ドール

ドール

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

その日、少年は、自分の、自分だけの特別な人形を手に入れたいと思った――時代を超えて蠢く少年の「闇」と「性」への衝動を描く、脅威の新人登場!第52回文藝賞受賞作!!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    ドール
  • タイトルID
    :
    348705
  • 電子版発売日
    :
    2015年12月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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ドール のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    山下紘加さんのデビュー作

    山下さんの小説を初めて読んだのは「あくてえ」
    時、個人的な諸事情で鬱屈状態にあったが、あくてえを読み精神的に解放され、楽になった。

    以降「エラー」「掌中」「クロス」「煩悩」を読み、悲惨な主人公たちの物語に、完璧に魅了された。

    で、ドール
    恥ずかしながら、ラブドールって初めて知った....
    ホント、世間に疎いことに改めて驚愕。。。

    主人公吉沢くんにはイライラさせられたな。
    山下さんの小説に共通する、閉塞感、袋小路な状態に陥っているのは、よく理解した上で....

    もうひとりの重要キャラ、長谷川くん。
    彼のシチュエーションと考えのギャップが未恐ろしい。

    この吉沢くんと長谷川くん、ふたりの高校生の暗闘がスゴぶる小説として面白く引き込まれる。
    ※長谷川くんは狡猾な大人、吉沢くんはもう時が止まっているひと....

    そして、吉沢くんの辿る運命に、なぜかカタルシスを感じてしまう。決してハッピーな結末ではないにも関わらず。。。
    フシギだ。

    0
    2025年04月21日

    Posted by ブクログ

    いけ!紘加!やってやれ!
    という感じの作品。
    装画がかわいくてハートウォーミングかと思い込んだ私が悪い。

    装幀:坂野公一さん・吉田友美さん
    装画:またよしさん

    0
    2023年05月05日

    Posted by ブクログ

    思春期の不安定さと少年の救いようのない闇。
    かなり鬱々とした文章。最後まですっきりはしなかった。すっごく気持ち悪い。でもそれがとてもクセになる。好きな作品です。

    0
    2018年07月20日

    Posted by ブクログ

    「文藝」2015年冬季号掲載作の単行本化。文藝賞受賞。

     二十一歳の女性がこれーー思春期の男子の劣等感や屈折した性欲という闇の部分ーーを書けたことに衝撃を受けた。審査をした作家たちが激賞しているのも納得できる。

     母子家庭でいじめられっ子の男子中学生のモノローグで語られる。子供の頃リカちゃん人形で遊ぶのが好きで、小4からは人形で自慰をしていたが、中学生になってラブドールを通販で購入しユリカと名付けて大切に優しく扱って自室に隠していた。
     一緒にいたくて学校に持って行ったラブドールの腕をクラスメイトに見つけられてユリカを貸したが、大切にしていたラブドールのバージンは奪われてしまった。
    「ユリカが憎い。僕は彼女に裏切られ、失望させられ、未來を壊された。」と感じた少年の心は壊れてゆき、ユリカという名前の元になった気になる同級生の後藤由利香へと彼の狂気は向かっていく。

    0
    2016年10月30日

    Posted by ブクログ

    人形に性的愛着を示す陰気な中学生の主人公。
    すごく歪んでいる、理屈すら通っていない。けれどそんなことはどうだってよくて、ただぐっちゃぐちゃな彼の気持ちだけが大事で、そういうぐちゃぐちゃな私の年齢からするともう懐かしい、としか感じなくなってしまった部分、よく文章にしてくれたなぁと。
    あとわたしお人形とかぬいぐるみに過剰に愛着を示す性質があるのでユリカに裏切られた気持ちとか彼女とはそういうんじゃないとか、そういう部分すごく共感できた。

    0
    2016年01月08日

    Posted by ブクログ

    主人公が何故倒錯した性欲をもつにいたったのか。生まれつきなのか、環境によるものかそのあたりの描写があると良かった。

    0
    2026年02月01日

    Posted by ブクログ

    Instagramでフォローしていた方がオススメしていた本。

    中学生男子の性への衝動。
    そして、家庭環境や学校のクラス環境により、徐々に暗くて深い闇へ堕ちていく、そんな様が描かれていた小説でした。

    終始物語は暗く、恐怖さえも感じる。
    でも、次にどのような展開が待ち構えているのか気になってしまいます。

    普段読むことがないジャンル。
    様々な世界観があることを改めて感じることができた一冊でした。
    こういう経験ができるのが、本の素晴らしいところですね。

    0
    2026年01月22日

    Posted by ブクログ

    いじめられっ子の中学生がダッチワイフを性の対象とする話。アブノーマルな世界がさらりと暗くなりすぎずに読みやすく描かれています。そのためか、表面的に腫物をなぞっただけのような、本来根深いどろどろとした陰湿な部分が中途半端に描かれ、登場人物の個性がぼやけてしまったように感じました。

    0
    2025年02月28日

    Posted by ブクログ

    ピュアドールを1度は……w

    ってな事で、山下紘加の『ドール』

    人間を好きになり切れない人は、ドールにハマって行くんかな……。

    ドールを愛してしまうと妄想と現実の狭間で、幻想と現実の壁が崩壊して自分だけのワールドでしか生きれなくなって、現実へは戻れない……。

    怖いね

    2018年89冊目

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    彼は、ただ話し相手が必要だから、僕を利用しているだけなのかもしれない。その証拠に、僕という人間にも、僕という人間が置かれている状況にも、全く興味がない。
    それでも僕は長谷川に声を掛けられたり、彼の話に相槌をうっている時、ほんの少しいい気分になることがあった。混乱しているのかもしれない。僕は、友達というものが、よくわからなかった。(P.86)

    人形に恋をし、学校ではいじめられ、女子の机に精液を入れたりと主人公の行動も性格も理解できず、ただただ気持ち悪い。好きなものを好きと言って何が悪いと担任に吐き出した言葉は、きっと彼の本心なのだろう。しかし、周囲の人間から見れば少年は異常で歪んだ性癖を持った中学生である。自分を分かって貰えない辛さ、自分より弱いものへの虐待、そして処女への神聖化、それら全てが主人公をつくるものなのに、それを異常だと見なす社会が少年を底まで落としていく。男の人生も生きてみたいと思ったことがあるが、このように学校と家庭で虐げられ、歪んだ愛情を持っスクールカースト最下位の男子なら、途中で人生辞めたくなるに違いない。犯罪者がこのようにして出来上がると考えると、環境や人的影響がどれだけ大きいか感じた。

    0
    2024年01月17日

ドール の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    ドール
  • タイトルID
    :
    348705
  • 電子版発売日
    :
    2015年12月18日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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