あらすじ
堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ、開幕!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
二作目と同様、おもしろかった。
一作目を知らずして二作目を読み、その後にこの一作目を読んだが、二人の仲を深く知れた。
おそらく、三作目があったとして、その後に一作目を読んでも、同じようにおもしろいと感じたと思う。
この作家の本は、この二冊しか読んでいないが、他にもシリーズものがあるなら読んでみたい。
そして次回作も楽しみに待ちたい。
また、堀川と松倉のコンビに会えるのを楽しみに。
Posted by ブクログ
松倉がいい塩梅にサイコパス。最後「友よ知るなかれ」で二人の距離感が定まっていくところ、息をのみました。当人たちには大変申し訳ないのですが、堀川と松倉にはずっと分かり合えないままでいて欲しい。
Posted by ブクログ
美人のせなさんについて。常に周りをざわつかせるほどの美人ているかな?と思いました。「美人」は容姿だけで人を惹きつけるのではなく、やはり中身の魅力、中身とのバランスに惹かれるのだと思います。米澤作品は『満願』にもすごい美人が出てきて、その「美人さ」が話の軸になりますが、ハッとするほどの美しさって刹那的だからハッとするんであって、継続的な美しさはやはり中身あってのものでは?と思ってしまいました。
とは言いつつも、めちゃめちゃ面白かったです。
Posted by ブクログ
見事としか言いようのないミステリだった。
長編かと思って読み始め、途中短編集かと思ったら、やはり長編ではないか。文章が読みやすく、言葉遣いも鼻につかないが格好良い。こんなに賢い高校生いないだろと思う反面、高校生だからこそ本気で知識をフル活用したら難解な謎解きもできるだろうとも思えた。
こんな友達がいたらさぞ楽しかろう。高校生のときに何となく仲の良い友達となんとなく過ごしなんとなく卒業したことを後悔するほど、堀川と松倉の不思議な友情が羨ましい。
中国文学を専攻している者として、詩と礼で五分の三、というところの推理だけはできて良かった。他は何もかも彼らの方が上手で、なるほどミステリを読む楽しさは此処にあるのだなと、私もまんまとミステリ作品にハマってしまった気がする。
恥ずかしながら初めて読んだ米澤穂信の本である。本好きの友人からいつも薦められる作家の一人であるので、時間はかかっても他の作品も読み尽くしたい。続編があるらしいので、まずはその続編から読もう。
Posted by ブクログ
図書委員シリーズ──松倉詩門と堀川次郎の二人が図書室に持ち込まれる謎に挑む短編集。
「金曜に彼は何をしたのか」「昔話を聞かせておくれよ」が特に何度か読み直した。
松倉詩門という人物が”不思議”でならない。
松倉と堀川の二人は、同じ図書委員というだけでずいぶん仲がよい。お互いが皮肉屋だからなのか、気があっていて思わずほっこりしてしまう。
一緒に美容室に行くぐらいで、パセリコーラや紅緑茶オレという飲み物の感想を求めたり、宝探しをしたり──松倉がそれだけ堀川に心を許しているんだな、と感じた。
Posted by ブクログ
堀川と松倉の、皮肉のきいたテンポのいい会話が面白く、時々ふふっと笑ってしまう場面もあった。
ミステリとしては、複雑過ぎてわからなくなることもなく、張り巡らされた伏線もきちんと回収されていて読みやすかった。
どの話も最後には、事件は解決するけどちょっとビターな?ほの暗い?雰囲気で終わるのが好みだった。
もっとライトな小説かと思っていたので良い意味で裏切られた。
続編も出ているとのことなので、ぜひ読みたい!
