アフター・ユー
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アフター・ユー

1,900円 (税込)

9pt

遠い地で、見知らぬ男と海に消えた恋人――

●一穂ミチ3年ぶりとなる待望の長編

『光のとこにいてね』(島清恋愛文学賞受賞)、
『ツミデミック』(直木賞受賞)、
『恋とか愛とかやさしさなら』(本屋大賞ノミネート)と、
次々と話題作を発表する一穂ミチさん。
3年ぶりの長編となる今作は、
一穂さんが「いつか書きたかった」という、
「不在」と「喪失」の物語となりました。

互いに秘密を抱えながら暮らす
男女に訪れた突然の別れ――。
喪失を通して愛を問う、大人の恋愛小説です。

〔あらすじ〕
タクシー運転手の青吾が仕事を終えて家に帰ると、帰宅しているはずの恋人・多実がいない。
翌日以降も戻る気配がなく焦りを募らせる青吾のもとに、
<多実が見知らぬ男性と五島列島の遠鹿島で海難事故に遭い、
行方不明になった>というしらせが届く。
謎の多い事故の真実を求めて、
男の妻だという沙都子と遠鹿島へ向かう青吾。
多実の人生のかけらを拾い集める旅は、
青吾自身の過去をも照らしながら、
思いも寄らぬ場所へとふたりを導く――。

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アフター・ユー のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    最後の電話のシーン以降ボロ泣き

    言葉で映像を浮かべられる表現もすごいけど
    感触とかまでリアルに感じ取れる文章には感服

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    最後の頁で涙が溢れて止まりませんでした。
    互いに秘密を抱えて暮らす男女に訪れた突然の別れ……。突然失踪した同居女性と夫を探す男女の物語。恋人多実が見知らぬ男性と五島列島で水難事故で行方不明に……。

    悲しくて切ない作品てすが、謎解き要素もあって、続きが気になって読むのを止められませんでした。信じたい

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

     アフター・ユーとは、お先にどうぞ、という意味。つまり、私はあとでいきますから、ということ。
     以前、ホテルのエレベーターを降りる時、外国人の男性に順番を譲られて先に降りたことがあります。その時に、手のひらを出して言われました。

     大切な人を見送る時、私もあとから逝きますからねと言ってあげてくださ

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    一穂ミチはどちらともつかない吹っ切れない気持ち、人間であるがゆえの惑い…或いは狡猾さを描くのが上手い。今回は『喪失』をテーマにしており、底の知れない悲しみ苦しみ、そこからどう這い上がっていくのかを、事故の真相を紐解きながら描いている。

    東京で暮らしていた青吾。しかし舞台は長崎の五島。自然環境だけで

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    一穂ミチさんの新刊。
    今までの作品とはちょっと違う雰囲気のお話だった。
    彼女である、多実が旅行から帰ってこなくて、青吾が知らない場所で、知らない男の人と、事故に遭ってそのまま行方不明に‥
    最初は不倫か?と読み進めていたが、調べていくうちにどんどん多実の過去のことを知っていく青吾。
    青吾は長く多実と一

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    一穂ミチさんの新作は、これまでの作品とは一味違うミステリータッチの物語だった。「不在と喪失」がテーマだという。
    東京でタクシー運転手をしている青吾の恋人・多実が行方不明になる。警察に行方不明者届を出した彼のもとに、海難事故に巻き込まれた可能性があるとの連絡が届き……。
    主人公の青吾が隠そうとしている

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終えてすぐ、この感想を書いている。
    だから、苦しくて、腹立たしくて、愛おしくて、哀しくて、混沌とした気持ちのままにいる。

    ただただ、善い人が幸せになって、悪い人が幸せになれない世界であればいいのに。善い人とか悪い人とか、下手な表現しかできなくて情けないし、主観的で、勝手で、馬鹿みたいだけれど。

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表現が難しいけど、一穂ミチさんの作品って良い意味で、暗いシーンも暗すぎず感じさせない感じがする。

    あとは、情景がパッとその色まで思い浮かぶような言葉の選び方がほんとに好きです。
    海が凪いでいる時とか。空を仰ぐシーンとか。

    タイトルの言葉選びも好き。

    電話ボックスだけかなー。非現実的。
    SFっぽ

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東京のタクシー運転手の40歳ぐらいの男、青吾。
    多実と言う女の子と10年ほど同棲している。多実がある日旅行に出かけたが帰って来ず。長崎の遠鹿島で転覆したクルーザーに知らない男、波留彦と乗っていて行方不明とのこと。
    男の妻が来て、調査して、二人で遠鹿島に行く。

    30年前ぐらい。
    青吾の母親は大阪で青

    0
    2025年11月24日

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