あらすじ
本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。城という巨大な密室で起きた四つの事件に対峙する、村重と官兵衛、二人の探偵の壮絶な推理戦が歴史を動かす。
感情タグBEST3
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重厚な作品ではあるが読み易く、ページをめくる手が止まらないとても面白かった作品
ミステリーと歴史小説の良いとこどりで楽しめた
全体的に既視感をずっと感じていたが解説で納得、ラストもとても良かった
Posted by ブクログ
歴史もの特有の文体ではあるが、一文が簡潔に纏められていて読みやすい。その文体もかっこいい。
ミステリー4冠史上初制覇、だったり本の裏のあらすじにも2人の探偵が四つの事件を推理する、と銘打たれていて、かなり謎解きに期待していると、それは満足できないかもしれない。
けれど、物語として、おもしろい。
この本はいつか読もうと思っていて、
積まれたままになっていたが、
2026年3月に映画化されるということでその前にと、漸く読んだ。
あらすじにも書かれているようにこの話には四つの事件があり、そのため、映画よりドラマの方が合うのでは、と素人ながら思っていたが、
読み終わってみると映画も合うのかもしれないと、今は期待している。
タイトルが有岡城でなく、黒牢城なのもよい。
この物語を通してこそ伝わる「因果」だと思った。
感動した。
Posted by ブクログ
荒木村重殿は織田信長に反旗を翻し、強固な有岡城にて籠城しています。
織田信長に反乱を目論みるも、同盟を組んだはずの毛利家は来ず、織田に攻められた家来たちは続々と開城(降伏)していきます…
攻めたいのになかなか攻められません!
悶々とする将達ですが、そんな中城内でも色々なことが起きます。
戦国時代を舞台とした物語なので、てっきり敵との戦闘描写がずっと続くものかと思っていましたが、そうではありませんでした。
村重と一緒に塾考していきますが、もう無理…となったタイミングで囚人•黒田官兵衛に策を求めるのです。
官兵衛はとんでもないキレ者で、話を聞くやすぐに答えにたどり着いてしまいます。
戦国時代ものであり、将軍を主人公にしていながら、ここまでミステリ要素を含むことができる米澤さん恐るべし…
また、摂津守村重の心情描写(冷静で俯瞰した目線から大局をみる)が、米澤さんは殿経験がお有りでは?!と思う程に解像度高く描かれています。
歴史物だと思って読めてない人は、損しかしていません。
流石は直木賞受賞作!
Posted by ブクログ
戦国時代の籠城する城で起こった様々な事件のミステリ
史実を元に、明確になっていない部分を創作で補完したお話
時代小説、ミステリ、軍略、宗教、哲学など、様々な要素を含む
石山本願寺と織田信長の戦いの中、毛利が援軍に来ると見込んで有岡城にて信長に反旗を翻した荒木村重
謀反を辞めるように説得しにやって来た小寺官兵衛(後の黒田官兵衛)
使者はそのまま帰すか、斬り捨ててしまうのが戦国の習わしだが、村重は官兵衛を捕らえ、地下の土牢に監禁する
いざ籠城が始まり、季節ごとに起きた4つの架空の事件
まずは自分で考えた村重も答えを出しかね、牢の中の黒田官兵衛に話をしに行き、事件のヒントらしきものを仄めかされる
・矢で殺されたかのような傷跡があるにもかかわらず見つからない矢
・敵の大将首を獲ったのは誰か?
・密書と茶器を預けた僧侶が庵で殺され、茶器も見つからない謎
・前述の犯人を村重が捌く前に撃ったのは誰か?どこからどうやって?
そして、村重が叛意ありと疑う、事件の黒幕は誰なのか?
地下の土牢に長い間閉じ込めているにもかかわらず、ずっと以前から今の状況を予見していたと思われる言動
不自由にも関わらず、こちらを見透かすような様子
そして、村重の抱える問題事を解決するヒントまで与えてくれる不思議
しかし、それにもちゃんと理由がある
心理的な攻城戦を仕掛けてたんだな……
レクター博士を思わせる狂気
黒田官兵衛、怖い……
まぁ、それも村重の自業自得ではあるのだけどね
習わしを破った事による影響、か?
