砂嵐に星屑

砂嵐に星屑

小説・文芸
784円 (税込)

3pt

舞台は大阪のテレビ局。腫れ物扱いの独身女性アナ、ぬるく絶望している非正規AD……。一見華やかな世界の裏側で、それぞれの世代にそれぞれの悩みがある。つらかったら頑張らなくてもいい。でも、つらくったって頑張ってみてもいい。人生は、自分のものなのだから。ままならない日々を優しく包み込み、前を向く勇気をくれる連作短編集。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎文庫
  • タイトル
    :
    砂嵐に星屑
  • タイトルID
    :
    1618767
  • 電子版発売日
    :
    2024年07月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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砂嵐に星屑 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    みんな一生懸命頑張ってる。必死で余裕がない。そんな切ない物語集。

    第1話 邑子の上司の村雲清司が病死したのは去年の暮。彼が資料室に出ると聞いて見にきたら出た。たまたま見にいていた後輩アナウンサーの雪乃が明日も来ようという。5日続けて張り込んだが毎日出るが、交信はできない。

    第2話 地震。電車は運休で、線路の安全を確認しないと動かないらしい。この一年で多くの同期がテレビ局をやめた。

    第3話 結花はテレビ局のタイムキーパー。由朗とルームシェアしているが、由朗はゲイなので手に入らない。

    第4話 晴一は彼女に別れようと言われてブロックされる。芸人さんの密着取材をする。なにもかもうまく運ばない。

    終章 陽介はテレビ局でバイトをしている。

    0
    2026年08月04日

    Posted by ブクログ

    初めて一穂ミチさんの作品を読んだ。文章がすんなり入ってきて感情移入しやすい。
    秋と冬のお話が特に好きで、最後のお話は泣いてしまった。
    短編ではあるがひとつのテレビ局が舞台ということで、それぞれのお話の主人公がまた別軸の話にも登場してきて、また違う視点から見れるという構成が面白い。
    綺麗事やお涙ちょうだい的なお話ではなくてすぐ身近にありそうな話だからこそ、心がじんわり温まって、仕事がんばろう日常がんばろうと思えた。そっと元気づけてもらえるような、疲れた心に寄り添ってくれるような素敵な御本でした。

    0
    2026年08月02日

    Posted by ブクログ

     一穂さんは人の機微や失敗を公平な目線で書かれているなと感じた。読んだ後心が温まり、でもちょっとセンチメンタルにもなり、他の登場人物の話も見てみたいなと思う作品だった。
     たまたま大阪出張の時に読めたこともあり、地方と仕事について色々考えさせられた。
     どの人も完璧ではないところが、親しみを覚えて、それぞれの悩みに自分なりに戦っている姿に活力をもらえる。
     〈冬〉眠れぬ夜のあなたの結花の春一に向けた「傷つきやすいくせして無神経」は我が家に向けられた言葉に感じた。人の機微を感じれる人になりたいと思った。
     震災や災害の話題も多く、「ほんのちょっと日常のルーティンがずれた時に限ってあんな大地震が起こるなんて・・」は、実体験はないが心に重くのしかかった。日々のことを当たり前にやることやれることを大切にしたいと思った。

    0
    2026年04月19日

    Posted by ブクログ

    よかった…まずタイトルがいい。砂嵐は放送が終わったTVである。その向こうに微かに見えるまたたきである。
    こんなに言葉を的確に、揺れ動き正体の掴みづらい心を表すことができるのか、と驚きの連続だった。
    例えば、「Bコースの答え」。本音と建前、と言うところである。Bコースは本筋から逸れてはいるが、まったくの嘘ではない。いわば、右に行くか左に行くかの違いである。
    そういった、言葉で説明するのは野暮になりかねない微妙なところを美しく表現するのだ。
    一穂ミチさん初読みでしたが、とっても好きな作家さんになりました。繰り返し読みたい本のため⭐︎5です。

    0
    2026年02月13日

    Posted by ブクログ

    春夏秋冬に分かれた短編集、冬の物語がイライラしつつも1番心に響きました
    いろんな人がいて本心では何を考えているのかわからない、小説はいろんな人生を覗き見することができて楽しいなと改めて感じました
    最初関西弁に馴染みがあまりなく読むのに苦戦しましたが、春の途中あたりからすんなり頭に入ってくるようになりました
    大阪の背景などがわかるともっと入り込めるのかなと思いました

    0
    2026年01月24日

    Posted by ブクログ

    大阪のテレビ局を舞台に、女子アナウンサーや報道局のデスクや派遣ADといった登場人物たちが、章ごとに語り手となる。仕事柄、それぞれの思うところがすごくリアルにわかるので、作家ってスゲーなと、関心した。また、それぞれのストーリーにちらっと、でも良い役どころで登場するのも良かった。あとミステリーじゃないけど、全編、謎解き要素があるのも良かった。

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    大阪のテレビ局を舞台にした連作短編集。

    一穂ミチの非BL作品初読み!

    この人はねえ、口が悪いだとか、性格捻くれまくってるとか、そういう一癖も二癖もある人物を描くのがすごくうまいと思う。最初「そこまで酷いこと言う必要ある?」とか「そんなに捻くれることってある?」と反感覚えちゃうというか、信じられない気持ちになりながら読むんだけど、話が進むにつれてそれがうまく機能していることが分かって、爽快感すら覚えちゃうっていう話の作り方が得意な人なんだと思う。

    今作では、中島がとにかくいい✨好き。中島のようでありたい!ていう超個人的な感想が一つ。

    それから、物事の割り切れなさ、定石通りじゃない感じがかなり好みでした。

    中でも「〈春〉資料室の幽霊」の話の持って行き方がすごく好きだなあ。ネタバレしますけど、みんな何かに恨みを持っていて化けて出る訳じゃないんだよということとか、不倫だし十年も音沙汰なかったけど、成仏されちゃうと悲しくなっちゃったり。

    いや、夏〜冬もいいし、ラストの掌編もいいわ。みんなねえ、はじめは「何コイツ」って感じの始まりなんだけど、話が進むにつれてごちゃっとした糸が解れるように、その人の背景が見えてきて、いつの間にか応援したくなっちゃうんだよなあ。作者の術中にハマってるんだなあ。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    『〈冬〉眠れぬ夜のあなた』に
    例えで「BUMP OF CHICKEN の世界観」
    と出てきて
    テンション上がりました!

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    〈冬〉の主人公が自分と重なりすぎて苦々しい。
    人を思って行動しているようで自分を守っているだけなんやな…
    現実を突きつけられた瞬間、腹を太い棒で突かれた感覚も、急にめまいがする感覚も痛いほどわかる。
    結局覚悟と勇気が持ててない。
    こんな人間でも主人公のように助けたり支えたりしてくれる人はいるんだろうか。
    職場が変わるこのタイミングでこの話を読めたのは当たりだったと思う。

    0
    2026年09月02日

    Posted by ブクログ

    テレビ制作に携わる人々の物語を紡いだ短編集で、作者らしい人間の内面や感情の揺れ動きを丁寧に描かれていた素晴らしい作品だった。

    0
    2026年08月04日

砂嵐に星屑 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎文庫
  • タイトル
    :
    砂嵐に星屑
  • タイトルID
    :
    1618767
  • 電子版発売日
    :
    2024年07月11日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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