スモールワールズ

スモールワールズ

825円 (税込)

4pt

※本作品は、2021年発売の単行本版『スモールワールズ』を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。

2022年本屋大賞第3位
第43回吉川英治文学新人賞受賞!
共感と絶賛の声をあつめた宝物のような1冊。

夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人ーー書下ろし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。生きてゆくなかで抱える小さな喜び、もどかしさ、苛立ち、諦めや希望を丹念に掬い集めて紡がれた物語が、読む者の心の揺らぎにも静かに寄り添ってゆく。吉川英治文学新人賞受賞、珠玉の短編集。

ままならない、けれど愛おしい
「小さな世界」たち。

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スモールワールズ のユーザーレビュー

1冊では滅多に味わえない満足感!

親族を殺した相手と文通する女性の話や、15年ぶりに娘と名乗る男にあった男性など、
6つの物語が詰まった短編集。
ネオンテトラ/魔王の帰還/ピクニック/花うた/愛を適量/式日で構成されています。

各物語に総じて言えることは、どの話もあなたの心を動かすこと間違いなしということ。
特にオススメなのは「魔王の帰還」です。
私は現在20代後半なのですが、人生で一度も味わったことのない感情に動かされ、
「人生まだまだだな」と思った記憶があります。

短編集ですが、1話で1冊以上の充実感を得られるはず。
本好きの方はもちろん、忙しくて読書なんて!という方にも届いてほしい作品です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    短編集。テーマは愛憎かな…それぞれ人の複雑な想いを書き上げてる。ここに出てくる人達は自己肯定感が低い気がする。だから孤独なのかな。愛を適量、YouTubeでショートドラマ化してます。ぜひぜひ。 花うたが一番好きです。手紙でのやりとりだけなのにお互いの気持ちが伝わってるような…優しい気遣いが好きです。

    1
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    短編小説7篇の作品
    1小説で7つの人生を体験でき、内容も濃いので面白かったです。すごい読みやすいし。
    個人の感想ですが、心理描写?が絶妙にわかりにくいのかな、最後まで読んだらわかるけど途中では全くわからない。
    最後に答えがわかる感じがこの短い文章の中で表現されているのがすごいなと思いました。
    全く違

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    あまりにも良すぎて...予想もつかない7つの小さな世界。どれもが面白かった。

    ・ネオンテトラ
    ・魔王の帰還
    ・ピクニック
    ・式日

    この4つは話の中に、他の短編の登場人物が出てきた気がした。魔王の帰還でボロッボロ泣いてしまった。

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    7つの短編集。どのお話も読み応えあり。特にお気に入りなのが「愛を適量」。料理でもよく聞く“適量”って、実際どのくらいなのか。たまには「あ、ちょっと入れすぎちゃった!」となるくらいが人間らしくていいのかもしれないと思ったり。

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    この世界観、好きだなぁ。
    私は好きな本を読む時、読み終わるのがもったいないと感じ、うっかり先を見てしまわないように手でページを隠しながらゆっくりと読む。
    こうやって読んでいる時に、私はこの本が好きなんだと実感する。

    こうなるのかなという想像を裏切り、なんとも不快な気分になったりもする。
    それがまた

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    今一番新作を読みたい一穂ミチさん。過去作も読んでいってます。
    全部が全部ささるかと言うとそうでもなかった(古いものね)けど、今作は短編集ながらどれもよかった。

    どうなるんだろう、どういうことだろうとどんどん読み進めてしまい、ほんとどうやったらこんな人心の機微を現すことができるんだと、私が作家なら敵

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    短編6編+掌編1編からなる登場人物間という「スモールワールズ=小さな世界」で起こる人間模様を描いた作品。
    短編とは思えないほど、話一つ一つが深く、予想しているよりも先に着地するような終わり方、読み終わった後も考えさせられるような読後感は他にない印象を受けた。
    それぞれのメインの登場人物にドラマが詰め

    0
    2025年09月26日

    QM

    購入済み

    色んな人の生き方を覗いたようなお話。個人的には「花うた」と「愛を適量」が好き。ちょっとダークだったり、ほわっとするお話もあったり読みやすかった。

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    静かに淡々と物語が進む。
    あぁそうなのかと思うようなラストなのだが、じんわり来る。
    大きな括りの中では一つ一つ際立つ事ってなかなかないけれど、生きている、生きていくって、一つとして同じパターンはなくて、その一つ一つが、この短編のように描かれるもの。
    とりとめもなく、そんな読後感想を持った。

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    どのお話も雰囲気が違って面白かった。
    登場人物の心情や情景が丁寧に描かれてるものもあれば、敢えて描かれていないお話もあって…
    それもまた良かった。
    街ゆく人達にもきっとそれぞれに様々な人生がある。素敵なあの人にも、なんか嫌いなあいつにも…
    そんな人々の小さな世界を覗いた気分になれた。

    0
    2025年12月04日

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