【感想・ネタバレ】本と鍵の季節のレビュー

あらすじ

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ、開幕!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

見事としか言いようのないミステリだった。
長編かと思って読み始め、途中短編集かと思ったら、やはり長編ではないか。文章が読みやすく、言葉遣いも鼻につかないが格好良い。こんなに賢い高校生いないだろと思う反面、高校生だからこそ本気で知識をフル活用したら難解な謎解きもできるだろうとも思えた。
こんな友達がいたらさぞ楽しかろう。高校生のときに何となく仲の良い友達となんとなく過ごしなんとなく卒業したことを後悔するほど、堀川と松倉の不思議な友情が羨ましい。
中国文学を専攻している者として、詩と礼で五分の三、というところの推理だけはできて良かった。他は何もかも彼らの方が上手で、なるほどミステリを読む楽しさは此処にあるのだなと、私もまんまとミステリ作品にハマってしまった気がする。
恥ずかしながら初めて読んだ米澤穂信の本である。本好きの友人からいつも薦められる作家の一人であるので、時間はかかっても他の作品も読み尽くしたい。続編があるらしいので、まずはその続編から読もう。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったですー。
このほぼダブル主人公な感じの2人のキャラがいいね。平凡タイプなんだろうけども、そして妙にシニカルだったりもするんだけども、とても爽やか、っていう。
一つ一つはトリックのような繋がりはない作品なんだけど、純粋に、回を追うごとに2人の関係性も深まっていって、青春小説な感じで。
よかったと思います!

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2026年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

出版社がこの作品を「爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ」と紹介するのは景品表示法違反で取り締まりを受けるのでは?キャッチコピーと中身が合っていない。まあそれは置いておくとしてとても面白かった。自分が米澤穂信の書く日常学生ミステリーが好きだということは知っていたが、さらに男性キャラクターが好きだということに気付かされた。小市民シリーズと古典部シリーズはどちらも読んでいるが松倉、堀川ペアは福部、折木ペアに並んで好きだ。キャラクターはあちらの方が立っているがこの2人なんと言っても自分の水に合う。読んでいてストレスが無く、淀みなく会話が頭に入ってくる。少々嫌味な所はあるがいつも通りなので目を瞑るとする。ストーリーはミステリである以上何かしらの謎があり、その謎解きを迫られる。が、著者の主人公は積極的な謎解きはしないので、半ば強制的な謎解きが発生する。つまり謎を解かないと何かしらの危機に陥るので仕方なく謎解きをするのだが、設定上犯人も同じ学生であることが多く、それだけの状況を作り出してしまうのだから、謎を解いたとしてもビターな展開になることが多い(キャッチコピーでこれを指してビターな青春は無いだろう)。この作品で言えば松倉の父親であり、浦上家のお家事情だ。おれは浦上さんが今作のヒロインだと思っていたんだ…なのに、なぜ家族ぐるみでジジイ騙して金掻っ攫おうとしてんだ…いつか著者の学生日常ミステリで落ち着いてキャラクターの会話劇を楽しみつつ些細な謎解きを楽しみたいものだ。(氷菓の「女郎蜘蛛の会」とか「心当たりのあるものは」みたいな…)

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今年20作目。
図書委員の高校生2名が謎に挑む青春ミステリー。大掛かりなトリックはなく、日常系の謎を解決していく話で読みやすい。
短編集なんだけど、話に繋がりがあり最終章でまとめる。
『金曜日に彼は何をしたのか』弟は証拠をどうしたのか、、、気になる。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

図書委員をつとめる男子高校生が日常の謎を解いていく連作短編集… と思いきや、解決する事件はけっこうエグい。
文章が読みやすくてミステリのからくりがすっとはいってくる。最後のなんともいえない感じが… 
かっこいいイケメンが何をもってかっこよくしているのか、その矜持のありどころがわかって切ない。

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2026年05月25日

ネタバレ 購入済み

本と鍵の季節

7月30日 読了

ここ数日 がっつり本を読む時間がとれなくなっていたので
さくっと読める短編物ということで

どの物語も本が鍵となるお話です

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2024年08月08日

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