Posted by ブクログ
図書委員の高校2年生堀川次郎と松倉詩門が、状況証拠と合理性を積み重ねて日常のちょっとした違和感を紐解いていく。勘が冴え渡り、大人びた発言が魅力な連作短編集。
Posted by ブクログ
松倉と堀川の博識っぷりと頭の良さには驚かされる。短編集なのでサクサク読めました。松倉が変な飲み物が好きなとこや堀川が美しい女性にちょっと弱いとこが人間らしくて好き。
Posted by ブクログ
小市民よりも好きな感じでした。歳を重ねて筆致に優しさが増していてよき。対局な2種類の推理を聞き進む構図がさすがで、学生のどこかのんびりとしたまどろみと、殺伐とした事件の対比が絶品です。この雰囲気で時代物めっちゃ好みかもと次は直木賞の黒牢城でも読も
Posted by ブクログ
日常の謎×ビブリオミステリ×友情
ミステリとしての面白さと友情が綺麗に融合した作品だった。
図書委員の男子高校生二人が、持ち込まれる謎を解いていく短編集。
暗号、アリバイ、過去の未解決事件など――それぞれ異なるミステリの型で飽きずに楽しめる。
ジャンルとしては「日常の謎」で、気負わず読める軽やかさだが、奥にあるのは人の欲や怖さ。
犯罪一歩手前のような危うさから、現実と地続きの不穏さがじわっと残る。
二人の関係も印象的で、会話は淡々としているのに、お互いを冷静に見て評価している気配がある。
だけど、そこに友情があると断言できるのか曖昧で、はっきり見えない距離感が、かえってリアルだった。
最後の「友よ知るなかれ」。
真相がわかり、友が超えてはならない一線を超えてしまうのではないかと心配する。
「どんなに立派なお題目でも、いつか守れなくなる。だったらせめて守れるうちは守りたい。」
いつか友自身が登場人物に対して言ったこのセリフを出して、自分にできることがないのも認めつつ、「もう少し、ただの図書委員でいてくれないか」とうったえるシーンは、それまでの淡々とした2人のやりとりとの落差に胸を掴まれた。
完全にエゴで、わがままな願いだと思う。
それでも、相手を好きな自分のままでいたい、嫌いになりたくない、大事なものを失いたくない――そう思ってしまう気持ちが自分にもあるから、あの場面の主人公の気持ちがありありと想像できた。
続編は既に刊行されているけれど、この作品は友を信じる希望を持ったままの主人公の描写で終わっている。
その曖昧さも、割り切れないリアルな人間関係の余韻を感じる良い結末だと思った。
Posted by ブクログ
本と鍵の季節は、図書委員の堀川次郎と松倉詩門が日常の謎を解決していく物語である。
読み始めは身近で小さな謎を扱っているように思えるが、読み進めるうちに人間関係や内面に踏み込んだ、想像以上に重みのある問題へと繋がっていく点が印象的だった。
また、この作品で特に良いと感じたのは二人の関係性である。互いに干渉しすぎず一定の距離を保ちながらも、確かな信頼関係が築かれており、その絶妙なバランスが心地よかった。物語が進むにつれて少しずつ親密になっていく様子も感じられ、今後もこの関係を見守りたいと思わせる魅力があった。
Posted by ブクログ
日常系ミステリーとでも言ったらいいのか、人が死んだりするような大きな事件は出てこない(とはいえ詐欺や窃盗等の事件は出てくる)けど、二人の高校生が様々な事件を解決する。淡々とテンポよく話が進んでいくので読みやすくて面白い。
「昔話を聞かせておくれよ」の章を読んで引っ掛かるところがあったが、最後の章で見事に回収してくれた。そしてほろ苦い終わり方も良き。
にしてもこの高校生二人、頭が良すぎる。
Posted by ブクログ
賢く皮肉屋な堀川と松倉のやり取りがテンポよく、読んでいてとてもワクワクする。
謎解きは本に関連したものが多く、登場人物の深い部分に触れたりと読み応えがある。
2人の図書委員としての続きが読みたいと思ったので続編があると知って嬉しい。
Posted by ブクログ
図書委員をする男子高校生二人が謎を解明していく話
「栞と嘘の季節」の文庫が発売され
おさらいのため再読
頼まれごとが多い堀川と、皮肉屋で大人びた松倉
タイトルの通り「本」「鍵」が謎のエピソードに登場する
序盤が軽快な謎解きミステリだけに
終盤の不穏な雰囲気が苦々しい
でも終わり方がとてもきれい
解説にもあるけど
「光と影のバランスが素晴らしい小説だ。青春時代に特有のきらめきとその陰りが同時に描き込まれており、読後訪れる静かな余韻にいつまでも浸っていたくなる。」
色んな事が起こって何もかも詰め込まれている感がなく、ゆっくり日が沈む夕方の静かな図書室を連想するような感覚になった
でも高校生にお金絡みの謎解きってあんまり似合わないかも
爽やかでほんのりビターな青春図書室ミステリー
次は栞と嘘の季節を読む
Posted by ブクログ
大変面白く読めた。古典部、小市民と男女の組み合わせが多いだけに、男性コンビの今作はどうなるかと思っていたが歴代の中でも1番と思える程良い組み合わせだった。自分の水に合うのか2人の会話は淀みなく頭に入ってくる。少々嫌味な所もある2人だが、古典部、小市民といつも通りなので御愛嬌。
■爽やかでほんのりビターな青春図書室ミステリー
批判のような入りになってしまい恐縮だが、このキャッチコピーは本当に合っているのかと疑念を抱かざるを得ない。「爽やか」「ビターな青春」どこ…?
