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Posted by ブクログ
最初は依頼人たちに知りたい事や真相を言ってしまう主人公が同じ図書委員の松倉と関わる事で口に出さない事、介入しすぎない事を学んで成長していく。
「友よ知るなかれ」で主人公が、去る松倉に言う台詞は「共通の場所でまた会おう」は主人公が松倉との関係を変わらず築いていきたいと思って言った台詞だと感じた。
いつもの場所で松倉を待ってる主人公に、来てくれ、松倉!と思わずにはいられなかった。
この一冊だと松倉とその後どうなったかは不明だが続編があると聞いて、ほっとした。
Posted by ブクログ
高校の図書室ってどんなんだったか思い出そうにも無理でした。金庫の話と美容院の話が好きでした。
駆け足で読んでしまったこともあり、あっさりした読後感でした。
Posted by ブクログ
どの謎も、単なる暇つぶしのように軽く始まるけれども、その先には、高校生には荷が重すぎるような現実が待っている。
松倉は、自分のことを性悪説だというけれど、それはきっとそうなのだろうけれど、それでも、いや、だからこそ、正しくあろうとしている。まるで、自分の決意を示すかのように。
それでも大人になれば、正しさを選択できない時が来るかもしれない。それは、松倉だけではなく、堀川も、他の誰かも。
大人でもあり子供でもあるような、高校生という時が持っている、ゆらぎ。
それが時に、哀しくなる。
Posted by ブクログ
読んだのが少し前になるけど、図書委員シリーズも結構好きです。氷菓から米澤先生の本を何冊か読ませてもらってますが、シリーズ物はいいですね。
微妙にスッキリしないほろ苦い後味があるのがこの作品の魅力かと。
堀川が気になってた先輩が犯罪に加担してとは(うる覚え)
松倉もいろいろあるよね。続編も読みましたが、これからも続いてほしいです。
Posted by ブクログ
発売当初に購入したものを再読。
日常ものでありながら、少し影のある事件、切り口の異なるお話が連作で入っていて、とても好みでした。
古典部シリーズより、こちらの方が好きかも。
いい人、綺麗事ばかりを並べるのではなく、人間の面白さが伝わってくる作品だな〜と感じました。
Posted by ブクログ
短編小説集のようサクサク読める作品でした。
松倉の冷静さや鋭さ、頼り甲斐を各章で印象的に描くことで、松倉やその家族を疑わないように上手く誘導していると感じました。
主人公と松倉がクールなのに、お互いを信頼しているのが伝わってくるので、キャラも魅力的だと思いました。