私は歴史に疎く、黒田官兵衛はこの後も生きてる事とか、毛利は来ないし本願寺も負けるというのは知ってる程度
なので、荒木村重がどうなるとかはネタバレを知らずに読めた
ラストの展開は胸熱ではあるなぁ
生きてたかーという驚きや、竹中半兵衛の先見性とか、色々思うところもある
史実として、明らかになっていないところ
・村重が信長に謀反を起こした理由
・黒田官兵衛を幽閉した理由
・村重が有岡城を出た意図
これらの謎の説明として、今作は一応の筋が通っている
信長は殺しすぎというのはわかるが、乱世ですものねぇ
実際に当時の武将達の間でどう評価されていたのかはよく知らない
あと、そんな信長の逆張り
なんと言うか、独自の明確な方針もなく、誰かの逆張りって失敗する可能性が高いと思うよ
十二国記でも「責難は成事にあらず」という言葉が出てたけど、あれは駄目だからその逆というのは、元と同じように駄目なんだよね
悪手とわかりつつ、知ってしまったら一縷の望みを託して選択せざるを得ないという状況を作る勘兵衛が怖い
まぁ、最初からそこを見越して仕込んでいたというあたりが何ともね
米澤穂信の時代小説という事で意外性もあったけど
読み終わってしまえば読後感はいつもの米澤穂信作品
なんともモヤッとする感情が残る感じ
でも、この作品は助かった命があるだけ、かなりいい感じの読後感になっている
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本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。城という巨大な密室で起きた四つの事件に対峙する、村重と官兵衛、二人の探偵の壮絶な推理戦が歴史を動かす。
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Posted by ブクログ
軍師官兵衛のファン
私の一番好きな大河ドラマは軍師官兵衛です。なかでも好きな武将は荒木村重でした。
やっぱり戦国武将に纏わるエピソードというのは美化されることが多いなか、荒木村重は2度の謀反に加え、城から逃げ出し武士らしく自害もせずに生き恥を晒す始末。ここに人間らしさを感じずにはいられませんでした。
そんな私がこの作品に出会えたのは奇跡のような体験に思えました。あまり衝動買いする性格ではないのですが、これは迷わず即買いでした。
もともと軍師官兵衛を観ていたので官兵衛は岡田准一さん、村重は田中哲司さん、だし様は桐谷美玲さんで脳内再生されてました笑。
ようやく本の感想に入っていきますが、簡潔に言って面白いです。四つの事件を通して見えてこなかった村重の全貌が少しずつ暴露されていきます。
これには村重の行動指針も含まれていて大河ドラマでしか知らなかった私の村重に対する解像度が補完されていく感覚を味わえました。
そして官兵衛が出てくるときのワクワク感と爽快感。村重が時間をかけても解けなかった事件をどうやって解くのかといったワクワク感、そして事件が解けたことによるカタルシスが官兵衛の登場で同時に味わえます。
ラストはネタバレになるのであまり語りたくはありません笑。硬い文章で読みづらさも多少あるので最後まで読んだ読者へのご褒美とでも思ってください。とにかく衝撃的で背中がゾワッとした感覚を味わえました。
この作品を読もうとしている方に無理に軍師官兵衛を観ることを勧めはしません。逆に軍師官兵衛を観た人は絶対に読んだ方がよい作品であるとは言えます。
一風変わったミステリーを読みたい人、もしくは自分の歴史の知識を感情やストーリーで補完したい人にはおすすめの作品です。
Posted by ブクログ
歴史関係に全く疎く、そのテの時代小説も避けてきた。ただ、本作はミステリ、米澤穂信、そして直木賞受賞ということで、読んでみるかぁと手に取った。
時代小説特有の言い回し、序盤はやはり苦手だったけど、最初の事件が発生してからするすると読んでしまった。それぞれの事件もちゃんとミステリだし、気になっていた火鉢の描写もちゃんと伏線として回収されたし、さすが。明かされた真相、犯行理由がこの時代、背景ならでは。ミステリとしてだけでなく、作品として最高に面白かった。