例えば、ホームルームが終わり下駄箱を開けるとそこにはハート型のチョコレートと手紙が置いてある。それを開けると「〇〇君へ渡して下さい」と仲の良い友人宛の愛の告白が書かれていた。なんて話があれば私も「なんともビターな青春である」と思うのだが、この小説にそんな話は一切無い。
ただ男子高校生という輝かしい設定の上にビターな話が乗っている小説だと感じた。
これがまた嫌なビターさで、例えば私がキャラクターとしてかなり好印象を抱いていた溌剌とした女子高生【浦上先輩】がいる。「やっほー」なんて言いながら話しかけてくるタイプの小麦色の肌をした少女で崇め奉りたくなるような明るさを持っているのだが、この少女親戚のおじいちゃんを騙してお金を毟り取ろうとしている。どんなビターさだ。しかも不法侵入という罪も犯し、主人公にも平気で嘘をついている。一旦わけを聞かせてくれ米澤先生。
浦上先輩は魅力的なキャラクターだっただけに後味はかなり悪い。たしかにキャッチコピーの通り「ビター」だが、そういうビタービターですか米澤先生と問いたくなる。思春期特有のすれ違いやぶつかり合いではなく、普通に詐称や盗みの話が出て来ますか。そして青春はどこ行ったと。こんな感じで松倉の過去もそうなんだが、然り割とショッキングな内容が出てきたりする。
■米澤作品におけるエイレーネー千反田
古典部以外の学園ミステリを読み込んだことは無いが、この物騒さは平和な学園ミステリとしては珍しい気もする。これを【そういうもの】として受け取ってもいいがあえて理由を考えてみる。もちろん米澤作品に限定してだが1つだけ理由が思いあたった。
それは【千反田の不在だ】
もちろんこの話に千反田が登場する訳もないので言い換えると【小さな謎を騒ぎ立て解決を迫る人】だ。
千反田は小さな謎の解決を主人公に求める。たしか古典部での最初の謎は、「千反田が閉めていない教室の鍵がなぜ閉まっていたか」だった気がするが、初めて読んだ時は「いや、どうでもいいだろ」と思わずに居られなかった。現在進行形で出られないのなら分かるが既に折木が開けているからもう帰れるのだ。歩いて扉まで歩き、教室を出て、再び扉を閉めて帰路につく。それだけなのに彼女はお決まりのガンギマリフェイスで「わたし氣になります」と折木に解決を迫る。そして折木は仕方なく探偵役をする。古典部では彼女のおかげで小さな謎でも1話が成立してしまう。犯人が何かやらかさなくても良いのだ。
逆に居ないとどうなるかというと浦上先輩がおじいちゃんから金を毟り取ろうとしたり、小佐内さんが誘拐されたりする世紀末学園ミステリが展開される。
もし古典部から千反田が消えたらきっと折木の姉は戦地で捕虜になり、福部はゲスゴシップで金を稼ぎ、伊原は漫画部に火炎瓶を投げ込んでいるに違いない。米澤穂信の学園もので古典部が1番平和なのは千反田のおかげだ。何故か知らないが米澤穂信先生は千反田が居ないと物騒になってしまうのだ。
それはきっと探偵役が積極的な謎解きをしないからだろう。千反田が居れば良いのだが居ない場合謎何かしらの理由で解きを"迫られる"ことになる。
話に出した手前だが小市民はまだ1作しか読んでないので省くとして、この図書委員の2人はそこまで必死に謎解きはしない。依頼されて、もしくは良心に駆られて、または何か迫られたりして謎解きをすることが多い。
例えばご老人の明らかにオレオレ詐欺ぽい振り込みを見て、助けない選択もあるけど流石に良心に従って助けるみたいなことだ。
主人公はよほどの理由がないと謎解きはしない。こうして半ば強制的な謎解きが発生する場合、それなりに切羽詰まった出来事が起きていたりする。設定上犯人も同じ学生であることが多いのだが、舞台は平和な学園ものなので犯人をブタ箱にぶち込むという訳にも行かず、犯人のやらかしが時効を迎えたり、良くないことだが明確に罪とも言えない罪だったり、総じて【ビター】な展開になることが多い。ということなのだろうか(まあ小佐内さんの誘拐は普通に犯罪だけど…小市民そんなに読んでないので図書委員にフォーカスということで…)
