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舞台は大阪のテレビ局。腫れ物扱いの独身女性アナ、ぬるく絶望している非正規AD……。一見華やかな世界の裏側で、それぞれの世代にそれぞれの悩みがある。つらかったら頑張らなくてもいい。でも、つらくったって頑張ってみてもいい。人生は、自分のものなのだから。ままならない日々を優しく包み込み、前を向く勇気をくれる連作短編集。
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Posted by ブクログ
大阪のテレビ局を舞台に、女子アナウンサーや報道局のデスクや派遣ADといった登場人物たちが、章ごとに語り手となる。仕事柄、それぞれの思うところがすごくリアルにわかるので、作家ってスゲーなと、関心した。また、それぞれのストーリーにちらっと、でも良い役どころで登場するのも良かった。あとミステリーじゃないけ...続きを読むど、全編、謎解き要素があるのも良かった。
大阪のテレビ局を舞台にした連作短編集。 一穂ミチの非BL作品初読み! この人はねえ、口が悪いだとか、性格捻くれまくってるとか、そういう一癖も二癖もある人物を描くのがすごくうまいと思う。最初「そこまで酷いこと言う必要ある?」とか「そんなに捻くれることってある?」と反感覚えちゃうというか、信じられな...続きを読むい気持ちになりながら読むんだけど、話が進むにつれてそれがうまく機能していることが分かって、爽快感すら覚えちゃうっていう話の作り方が得意な人なんだと思う。 今作では、中島がとにかくいい✨好き。中島のようでありたい!ていう超個人的な感想が一つ。 それから、物事の割り切れなさ、定石通りじゃない感じがかなり好みでした。 中でも「〈春〉資料室の幽霊」の話の持って行き方がすごく好きだなあ。ネタバレしますけど、みんな何かに恨みを持っていて化けて出る訳じゃないんだよということとか、不倫だし十年も音沙汰なかったけど、成仏されちゃうと悲しくなっちゃったり。 いや、夏〜冬もいいし、ラストの掌編もいいわ。みんなねえ、はじめは「何コイツ」って感じの始まりなんだけど、話が進むにつれてごちゃっとした糸が解れるように、その人の背景が見えてきて、いつの間にか応援したくなっちゃうんだよなあ。作者の術中にハマってるんだなあ。
作者の作品は初めてだけど、一気にファンになった! 短編集全部、全然違う人視点なのに全部面白い 全体的に、人の悩みに他人が寄り添うことを良しとしないのがいい 人に話しても解決しない付き合っていかないといけない孤独や問題と老若男女みんな共存してるんだよな〜
『〈冬〉眠れぬ夜のあなた』に 例えで「BUMP OF CHICKEN の世界観」 と出てきて テンション上がりました!
テレビ局を舞台とした短編集。 お仕事小説でもあるんだけど、それぞれの事情や思いを抱えた主人公たちが繰り広げるヒューマンドラマの方がメインという印象でした。 自分の境遇にモヤモヤしながらも、ちょっと抗ってみたり、でも失敗したり。かといって絶望するんじゃなく、一筋の希望が見えたり。 そんなちょっとした...続きを読む出来事に対しての登場人物の心情がとてもリアルに描かれていて面白かったです。 初めて一穂ミチ先生読ませていただいたのですが、また別の作品も読んでみたいです。
読み終わってすぐ、読み返した。そんな本は久しぶりだ。 一穂さんが紡ぐ言葉が、私の中にたくさん降り積もった。そんな気がした。 共感したのは夏の話。心を揺さぶられたのは冬の話。 どの話も全然違う立場、性格の主人公たちなのに、どの話にも「わかる…!」という感情がある。 人間の少しの醜さ、愚かさ、後ろ暗さ...続きを読む。そして、それを自覚していて少し自己嫌悪になるところまで。 一つひとつは小さなフレーズなのに、胸に去来する感情が大きくて、それを感じたくて何度もページをめくった。 「驚異の解像度」と紹介されていたのを見て、納得。 素晴らしい群像劇、もっともっと世間に広まってほしい。
舞台は大阪のテレビ局。 春夏秋冬の短編オムニバス。 関西の方言なので、すんなりと飲み込みにくくて頭の中で再生するのにつっかえてしまった。 しかし一穂ミチのさらっと置いてある言葉たちの魅力は大きい。 解説でもあったが、『頑張ってもええんか』と前向きにさせてくれるのだ。 いちいち言葉にしないが、日頃ぶ...続きを読むつけてやりたいことを言ってくれている。 だから元気になる。 ひとの気持ちに寄り添いたいけれど、やっぱり分からない、分からなくてもいいのかも。 それも思いやりかもしれない。 『知られたくない、分かってもらいたくない痛みだってある。』 『恥じるな、引け目を感じるなっていう圧も暴力』 『心のケアなんかしていらん。治りたくない。忘れたくない。』
テレビ局を舞台にした短編集。〈春〉「資料室の幽霊」に登場する雪乃さんの性格がほんと好き。さっぱりした性格の中にほんの少し人懐っこさがのぞく感じ可愛いすぎる。 日々のあれこれに心折れかける瞬間はこれからもあるのだろうけど、それでも「星屑」はきっとどこかに散りばめられていると信じてこ。
テレビ業界で働く人々にまつわる四つの短編+特別描き下ろしの5編からなります。切なくもハートフルなお話で、『スモールワールズ』とは違った一面が楽しめます。 著者のインタビューで『四編全部の中に、小さな謎や秘密がある。それが少しずつ明らかになっていくというのは、私が物語を作る時の基本のやり方みたいです...続きを読む。〜略〜 でも「この一瞬で充分だ」って思える瞬間が訪れる。〜略〜 その一瞬のおかげで、明日の自分が今日よりちょっと違うかもしれない。明後日には、元に戻っているかもしれない。全編を通して、そのくらいの「小さいおとぎ話」を書いたつもりです』と。 ご自身が住んでいた大阪を舞台にして描かれているのでリアリティがあります。テレビ局内の事情にも違和感はありませんでした。 『自分の人生を振り返っても、急に全てがぱっと好転して前向きになれる、という出来事は起こりませんでした。でも、折に触れて「寂しいけれど希望はある」と感じられる瞬間があり、それを拾い集めて大切にしてきたからこそ、ここまでやって来られたのかなという気がするんです。』と、一穂さん。 寂しさだけじゃない、ちゃんと希望はあるって相槌をうってくれるような作品群です。
第一話こそ花形の女性アナが主役だが、他は報道デスク、タイムキーパー、ADと、TVを支える名もなき星屑たちのストーリー。お気に入りはBL風味もお色気シーンもちょっぴり入って、あっと驚く伏線サービスまで一穂ミチの魅力全開な「〈秋〉嵐のランデブー」。
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