あくてえ

あくてえ

1,650円 (税込)

8pt

あたしの本当の人生はこれから始まる。小説家志望のゆめは90歳の憎たらしいばばあと母親と3人暮らし。ままならなさを悪態に変え奮い立つ、19歳のヘヴィな日常。第167回芥川賞候補作。

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あくてえ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    この本を読んで学んだことは
    読書は絶望に近い孤独を埋めるかもしれないということ。

    昔は知り合いに数名いた読書家のいう、活字中毒の意味が理解できませんでしたけど
    (アホの子なので)

    あくてぇ

    芥川賞カテゴリ。
     
    90年代生まれの作家さんです。
     
    甲州弁で悪態をあくてぇと言うそうです。
     
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月18日

    怒鳴りながらも愛を持って祖母の世話をしたり、次の瞬間には殺意が湧いてみんなで死にたくなったり。
    ストレートすぎる感情たち。
    まさに出口のない日々。

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    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    ずっと苛苛する文が続いて、ずっと嫌な気持ちのまま進んでイライラしっぱなし!!!!

    なのに読みやすくてスルスル読めるのは、現実的な内容だから感情移入しやすいのかな?と思いました。

    登場人物全員イライラしました笑
    祖母も母も父も彼氏も……

    この中に書かれてることが本当に人の人生ぽいなと思いました。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月06日

    こんなところで終わるのか。

    "あたしが書く小説は必ず終わりを迎えるし、良くも悪くも決着がつくのに、現実はそうではない。ずっと続いていくのだ。"

    だからこの終わり方でいいのだ。

    ずっと「きいちゃん、いい人すぎるよ。できすぎだよ。」と思っていた。途中でその優しさ、善良さがゆめを...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月29日

    確かほんタメ!で取り上げられていた本。
    キツかった。主人公は環境に恵まれていない。いろんな種類の毒を持った家族に囲まれ搾取され舐められている。生々しかった。

    母親も父親も「ババア」にも彼氏にも腹が立ち主人公が不憫で仕方なかった。あくてえを何度ついたって変わらない現状。

    全てをなあなあにして受け入...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月10日

    私も祖母とまさに「あくてぇ」な関係だったので気持ちが痛いほどわかりました。
    搾取ばかりされているようでイライラするしお互い様でしょ!な気持ちで言ったこともこちらが悪者のように言われる…。
    しかも終わりがない。

    私も辛かった…。

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    Posted by ブクログ 2023年04月13日

    自分のやりたい事はあるのに、環境によってやる気が削がれていく。終わりの見えない日常は辛い。優しくしたい気持ちはあるのに、できない現実は辛い。つけこまれない為に、「あくてえ」つくしかできないのが辛い。

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    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    パワフルな悪態小説。
    19歳小説家志望のゆめと90歳の悪態ばばあの舌戦が止まらない。

    前作「エラー」も激しかったが本作は更に勢いを増している。

    ゆめは母親のきいちゃんと祖母の三人家族。
    父親は不倫の末、子を持ち新しい家庭で暮らしている。

    何が理不尽かって、ゆめと一緒に暮らしている祖母が父方の祖...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月15日

    そもそも、いくらヌルい善人だとしても、不倫して出て行った旦那の母のメンドーみるなんてあるのか?その母が善人ならともかく悪態つくばかりのババアなのに。激しい言葉のやり取りにげんなり、イライラ。「あくてえ」つかなきゃやっていけないが、その現実はババアを捨てるか死なないと終わらない…。

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    Posted by ブクログ 2023年01月08日

    いざ目の前にすると言葉は零れ落ち、あくてえばかりついてしまう。
    映画カモンカモンにも通ずるものを感じた。
    言葉は美しく、とても便利なものだけど、それゆえに繊細で頼りないものだと思わされる。
    小説には必ず終わりがあるけど、現実は残酷に続く。救いだけじゃなく、それが死だとしても終わりがあるから楽になれる...続きを読む

    0

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