本と鍵の季節

本と鍵の季節

792円 (税込)

3pt

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ、開幕!

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本と鍵の季節 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    堀川と松倉の距離感がたまらなく好き。
    お互いに敬意を持つというか、認めている感じがいい。
    会話中心で話が進むので非常に読みやすいし、ミステリ要素も楽しい。
    暫くは他人に勧める時に真っ先に挙げると思う。

    0
    2025年12月09日

    Posted by ブクログ

    最初の女嫌いだったけど作者が俺と同じタイプだったぽくてスラスラ読めた
    氷菓の人なんだね ダウナーな雰囲気がそれっぽいや

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    著者が得意とする高校生活を舞台とした作品ではあるが、これまで著者が生み出してきたキャラクターとは全く関係がない作品となっている。

    形式としては著者の得意とする短編集となるが、出版にあたっては全てのストーリーが通して読めるように書き下ろしも含まれている。Wikipediaの初出一覧を見ると、最初に配

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    米澤穂信さん、間違いなくおもしろい。
    古典部シリーズや小市民シリーズも昔から好きなんですが、この方は男の子同士の気安いけどどこかひりつく感じの緊張感書きたいんだろうなーと思う。男女間の恋愛というより、人間の些細な心の揺れや表現の仕方に敏感に反応して推理していく過程が緻密で面白い。日常系ミステリの最初

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    利用者が少なく、静かで寂しい高校の図書室。その貸出カウンターで静かに…いや、下らないことを言い合いながら業務をこなす図書委員の堀川次郎と松倉詩門。このふたりの元に、先輩から「開かずの金庫」を開けてほしいという依頼が舞い込みます。短編集の最初を飾るこの物語のタイトルは「913」。この数字が謎を解くヒ

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ


    どっちも探偵だけど、ジャンルが違うってすごい新鮮だし、この人だからこそ書き分けられる心理描写というかキャラ分けというか、とにかく面白すぎ

    0
    2025年09月28日

    購入済み

    堀川と松倉の会話が面白い!
    自分が高校生の時はこんな頭の良い会話してないな…と思いつつ、二人の会話のテンポが良すぎてスルスルと読めました。

    #笑える

    0
    2024年02月01日

    Posted by ブクログ

    軽やかですっと読める
    長編だと勝手に思ってたからちょっと拍子抜けした
    こんな思慮深すぎる高校生いる??
    と思いきや懐中電灯をあごの下から当てて同時にやめたところで高校生〜ってなってかわいかった

    自殺した先輩の回、二万冊の本は自殺を留まる理由にはならなかったみたいなところぐっときた

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    堀川と松倉の二人の図書委員が持ち込まれた色々な謎を解決するミステリー。
    頭の動きのジャンルが微妙に異なる二人の天才が掛け合いをしながらお話が進行するため、テンポ良く話が進む。
    個人的には何気ない一言から結末までが推理で導き出される「ロックオンロッカー」が一番好みだったが、どの話も面白かった。

    ただ

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    2人の男子高校生の会話がとても良かったです。面白かったです。米澤穂信さんの作品は、緩やかな、日常的な会話だとか、することだとか、サスペンス的なこととは、関係ないかも〜とか思って飛ばし急ぎ読みしてしまうのですが、その、普通の会話を楽しみながら、ゆっくり読み進めると、最後に、伏線をちゃんと拾ってくれる感

    0
    2025年12月11日

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