陳腐なことしか言えないが、黒田官兵衛の遺訓も心に残った。よもやこんな結末になるとは。言葉で表現できない自分の国語力が悔やまれる。残酷な時代に救いがあったともいえるし、それが早く伝わっていればより大きな救いもあったのかもしれないし、もっというと主従関係とか、人質とか、この時代に罷り通ってた道理がおかしいわけだし…
黒田官兵衛と荒木村重の牢でのやりとり、まさか羊たちの沈黙のオマージュとは。
直木賞には歴史物が有利
知勇兼備の名将荒木村重が織田信長に叛逆し、有岡城で籠城。籠城中に様々な事件が起きるものの、牢に囚われた名軍師黒田官兵衛が安楽椅子探偵風に謎解きをしていく。歴史&ミステリの直木賞作品で、悪くはない。🏯しかし、米澤穂信の青春ミステリファンとしては、米澤が落選続きの直木賞受賞を狙って、受賞に「有利な」歴史物を、あえて執筆したような気がした。本作は軽妙洒脱な「いつもの」米澤成分が足りないのだ。果たして、受賞第一作は青春ミステリ。ライト文芸ファンの想いが垣間見れる。🏯
Posted by ブクログ
【短評】
「第166回直木賞」を始め、国内ミステリィの主要タイトルを総嘗めにした米澤穂信の時代小説。米澤穂信は何作か読んだことがあるが、時代小説という「節」を効かせる類の世界観には不向きという印象を抱いていたので、意外な作風に舵を切ったことにまず驚かされた。果たして心配ご無用。戦国時代の荒漠な舞台と、其処に生きる人々が活き活きと描写されており、情緒豊かで心地良いリズムに浸りながら読み進めることが出来た。
地の文が素敵な小説は「ハマる」のである。
時は戦国。権勢を誇る織田信長に反旗を翻した有岡城主・荒木村重(あらきむらしげ)。説得に訪れた使者・黒田官兵衛(くろだかんべえ)を土牢に放り込み、村重は籠城の構えを見せる。以降、有岡城に頻発する怪事件。人心は乱れ、すわ落城という危機に瀕し、村重は自ら投獄した稀代の知恵物・黒田官兵衛を訪ねるのであった。
「戦国時代」×「新本格」という趣。軟禁中に「見えない矢」で殺害される人質とか大好物であるが、真に舌を巻いたのは状況を作り出す世界構築の巧さである。「何故、人質が必要なのか」「人質を殺すことにどんな意味があるのか」という『戦国の習い』が分かりやすく且つ丁寧に描写されるので、いつの間にか読書にのめり込んでいる。土牢に放り込んだ官兵衛が安楽椅子探偵をやるというのも、歴史好きとしては心躍るシチュエーションだ。
トリック云々が余分とさえ思える程に、世界観が追求されていた。数々の事件を通じて「死生観」を炙り出す展開もなかなかに上手い。
唯一、残念だったのが、私自身の歴史知識である。
「黒田官兵衛」×「軟禁」と来ると、自然とある「事件」を想起してしまう。最終盤、それがノイズとなり、幾分か驚きを削いだのは否めない。「まぁ、そうなるよね」となってしまった。故に、歴史好きを自称する諸氏についてはやや注意が必要かもしれない。
【気に入った点】
●平素の良い意味の癖の無さを破却して、戦国独特の言葉遣いで紡がれた物語の歯応えが癖になる。最初は面食らったが、熟れて来ると文章に触れるだけで心地よくなってくる。その気になればこういう書き方も出来る、作家の凄さに触れた気がする。
●フーダニット・ハウダニットとしては平易。ホワイダニットとしては至高である。戦国に生きるものの「業」が立ち現れる様は見事だった。各章で「引っ掛かり」を残しながら進んでいく構成にも唸らされた。結構、頭を捻りながら読んだ。
【気になった点】
●官兵衛がダークを通り越してややキモい。当時のリアルを追求するとああなるのだろうが、安楽椅子探偵として颯爽とした何かを期待してはならない。
●かなり有名(だと思う)な逸話を下敷きにしている部分もあり、やや展開が読めた。構造的な瑕疵というよりは、個人的な問題であるので、減じた一点もそういうものだと解して欲しい。
直木賞受賞も納得の出来。着想が面白い時点で既に勝者なのである。
Posted by ブクログ
戦国時代小説かつミステリー小説。このふたつのジャンルがうまく組み合わさっていることに驚きです。
