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Posted by ブクログ
今村夏子さんっぽいかも、、と聞いて読んでみた♪(今村さん大好きなのに 新刊がなかなか出ない(T^T))
なんか危なっかしくて 痛々しくて なんとも嫌〜な感じ!
めっちゃ好みだった〜笑
これはクセになりそうな作家さんだ♡
表題作の「アイスネルワイゼン」と「アキちゃん」の2本立て。
「アイスネルワイゼン」の方は会話文が主体で 主人公の感情があえて直接は描かれてない。
そこは会話から読む人が感じ取れってとこが面白かった。
どこにでもいそうな主人公が、ちょっとしたつまづきをキッカケに どんどん上貼りのメッキが剥がれていって 本性があらわになっていくといったお話。
自尊心が高くて、いつも周囲の人の悪口ばかり。
何か一つ上手くいかないと、自暴自棄みたいになって どんどん悪い方へ行ってしまう。
この崩れっぷりが凄まじかったな〜
そして主人公以外の人も みんな割と嫌な感じ。笑
読んでて うわぁ〜っと思うけど、まったくの他人事と思えない部分もあってチクっとした。
「アキちゃん」の方は 久々にやられたな〜!
え、そうだったの?!の驚きあり。
2編、どちらも面白かった!!
これからも追いかけたい作家さんだなぁ♡
Posted by ブクログ
表題作「アイスネルワイゼン」かなり好きだった。大きな特徴は最初から最後まで主人公含め他の登場人物の心情が全く描かれてない点。そのせいで読み手は登場人物の発言と行動から各々の想像で物語を補完することになるので、結果として作品に読み手の思考の癖が反映されて、多分人によって全く違う感想を持つ気がする。
鏡みたいな作品。
「アキちゃん」は叙述トリックっぽい要素がある作品だった。子どもが主人公になる物語をここまでリアルに、というか言葉を選ばずに言うと「気持ち悪く」書ける作家は中々いないと思う。子どもって純粋な善と純粋な悪が衝突した結果できたドス黒い化合物を大人みたいに隠せなくて外に出しちゃうもんだよなあ、、としみじみ。
Posted by ブクログ
まず、会話劇が多かったので一気に読み切ってしまった。
内容についての感想を一言で表すなら、自分の腹黒さをグワっと明るみに出された小説、だ。普段人前では出さない自分の意地悪感情だったり人から隠したい羞恥心だったりを、この小説の主人公は丸出しにしている。「こうゆう意地悪なこと友達に言いたくなっちゃうなあ(言わないど)」「こうゆう意地悪なこと考えちゃうなあ(態度にはださないど)」みたいな、自分の中の黒いドロドロした側面を、小説の主人公はこれでもかと表に出している。
そんな主人公に共感し自分の中の腹黒性格に向き合いつつも、だからといって自分は行動に移したりしないなーと若干引いたスタンスで一気読み。
この主人公と同じような思考を持たない人が読むと、全く共感できない性格悪い主人公って感じるかもしれない。個人的には面白い小説として誰かにおすすめしたいけれど、好き嫌いは別れる小説だと思うから薦める人は選ぼうと思った。
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