スモールワールズ

スモールワールズ

825円 (税込)

4pt

2022年本屋大賞第3位
第43回吉川英治文学新人賞受賞!
共感と絶賛の声をあつめた宝物のような1冊。

夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人ーー書下ろし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。生きてゆくなかで抱える小さな喜び、もどかしさ、苛立ち、諦めや希望を丹念に掬い集めて紡がれた物語が、読む者の心の揺らぎにも静かに寄り添ってゆく。吉川英治文学新人賞受賞、珠玉の短編集。

ままならない、けれど愛おしい
「小さな世界」たち。

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スモールワールズ のユーザーレビュー

1冊では滅多に味わえない満足感!

親族を殺した相手と文通する女性の話や、15年ぶりに娘と名乗る男にあった男性など、
6つの物語が詰まった短編集。
ネオンテトラ/魔王の帰還/ピクニック/花うた/愛を適量/式日で構成されています。

各物語に総じて言えることは、どの話もあなたの心を動かすこと間違いなしということ。
特にオススメなのは「魔王の帰還」です。
私は現在20代後半なのですが、人生で一度も味わったことのない感情に動かされ、
「人生まだまだだな」と思った記憶があります。

短編集ですが、1話で1冊以上の充実感を得られるはず。
本好きの方はもちろん、忙しくて読書なんて!という方にも届いてほしい作品です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月21日

    この何年かで読んだ短編小説集の中ではいちばん良かった。6編ともタイプが違ってどれも面白く、ハズレがない。連作じゃないところもよかった。

    「魔王の帰還」は前半は姉弟のキャラクターに笑い、思わぬ事実が明らかになる後半は、その分も泣かされた。

    「花うた」は、獄中の人物との往復書簡で構成され、ダニエル・...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月21日

    初めての一穂さん本だったので、1つ目のお話を読んで、一穂さんてもしかして芦沢さん寄りの方⋯??と思いましたが、そこまでのイヤミス感はなく、しかし綺麗なだけではないというのがよかったです。
    ここがよかったとか具体的にはわからないけど、お話が纏う雰囲気が好きです。

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    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    衝撃を受けた。こんなにも感情を揺さぶられる本だと思わず、軽い気持ちで読み始めたら、あっという間に一穂ミチさんの世界に引き摺り込まれてしまった。
    一穂ミチさんの作品を読んだのはこれが初めてでしたが、他の作品ももっと読みたい!と思わせてくれるすごい本でした。

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    Posted by ブクログ 2024年03月26日

    一穂ミチ、お名前だけは存じていましたがこんなにも好みの作品を書く方とは……!
    私の中でBL書いてた作家って、ことごとくツボをついてくる人が多い。凪良ゆうとかさ。
    文章が読みやすい。心理描写が上手い。どうしようもない気持ちを言語化してくれる。人生ってままならないよな~ってある意味諦めみたいなものを突き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    おもしろかったー。
    どれもそれぞれが惹きつけられる話だった。こんな話作れるのすごいなーと単純に思う。
    他のも読みたい。

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    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    初読みの作者さん。2022年の本屋大賞第3位でもあり、皆さんの評判も良かったので早く読みたかったのだが、ようやく手に取れた。
    7つの短編からなるお話だが、語り口も趣きも異なり、小説の世界でよくある人たちを描いていても、その切り取られ方や話のオチのつけ方が秀逸で、とても面白く読めた。

    私が一番感じ入...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月14日

    新幹線の往復で読み終わりました。(文庫本)

    人間の孤独や思い込みなど深層的な部分を描いていて引き込まれました。短編集でとても読みやすかったです。

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    Posted by ブクログ 2024年03月14日

    6つの異なる物語を、1冊で楽しめるすごい本!第2話「魔王の帰還」は、笑いをこらえきれなかった。『スモールワールズ』のタイトルの通り、登場人物のごく身近な人物たちとのドラマに魅了された。

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    Posted by ブクログ 2024年03月13日

    最近読んだ本の中で群を抜いて素晴らしかった。本当にすごかった。1話読み終わるごとに抜けない余韻に浸っていた。
    こんなにも短編集で全てハズレがない作品は出会ったことがない。コース料理のように色んな味わいがあった。心地よい違和感、後味の悪さ、歪な幸福、穏やかな愛。なるほど、これは小さな世界の集まりだ。あ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月21日

    「ネオンテトラ」は怖かった
    「魔王の帰還」は好きな話し
    「花うた」傑作



    言葉の選び方が好み

    甘くはないけど
    辛辣さや意地悪さや暗さもあまり感じない

    多分、自分が考えてる時と言葉選びが近いんだろうな。
    好きな作家さんが増えるのは嬉しい。

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