歴史的背景がわかっていたので、ずっと暗い気持ちで読み進めました。話が進めば進むほど不穏な雰囲気になっていきます。
最後に全ての章が繋がるのが気持ちいいです。
Posted by ブクログ
歴史小説は読みにくい感覚があったが描写が細かく分かりやすいためイメージがしやすかったです。
次々と起こる謎を解いていく、だけだったのがその時代に起こった戦、戦略と戦術の駆け引き、宗教観などが結びついていくのが読んでいて面白かったです
Posted by ブクログ
重厚感のある話だった。どこまでが史実なのかは知らないけれど、映画にしたら面白くなりそう。
つい、岡田准一で再生されてしまう。しょうとくまるの件はすっかり忘れていたので、図らずもどんでん返しになったのは良かった。
Posted by ブクログ
時代物で馴染みのない名前、単語が多く読み進めるのが難しい作。
実在の人物、実在の事件、事柄を扱ってミステリー仕立てにする作者の力量は素晴らしい。
人間の本質に迫る内容だと思うので、理解度が低いのが甚だ残念。
Posted by ブクログ
山田風太郎賞は分かるが本格ミステリ等で1位だったのはどうだろう?というのが率直な感想。
第一章と第二章まで読んだところでかなり地味な事件、言うなれば戦国時代の日常の謎といった様相でなかなか盛り上がりを感じられなかった。
第三章の事件が一番ミステリらしさがあり、村重もだいぶ疲弊して孤独になり打ちひしがれて官兵衛に気持ちを開き始めてからの第四章の真実。
正直、官兵衛が何故村重に知恵を貸すかということをそんなに疑問を持っていなかったので(一緒に謎を解く様なあらすじだったので)、名を貶めたいという恨みの積み重ねから策を授けた執念と、それに完全には乗らない村重とのやり取りは読み応えがあった。でも結局城を出た。
千代保の冴えざえとした語りと、退かば地獄の苦しみの教えは宗派を持たぬ者にも感じ入るところがあった。自分は民草なので。
郡十右衛門が終始仕事の出来る人物で魅力的だった。
Posted by ブクログ
米澤穂信の歴史ミステリってどんなやねんって思っていたけど
いやぁ面白かった
こりゃ直木賞取るわけだ
いつもの軽い筆致でありながら戦国モノな重たさもあって
それぞれの章で提起される謎も
官兵衛の謀略も
最終章での謎解きも
どれもとても読み応えがあった
この官兵衛、どこかで見たことある気がする既視感に見舞われた
どの映画か大河かまだ分からないけど
印象がすごく似てる
どこかでもう読んでたかと思った
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映画化されるときいて読んでみました。
時代小説を読むのは3回目ですが、戦国ものとあって、難しい言葉や読めない漢字が出てきて苦戦しました。
でも、ミステリーの続きが気になり、頑張って読み進めました。面白くて、後半は戦国の言葉にはまりそうになっていました(笑)
「さもあらん」とか「〜ではあるまいな」とか「時を同じくして」とか
映画で本木さん演じる村重を見るのが楽しみです
Posted by ブクログ
安土桃山時代を背景としたミステリー小説。
珍しいなと思い、読み始めた。
最初は昔の言葉に少し読みづらさを感じつつ、読み進めていくと、どんどんと色々なことが繋がってきて、後半はあっという間に読み終えてしまった。
ミステリー小説と思って読み始めたが、読み終えて思うのはミステリー小説というだけではないな、ということ。最後は世の儚さを感じた。
今まで読んだことのない作品。面白かった。
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映画化すると知って読みました。
謎がどんどんと解き明かされていくのが読んでて面白かったです。
この役をあの人が演じるのか!と思うと映画がますます楽しみになりました。
Posted by ブクログ
展開を追うだけに留まらず武士の死生観や普通ならスポットライトの当たらない戦国時代の民草にまで思いを馳せながら、どんどん物語に深く潜っていった。文句なしに面白かった!
