煩悩

煩悩

1,760円 (税込)

8pt

友達でも恋人でもないけれど、私たちはほとんど一つだった。それなのに、どうして――? 過剰に重ねる描写が圧倒的熱量をもって人間の愚かさをあぶり出す、破壊的青春小説。

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煩悩 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    安奈と涼子は普通の友だちではなく、共依存の関係なのかな? 安奈は何かしら障害があり(書いてはないけど)涼子の様に賢く優しくされたら支配されてしまうのかもしれない。でも涼子は何で?彼女の支配欲や独占欲や嫉妬心 一度では理解できなかったので、再読したい

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    安奈に触れるとき、私はいつも無意識のうちに利き手ではない方の手を伸ばしている。物心ついた時から使い慣れ、あらゆる刺激を覚えた利き手よりも、非力で運動機能に欠け、遅々として拙く、ときにもどかしくすら思う利き手ではない手の方が、私に新鮮な感度を与えてくれた。その行為は、安奈に対する私の感情の尺度でもあっ

    0
    2024年09月03日

    Posted by ブクログ

     涼子の安奈に対する清濁併せ持った思いが、ぎっしりと詰まっていた。涼子にとって安奈は、親友という関係は優に超え、家族とも違い、自分の一部のようだ。愛おしい気持ちを抱き、かけがえのない存在でありながら驕る気持ちが勝り大切にできない、何とも不思議な関係だ。自分の経験とは一致しないのに、涼子の気持ちがどこ

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    複雑な感情をここまで言語化できる語彙力表現力が素晴らしいと思う。歪んだ執着心、嫉妬心、支配欲。私には理解できない感情が多かったけど、それでもそれがどんなものかはとても伝わってきた。
    主人公は賢く、他者や自分をここまで理解しながらも、相手を支配しようとすることはやめないし、やめられない。ターゲットに選

    0
    2024年03月19日

    Posted by ブクログ

    ほんタメ文学賞あかりん部門受賞作。

    こういうのを読むと、人ってこんなに誰かに寄りかかったり執着したり、人間のこと好きなんだなあと客観的になってしまう。
    私の人間嫌いな面が露呈するというか。
    私には分からない感情だな〜。

    0
    2024年03月11日

    Posted by ブクログ

    「分かる〜」と安易に言えない人物像が良い。
    涼子の一人称で杏奈に対する依存、嫉妬、所有欲、その他諸々の思考でほぼページが埋まっているのだが、それでも理解が出来ない。
    後半の杏奈の危うさや涼子の2人の関係の終わりに突き進む複雑さはホラーのようで顔を歪めながら読み、読後、呻いた。

    0
    2024年03月06日

    Posted by ブクログ

    支配と依存の話に見えた。支配と依存を嗜癖しててそれが煩悩ってことかもと思った。涼子は安奈が自分の意思で恋をし、誰かと肉体関係をもつのが嫌なんだろうなと思った。自分の許可なく脱毛するのですら嫌がるくらいだから。支配下から離れて自分の意思を持たれるのが嫌なんだよね。肉体関係の数でマウントをとるようなふし

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    女性の濃い友情というか、束縛というか、
    緩やかな支配というかそんな感じ。

    濃い付き合いは苦手で、あっさりした付き合いしかしてこなかったので
    共感というよりは、そうなのか〜と思った。

    身体に関する描写は共感するところが多かった。

    0
    2024年02月09日

    Posted by ブクログ

    あくていが良かったので本作も読んでみた。
    変わらず文体と表現が好きだ。
    ただまだ表現のリフレインは化ける余地がありそう。
    物語の筋はドロドロ過ぎて好みじゃなかった。

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中学の頃から24歳の今でも二人で一つの私と杏奈。杏奈が異性を忌み嫌い、私に凭れかかってくるほど心地が良いという、庇護欲とも独占欲とも言い切れない感情が女性同士特有だなぁと思った。結局異性問題で関係は破綻してしまい少しガッカリしたがそれもまたリアルだった。杏奈が私の前から消えた後、杏奈は今まで庇護され

    0
    2025年08月17日

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