朝井まかての作品一覧
「朝井まかて」の「読楽」「朝星夜星」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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甲南女子大学文学部国文学科卒。2008年に『実さえ花さえ』で小説デビュー。『恋歌』で第150回直木賞、本屋が選ぶ時代小説大賞2013を受賞。その他作品は『ちゃんちゃら』、『すかたん』など。
小説・文芸
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Posted by ブクログ
流石は人情噺の名人、朝井まかて。いや読ませる、読ませる。道具商、つまり今の時代でいう骨董屋。しかし骨董品なんて、その昔、いや今もやってるのか、『なんでも鑑定団』で和服着た親父が「良い仕事してますね〜」とか言って高値を付けたり、これは贋作でお金にならないなどというのを見て、いや人間、欲を掻くと碌なことにならんな、国中に恥を晒すと思っていたが、この本を読んだらやってみようかなどという良からぬ気持ちが芽生えてしまった。
主人公は寅蔵、碌でも無い奴なので皆んなからドラ蔵と呼ばれている。住んでいた大坂で厄介ごとを背負い込み、親に勘当されて江戸まで出て行く。作中の大坂弁が実にいい。町田康の饒舌とはちょっ
Posted by ブクログ
祖父の代は隆盛した油屋を継いだ女商人、大浦慶。
商売を立て直そうと新しい動きを組合に提案するとバカにされる。
それならば自らリスクを取ってやろうとすると、なかなか陽の目を見ない。
それでも、彼女を信頼してくれる人と出会って、なんと日本のお茶をイギリス商人経由でアメリカに輸出することに成功する。
しかし、それも江戸幕府がなくなり、明治新政府ができる中、
日本の貿易の中心が長崎から横浜に移る中で、徐々に衰退していく。
そんな時に、タバコの葉を輸出する仕事を共に取り組まないかとの提案がなされ、
信頼していた外国商人に売り込むも、仕入れはできないと言う詐欺話だと気が付き、多くの借金を抱える。
当時の隠
Posted by ブクログ
森鴎外の家の息子の類の一生。面白かった。
森林太郎と志げとの間に類は生まれた。父は陸軍軍医総監、陸軍省医務局長。類には姉がいて、茉莉、杏奴、兄の於兎は離れに暮らしている。
類の成績は良くない。ことに算数。父に教えてもらえばわかるのだが。
於兎がドイツに留学。茉莉も夫が留学中のパリへ。父はイギリスの皇太子が正倉院にいらっしゃるので、博物館長として奈良へ出張。だが父はげっそりして帰宅。病気なのだそうだ。父が亡くなる。
類は中学生になった。小さな一軒家で使用人と家族と暮らしている。兄の於兎は東京帝国大学医学部の助教授を勤めている。類は中学を中退する。類は絵を描くようになった。茉莉が離縁されて帰っ