Posted by ブクログ
<目次>
略
<内容>
戦国時代の荒木村重を主人公に、織田信長に離反し有岡城に籠もった1年間を描く。投降を促しに来た黒田官兵衛を幽閉したが、城内で起こる事件、実は城内でゆっくりと起こっていく村重への不信感に気づいた村重が、官兵衛に理由を尋ねる形からなる。これ以上は種明かしになるので辞めよう。戦国時代や宗教を絡めてほんとうによく描かれている。面白かった。
Posted by ブクログ
有岡城城主・荒木村重が、城内で起こる不可解な事件の謎に翻弄される物語。登場人物が多く、序盤は人間関係を整理しながら読み進めましたが、主要人物さえ押さえれば流れは理解しやすく、物語の緊張感を十分に楽しめました。
印象に残ったのは、村重が織田信長と対比される形で描かれる点です。信長とは逆の行動を取ることで家臣や民の心をつかもうとしますが、その意図は伝わらず、次第に疑心暗鬼が広がっていく。その姿は、現実社会でも「思いが伝わらず空回りする」ことの教訓のように感じました。
牢に囚われた官兵衛の知略も圧巻で、村重の心を少しずつ掌握し、復讐を果たしていく展開には息をのみました。事件の真相が明かされるクライマックスでの官兵衛の執念と策略は、本作最大の魅力です。
Posted by ブクログ
一章ごとが長くて、米澤穂信にしては珍しく文章も固くてなかなか読み進まなかった。でも最後の、謀叛人はいなくて千代保が裏でいろいろやっていたとわかったときはなんというかゾワッとした。一章ごとに謎解きして終わりじゃないのが米澤穂信だよねと思った瞬間。4つ目は新たな謎が出てくるのではなく、今まで解いていなかった謎が残されていてそれが解かれるおもしろさ。
Posted by ブクログ
ずっと籠城!?
終盤、どのように進行してエンディングを迎えるのだろうと読み進めました
予想外の展開ではあるのだが、あまり歴史小説に慣れていないせいか、あまり気分が昂らなかった
そういうのを読み慣れている人は楽しめるのだと思う
Posted by ブクログ
面白かったです。
歴史を舞台にしており、そこでのミステリーとはどのようなものか知りたくて読み始めました。
正直、読みはじめてから暫くは文体や時代に慣れていないのか全然ないページが進みませんでした。全く面白くなくて何故人気なのか分かりませんでした。
でも諦めずに読み進めて良かったです。途中からとても面白かったです。それこそ終盤はページをめくる手が止まりませんでした。
変な視点かもしれませんが、歴史上の人物もこういうチームリーダーや管理職のような悩みを抱え手いたのかもしれないなと感じました。
終盤に様々な話が結びついていったり、主人公の生き様というかドラマが読んでいてとても面白かったです。
ミステリーかといえばわかりませんが、こういうのもたまには良いかなと思えました。
ただ最初はやはり面白くなかったので星4つです。
Posted by ブクログ
歴史上の人物に名を借りただけのミステリと思って敬遠していたのですが、米澤穂信の名前を信じて買ってみたら、面白い。これは、ちゃんとした歴史小説であり、ミステリはスパイス的なものでした。籠城していた荒木軍が士気を落としていく流れが描かれています。無辺をこう使うかっていうのも面白い。
まあ、ミステリ的な要素のため、やや現実離れしている感はありますが。
Posted by ブクログ
面白いが、昔の話で言葉で読みづらく、読んでも舞台を想像しづらかったりとかなり読むのに時間がかかってしまった。中盤から、時代が違うことによる読みづらさに慣れ、物語の動きに面白さを感じるようになった。
映画化されるとのことなので、映像で見るとより面白いだろうと思った。
Posted by ブクログ
主人公村重の想いが徐々に明らかになっていく展開はなかなかだった。
ただ、これは王とサーカスの時も似たような感覚だったが、歴史小説にミステリーを違和感なく組み込むのは難しいね、というのは正直な感想。
官兵衛スゲー!とはならず、なんか無理矢理感は拭えなかった。
チャレンジャブルな試みが受賞のポイントなんだろうけど。
Posted by ブクログ
面白かったものの、歴史に対しての知識が浅く、大河ドラマ等々もあまり見てないので、そういう武将がいたんだな、程度で読んでしまったのはもったいなかったかもしれない。
世間の印象とのギャップがこの小説のコアになる気がしている。