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20代の頃付き合っていた旧友が亡くなった。その葬儀で彼の息子に突然旅行に誘われ――。(『感情旅行』一穂ミチ)/結婚や出産で仲間が疎遠になっていくなか、放置していたマッチングアプリから通知がきて……。(『となりの独り』カツセマサヒコ)/とびきり不幸でもないけれど、完璧な幸せでもない。そんな「30代の恋愛」を切り取った、人気作家たちによるアンソロジー。
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Posted by ブクログ
今の気分にぴったりな本だった。短編集ってなんとなく気が進まなかったけどすごく良かった 『そのたびに私はムッとしてしまうだろうが、そういう世の中の当たり前みたいなものを無視した先に、私だけの人生の幸せがあるに違いない。』 『かなしい時や、さみしい時。そしてこんな時、恐竜は一体どんな声で鳴くのだろう...続きを読む。』
となりの独り カツセマサヒコを読んで マッチングアプリを通して人をジャッジする立場に立ってしまっていることの虚しさ、悪いことをしているような気持ち悪さについて納得した。 30代になり、子供が産まれた友達ばかりで付き合いが変わってしまうということで孤独を感じる独身男性の気持ちが描かれていて結婚願望...続きを読むの強くない自分は結婚をしなくてもいいのか考えてしまった。 →明確に子供を欲しいと思わないが結婚をすることに対しては前向きに考えたいと思った。 先日、アプリの女性とは子供が欲しいという価値観の違いから交際するのではなく友達としての付き合いを続けることになったので、26歳になった今の恋愛では子供を作ることをゴールとした恋愛など純粋な恋愛をすることの難しさに困惑している自分がいるのが事実であるということをこの小説を読んで言語化できて良かった。
前半のお話が特に面白かった。 同じ30代独身として耳が痛い部分もあったし、叶わない切なさにぎゅっとなった。 1話が短いからどのお話も読みやすかった。
私は麻布競馬場が書く文章が好きです。特に、この部屋から東京タワーは永遠に見えない、が好きです。だから今回の小説を買いました。前半部分に面白いエピソードが固まっており、後半部分は私好みではなくなってきたなという印象です。
恋愛はどの年代でも難しいが、中でも周囲のライフステージの変化が大きい30代に自分を見失う気持ちはとてもわかる。友人や家族との付き合いが変わると、どうしても自分の生き方も変わってしまう。正解はないと思うが、自分自身と向き合うことから逃げ続けていてはいけないなと感じさせられた。 各短編、個性的で不器用な...続きを読む主人公ながらもリアルで共感する部分も多くてそれぞれ面白かった。
今まで恋愛小説というものを 「まあ読んでみるか」みたいな感じに 年に1~2冊程度読んできた私だが、 恋というものに対峙したときに 普段は知らない自分を見せつけられたり 思わぬ人間臭さ、ダサさみたいなものが出てしまったり 実に人間らしいなと、 恋愛小説を続けて読んでそう思った。 本書の「不機嫌依存性...続きを読む」に出てくる女性はまさしく私で、 読んでいて恥ずかしくなってしまった。 恋って人間ですね。
うまくいかない恋のアンソロジー。 読んだことのある作家さんが4人、まだの作家さんが4人とちょうど半分。 アンソロジーでは、こうやって普段手に取ることのない方の作品を読めるのも楽しい。 「うまくいかない」とタイトルにもある通り、30代の恋愛は年齢的にも難しくなってくる。 若さの勢いに任せて…も無理だし...続きを読む、達観するには若いし。 好きだったのは、一穂ミチさんの「感情旅行」。行き先が出雲というのも良かった。 そして、この本を読んでいて改めて気付いたのは、やっぱり恋愛小説はハッピーエンドが好きだということ。次は幸せに浸れる恋愛小説を読もう。
色々な切り口でうまくいかない恋が描かれており、曖昧な年代の、そして曖昧な恋の結末。普段読まない恋愛ものだけどとても新鮮だった。 ビターな落ちが故に前向きに生きていく姿勢がほどよく、後味の良い読後感でなかなか面白かった。
自分の好みで申し訳ないが、最後が嫌ぁな感じで終わったのが良かったので「さみしがりやの恐竜たち」が好きでした。 ほの悲しい感じに終わるものもあれば、しょうがないね?って思うものもあったり、頑張れ!って思えるものもあったり、30代かは分からないけど、もちろん共感したりしなかったり、色んな恋愛模様を読めま...続きを読むした。 恋愛ものはあまり読みませんが、今回は表紙の絵が凄く好みだったから買いました!
【感情旅行】一穂ミチ 片思いしていた男性が病死。男性の息子は既に17歳。自身は社会で上手く通用しない現実。上手くいっていない恋愛。理想と現実が人生のやさしさと厳しさを感じさせてくれる。 【独身の女王】麻生競馬場 独身のカリスマと呼ばれていた女性の結婚。 カリスマ女性のような存在に憧れ、 自身も独身...続きを読むを貫いていたが、 周囲の変化が自身に葛藤をもたらしてくる。 独身も悪くないと思わせる。 【オレンジシャドウの憂鬱】砂村かいり 33歳のバリキャリOLが 恋愛による自身の市場価値と 他者との評価で揺れ動く。 【さみしがりやの恐竜たち】こざわたまこ ピュアそうに見えてドロドロ。 欲に流されている不思議な距離感の2人の話。 同族嫌悪。
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それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~
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光文社文庫編集部
一穂ミチ
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