個人的に著者の作品の中だと氷菓の「女郎蜘蛛の会」や「心当たりのあるものは」のような解決した前後であまり劇的な変化がなく日常に溶け込んでいる謎解きが好きなのだが、意外にもそういう作品は少ない。
----改めて書き直したので以下は旧感想-----
出版社がこの作品を「爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ」と紹介するのは景品表示法違反で取り締まりを受けるのでは?キャッチコピーと中身が合っていない。まあそれは置いておくとしてとても面白かった。自分が米澤穂信の書く日常学生ミステリーが好きだということは知っていたが、さらに男性キャラクターが好きだということに気付かされた。小市民シリーズと古典部シリーズはどちらも読んでいるが松倉、堀川ペアは福部、折木ペアに並んで好きだ。キャラクターはあちらの方が立っているがこの2人なんと言っても自分の水に合う。読んでいてストレスが無く、淀みなく会話が頭に入ってくる。少々嫌味な所はあるがいつも通りなので目を瞑るとする。ストーリーはミステリである以上何かしらの謎があり、その謎解きを迫られる。が、著者の主人公は積極的な謎解きはしないので、半ば強制的な謎解きが発生する。つまり謎を解かないと何かしらの危機に陥るので仕方なく謎解きをするのだが、設定上犯人も同じ学生であることが多く、それだけの状況を作り出してしまうのだから、謎を解いたとしてもビターな展開になることが多い(キャッチコピーでこれを指してビターな青春は無いだろう)。この作品で言えば松倉の父親であり、浦上家のお家事情だ。おれは浦上さんが今作のヒロインだと思っていたんだ…なのに、なぜ家族ぐるみでジジイ騙して金掻っ攫おうとしてんだ…いつか著者の学生日常ミステリで落ち着いてキャラクターの会話劇を楽しみつつ些細な謎解きを楽しみたいものだ。(氷菓の「女郎蜘蛛の会」とか「心当たりのあるものは」みたいな…)
主役は図書委員の堀川と松倉の2人。
探偵と助手に役割が分かれているのかなと思ったが、どちらも探偵として推理を働かせていく。しかし、それぞれの性格や信条のため、違うアプローチや見方をしている。
その2人が積み上げていく推理シーンは、読む手が止まらなかった。
人間の暗い部分を感じました
高校生を主人公にした話ながら、そこには人間の裏が見られます。気軽に、明るく楽しい感じのものではなく、重く暗い気分にもなります。好みが分かれるかもしれません。
Posted by ブクログ
⭐︎3.5
『本と鍵の季節』を読み終えた後、静かで深い余韻が長く心に残った。
本作に派手な事件や劇的な展開はない。高校の図書委員である堀川と松倉の二人が、持ち込まれる日常の謎を解き明かしていく物語だ。しかし、その過程で浮かび上がるのは、人間の心の複雑さや、簡単には割り切れない感情である。それこそが本作最大の魅力だと感じた。
軽妙でありながら適度な距離感を保つ二人のやり取りには、高校生らしい未熟さと、どこか大人びた落ち着きが同居している。互いを信頼しつつも踏み込みすぎず、冷静に推理を重ねていく姿が実に魅力的で、事件そのものだけでなく、二人の関係性にも引き込まれた。
また、本作では「真実を知ることが、必ずしも誰かを幸せにするとは限らない」という現実も静かに描かれている。謎が解けても、すべてがすっきりと解決するわけではない。その余白があるからこそ、読み終えた後も登場人物の思いや選択について考え続けてしまう。
私たちの日常の中にも、気づいていないだけで「誰かの事情」や「見えない謎」が潜んでいるのかもしれない。そんなことを思わせてくれる本作は、派手なトリックではなく、人間そのものを描くことで読者の心を惹きつける米澤穂信らしさが存分に味わえる青春ミステリーだった。
Posted by ブクログ
