月26日

    Posted by ブクログ

    歴史小説でありながら、推理小説と言う
    全く新しいジャンルの小説でした。
    史実に基づいた描写もしっかりしており、
    歴史の知識も推理の知識も物凄く、作者の物凄さが判る小説でした。
    さすが直木賞を受賞した作品、と思いました。

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    因果は巡り始める。

    歴史フィクションの中でも群を抜いて面白い、と思う(なんせ比較対象が少ない...)
    いや、すんごい面白い。はず。

    最初、日本歴史ものを読み慣れてないせいもあり、人の名前が入ってこない、漢字読めない、進まないと三重苦だったが、ご安心を、不思議と物語に吸い込まれるタイミングがやって

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    ずっと籠城!?
    終盤、どのように進行してエンディングを迎えるのだろうと読み進めました
    予想外の展開ではあるのだが、あまり歴史小説に慣れていないせいか、あまり気分が昂らなかった
    そういうのを読み慣れている人は楽しめるのだと思う

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    歴史を舞台にしており、そこでのミステリーとはどのようなものか知りたくて読み始めました。
    正直、読みはじめてから暫くは文体や時代に慣れていないのか全然ないページが進みませんでした。全く面白くなくて何故人気なのか分かりませんでした。
    でも諦めずに読み進めて良かったです。途中からとても面

    0
    2025年11月17日

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