令和元年の人生ゲーム

令和元年の人生ゲーム

1,599円 (税込)

7pt

4.3

「まだ人生に、本気になってるんですか?」
この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。

「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」

慶應の意識高いビジコンサークルで、
働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、
「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、
クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……

”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。
彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか?

2021年にTwitterに小説の投稿を始めて以降、瞬く間に「タワマン文学」旋風を巻き起こした麻布競馬場。
デビュー作『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』のスマッシュヒットを受けて、
麻布競馬場が第2作のテーマに選んだものは「Z世代の働き方」。

新社会人になるころには自分の可能性を知りすぎてしまった令和日本の「賢すぎる」若者たち。
そんな「Z世代のリアル」を、麻布競馬場は驚異の解像度で詳らかに。
20代からは「共感しすぎて悶絶した」の声があがる一方で、
部下への接し方に持ち悩みの尽きない方々からは「最強のZ世代の取扱説明書だ!」とも。
「あまりにリアル! あまりに面白い!」と、熱狂者続出中の問題作。

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令和元年の人生ゲーム のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月14日

    タワマン文学という簡単に括られた前作よりも、哲学的で面白い。
    著者のペンネームで、現代社会を揶揄する言葉・麻布競馬場。つまり、自由でみんな動いているようで、資本主義という競馬場をグルグル周回・競争させられている感じがとてもうまく描けている。

    単にヒアリングを重ねた解像度の深さかなと。
    『なんとなく...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月12日

    SNSに投稿していた“タワマン小説”が話題になりデビューした著者の新作。平成28年から令和5年までの間に沼田というキャラクターと関わった4人の視点で描かれる、宮島未奈の『成瀬は天下を取りにいく』と似た構造の連作短編集。ただし読後感は真逆。それぞれの登場人物が抱える葛藤や辿る結末はどれも苦く、何より冷...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    タイトルにひかれて購入。気付けば全部読んでしまっていました。
    こういう人たち居るよねって思うところもあれば、自分はどうなんだろうって色々考えさせられました。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月23日

    組織で「仕事」に取り組むとき。
    例えば、組織に新たなメンバーを加える際。
    意思決定者に承認を得ることは必須であり、その承認がどのような原則に基づくのか。
    データやロジックのみで語れるものなら、承認者は不要とも言える。
    そこの原則に、政治的正義、politically correctness、つまりデ...続きを読む

    0

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