オーディオブックで聴きました。
短編集。栞と嘘の季節はこれの続編だったのね。短編集のほうが好みだった。
詩門、これで高校生って、どんな大人に育つのだろう。変な事件に自ら巻き込まれに行く、厄介な探偵みたいなのにならないといいけれど。(なってもいいが。)
「やばいときこそ、いいシャツを着ろ」という台詞は一見格好いいが、それを信じてさらに大失敗する輩もたくさんいるだろう。「胸をはれ」くらいのほうがよいと思う。
Posted by ブクログ
渋い男子高校生ふたり。図書委員。文学青年とかサブカルオタクとか、ではない。軽薄さからは遠く離れている。イチャイチャはしない。でもマッチョでもない。筋は通す。弱いところもある。絶妙だ。
古典部シリーズが好きで、小市民はちょっと事件が怖そうだからまだ足を踏み入れてなくて、というか古典部が好き過ぎて他の作品に手を出す気になれずにずっといたのだが、本作は「古典部から甘みを引いた感じ(女子がいない)」という評判をきいてチャレンジ。読んで良かった。
Posted by ブクログ
図書委員会のコンビが解く謎はどれも真相はちょっとほろ苦く、その後はどうなったかなぁと気になる。松倉が妙に大人びてるのは家庭環境からなのか。松倉もどういう選択をしたのか想像が膨らんだ。
Posted by ブクログ
想像よりもミステリーが凝っていて面白かったです。特に最後の話はびっくりでした…
堀川と松倉のダブル探偵が依頼を受けたりして謎を解決していく話ですが、松倉がキレる探偵であれば堀川はバディのような役割と思いきや、要所では松倉を超える閃きをしたりと、これまでにない構成なのが新鮮でした。また、堀川と松倉の掛け合いもテンポがよくて、読み進めやすかったなと思います。
時折挟んでくる不思議な味のジュースを飲んでみたくなりました笑
Posted by ブクログ
今年20作目。
図書委員の高校生2名が謎に挑む青春ミステリー。大掛かりなトリックはなく、日常系の謎を解決していく話で読みやすい。
短編集なんだけど、話に繋がりがあり最終章でまとめる。
『金曜日に彼は何をしたのか』弟は証拠をどうしたのか、、、気になる。
Posted by ブクログ
舞台は学校で設定は青春ミステリーっていう感じだった。
けれどそれに反して漂う空気に青春っぽさはなく、人の欲望が剥き出しになるような謎が集まっていた。人の暗い部分が謎を解くことで次第に明らかになっていく。推理って人が隠したいものを曝け出させる行為だなと感じたし、探偵は人に嫌われる職業だなと思った。
Posted by ブクログ
面白いビブリオミステリーだった。とくに最後の節。
高校の図書委員にしてはだいぶ踏み込んだ行動が目立ったかなあ。ほかのビブリオミステリーも探して読んでみたい
Posted by ブクログ
図書委員をつとめる男子高校生が日常の謎を解いていく連作短編集… と思いきや、解決する事件はけっこうエグい。
文章が読みやすくてミステリのからくりがすっとはいってくる。最後のなんともいえない感じが…
かっこいいイケメンが何をもってかっこよくしているのか、その矜持のありどころがわかって切ない。
Posted by ブクログ
電車で読むのにちょうどいいミステリー。高校生2人の会話が小気味よく、関係性も普通の友情関係と少し違って面白い。
同作者の満願が好きだったので、比べるものでもないがやや物足りない感があった。
Posted by ブクログ
図書委員の堀川次郎と松倉詩門が日常の謎を解いていく連作短編集、こういう人が死なない日常物も良いよなと思った、個人的には「ロックオンロッカー」が1番好きかなと思った、読んでて青春を感じられる本、めっちゃ面白いかと言われると個人的には普通かなと思った
本と鍵の季節
7月30日 読了
ここ数日 がっつり本を読む時間がとれなくなっていたので
さくっと読める短編物ということで
どの物語も本が鍵となるお話です