本と鍵の季節

本と鍵の季節

作者名 :
792円 (税込)

3pt

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作品内容

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ、開幕!

本と鍵の季節 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月07日

    めちゃくちゃおもしろい。
    「913」で完全に心を掴まれてしまった。二転、三転、そうしてぞわっとするような真実が見えてくる。やっぱり、ミステリっておもしろいなあ。

    「昔話を聞かせておくれよ」「友よ知るなかれ」の流れも好き。あっさり解決、とはいかない。
    「やばいときこそ、いいシャツを着るんだ」

    互い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月04日

    米澤さんの書く文章が本当に好き。
    ちょっと高校生っぽさは無いけど、会話のテンポも良くシュールな感じの面白さがあります。

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    Posted by ブクログ 2023年08月27日

    各話に散りばめられた微かな違和感が良いさじ加減で、読み進むにつれてどんどん引き込まれていった。図書委員コンビの空気感、距離感が好きだ。
    続編があるようなのでそちらも楽しみ。

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    Posted by ブクログ 2023年07月12日

    図書委員の高校生2人が謎ときをしていく話。
    短編でサクサク読めるのに満足感がある。
    謎解きのトリックや起点も凝っているかつ、どのお話も同じような推理や展開がなく楽しめる。
    なのに、どのお話にも、本や鍵が重要な要素として出てくる。ほんとに凄い。

    最初は単純な高校生らしい謎解きのお話だと思っていたが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月28日

    図書委員の男子高校生2人の、本が係わる事件?推理。連作短編。雑誌に掲載した物語を本にする際、最後のエピソード追加したようだが、その鮮やかな回収の仕方に思わず笑顔になってしまった☺️ 回収の魔術師と呼びたい

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    Posted by ブクログ 2023年06月22日

    探偵と助手というよりも対等な感じで進む謎解きと、二人の軽快な掛け合いが読んでいて面白かったです!

    お話もキラキラした青春だけでなく、堀川と松倉二人の価値観の違いなど読後にちょっとほろ苦さが残り、考えさせられる部分がありました。
    続編もぜひ読みたい!

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    Posted by ブクログ 2023年06月11日

    『氷菓』をはじめとした古典部シリーズで有名な米澤穂信先生による、高校2年生の図書委員男子生徒二人組の本と鍵にまつわるミステリー。
    会話のドライな感じ、テンポのよさ、さすが米澤先生。青春の瑞々しさがしっとりとしていて、最後も読者に想像させる終わり方をしていて考えさせられる。続編も早く読みたい。

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月18日

    この作家さんの青春モノはおもしろくて、今回も期待通りでした。
    日常の謎の謎解きが小気味よく短編で進んでいって、主人公の2人が察しが良すぎるところが気になるけど、最後は少し青春っぽいテイストも含まれていてよかったです。

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    Posted by ブクログ 2023年08月31日

    図書委員の男子高校生2人が謎を解く短編ミステリ。爽やかな感じかと思いきや結構ダークな物語でした。スラスラ読めるけれどしっかりミステリ
    2人で足りないものを補って解決していくのでキャラも魅力的!

    各話を読み終わるとモヤモヤが少しずつ溜まっていく。これは続編が気になる…!!

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    Posted by ブクログ 2023年08月29日

    メインの登場人物は2人。
    バディものとしても読める本作だけど、
    2人の関係はバディというにはまだ浅く、
    高校生という事もあり、どことない距離感。

    短編集かと思いきや、各編の出来事が確実に
    伏線のように積み重ねられて、2人の関係は
    変化しラスト2章の展開に繋がるので、
    一作通しての読み応えもバッチリ...続きを読む

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