王とサーカス

王とサーカス

作者名 :
通常価格 804円 (731円+税)
紙の本 [参考] 946円 (税込)
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作品内容

2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、知人の雑誌編集者から海外旅行特集の仕事を受け、事前取材のためネパールに向かった。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する。太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……。「この男は、わたしのために殺されたのか? あるいは――」疑問と苦悩の果てに太刀洗が辿り着いた痛切な真実とは? 『さよなら妖精』の出来事から十年の時を経て、太刀洗万智は異邦でふたたび、自らの人生を左右する大事件に遭遇する。/解説=末國善己

王とサーカス のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月03日

    書店で、裏表紙の内容紹介に、ネパール
    とあった事にそそられた。
    夢枕獏 著の「神々の山峰」でネパール 
    カトマンズの街並みの描写が素晴らしく
    心惹かれた思いがよぎったのかな。

    しばらく、ミステリーを読んでいなかった。
    米澤穂信作品 初読み。
    読み始めてみると、面白くて先が気になり止まらない。
    何と...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月22日

    太刀洗万智シリーズ。
    彼女がネパールへ事前調査に赴いた際、王宮内で殺人事件が発生する。

    万智は取材も兼ねて調査に乗り出すが、更なる殺人に巻き込まれてしまう。

    ネパール国内の混乱と日本とのギャップを上手く混ぜながら、描いているのが米澤先生ならではという感じで面白かった。

    太刀洗シリーズはもう出な...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月12日

    米澤穂信さんの語彙力や表現力に驚いた。頭にスーッと情景が浮かんで来て、本当に読むのが楽しい。読むのは2回目だが、1回目より内容や伏線に集中しながら読み進められた。

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    Posted by ブクログ 2022年12月14日

    謎を解決することによるカタルシスにも、謎の解決により明らかになる登場人物たちの心理レイヤーにも打ちのめされました。
    これはイケるキノコでした。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月22日

    これは読むべき本だと感じた。実際に2001年に起きたネパール王族殺害事件(ナラヤンヒティ王宮事件)を元に書かれており、当時の状況やカトマンズの情景が手に取るように分かるだけでなく、記者の役割について考えさせられた。記者によって人々は哀しみを消費し、哀しみをサーカスのように娯楽として捉えているのではな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月24日

    ネパール王族殺人事件を題材にしたミステリーは米澤穂信の代表作。実際の事件があったカトマンズにいた主人公の緊張感、使命感、周りの人たちとのせめぎ合いだったり探り合いからドラマチックなストーリーに引き込まれた。

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月24日

    ネパールを舞台に実際に起こった王族殺害事件を題材としてとった話。
    主人公は、雑誌記者であり、旅行記事の取材中に王族殺害事件が発生。取材対象をそちらに変え、厳戒態勢下で取材を進めるが、そこに軍人の他殺体が発見される。
    物語の主線は、この軍人の死体が王族殺害事件と関連するのか、であり、また、誰が犯行に及...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月29日

    短編のイメージがあった作家さんだが、長編もとても楽しめた。平易ではないのに読み易い日本語がとても好ましいと思う。
    「さよなら妖精」も今度読んでみたい。

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    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    小さな事件が大きな事件に結びついていた。という小説はよくあるが、大きな事件の裏に小さな事件が起こっていた。という、後者に焦点を当てた小説だった。しかし、小さな事件でも当事者にとっては大きな事件であり、結末までしっかりと引き込まれた。王とサーカスという題名も、最後まで読むとしっくりときた。

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    Posted by ブクログ 2023年01月08日

    前作では傍観者としてクールに見えるけど内に熱いものを秘めた女性として描かれた大刀洗が、メインの物語。ネパールで実際に起きた王族惨殺事件と絡めつつ、取材で会った軍人が亡くなった謎解きミステリ。紀行文としても、現地の空気感が感じられるし、トラベルミステリとしても息を呑む展開で、断然面白い。大刀洗のジャー...続きを読む

    0

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