最悪の将軍

最悪の将軍

715円 (税込)

3pt

生類憐みの令によって「犬公方」の悪名が今に語り継がれる五代将軍・徳川綱吉。その真の人間像、将軍夫妻の覚悟と煩悶に迫る。民を「政の本」とし、泰平の世を実現せんと改革を断行。抵抗勢力を一掃、生きとし生けるものの命を尊重せよと天下に号令するも、諸藩の紛争に赤穂浪士の討ち入り、大地震と困難が押し寄せ、そして富士山が噴火――。歴史上の人物を鮮烈に描いた、瞠目の歴史長編小説。

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最悪の将軍 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歴史物は全然読んで来なかったが朝井さんで読み始めした。歴史物に慣れておらずとも読みやすいです。登場人物の教養が高いため、読み手も知識があればより楽しめると感じました。

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    読む前から疑心暗鬼で、好きじゃないと思うけど、朝井まかては読まなければという使命感の様な変な感情を持ちながら読み始める。犬公方が主観の本って初めてでは。生類憐みの令は人民の為に出したのが受け取る側の意趣を受け止めていないとか書かれている。一瞬本気になったけど、犬公方は犬公方なんだろうなと、じゃないと

    0
    2024年01月16日

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、一般には悪評高い将軍綱吉。有名な生類憐れみの令の背後にあった綱吉の真意、綱吉が目指した政治、それらへの新しい解釈を知る事が出来てとても良かった。もちろんこれもまた、一つの綱吉像に過ぎないだろうが、歴史をみるとき、様々な解釈があってこそ、現代に役立てられる視点を得られると思う。

    0
    2023年05月30日

    Posted by ブクログ

    政治を志す人に一読してほしい施政者の難しさが、描写されている一冊。
    元禄時代、徳川綱吉、その教科書的なイメージとはかけ離れた、苦悩の連続であった将軍の姿、そして当時の民衆の困難具合が手に取るように伝わる作品。
    経済、社会的に混迷を極める現代に、読まれる歴史小説ではないか。泣ける。

    0
    2022年01月28日

    Posted by ブクログ

    江戸幕府の5代将軍であった徳川綱吉の物語である。
    “最悪の将軍”という題名が酷く目立って、同時に強く好奇心を刺激されたので当初は然程気に掛からなかったが、表紙イラストに犬が描かれている。徳川綱吉と言えば、“犬公方”なる綽名を賜った人物で、平和になった時代に君臨して、「犬を大事にする」というような、何

    0
    2019年11月16日

    Posted by ブクログ

    五代将軍綱吉と言えば、生類憐みの令で、評判が良くないのは広く知られているところ。
    その時代と、綱吉の真意は?
    新たな角度から描いた作品です。

    五代ともなれば世は穏やかで繁栄しているというイメージがありましたが。
    当初はそういう空気でもなく、過渡期だったのかもしれない。
    将軍になるとは思わずに育った

    0
    2024年01月20日

    Posted by ブクログ

    綱吉に対する見方が180度変わった。頭が硬すぎたのが悪かったのか。もっとABテスト回して良い悪い吟味しながら政策進められる世の中だったらなあ。

    0
    2023年12月03日

    Posted by ブクログ

    犬公方などとあだ名される江戸の五代将軍徳川綱吉の話。
    何となく知られた人物を、意外な側面から違った評価をら加えて描く手法、大好きです。

    0
    2023年05月07日

    Posted by ブクログ

    生類憐れみの令で人々の心に養いたかったもの。
    戦国の世から、泰平の世にするのに必要だったもの。

    文を以て、真に泰平の世を開き申す。

    0
    2022年04月26日

    Posted by ブクログ

    読みはじめは文章が固くなかなか進まなかった。慣れると歴史再発見で綱吉の見方が変わってきて面白い小説だった。理想を追い続けた政治をした人だったんだなぁ。

    0
    2021年12月30日

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