御松茸騒動

御松茸騒動

704円 (税込)

3pt

「御松茸同心を命ずる」──十九歳の尾張藩士・榊原小四郎は、かつてのバブルな藩政が忘れられぬ上司らに批判的。いつか自分が藩の誇りを取り戻すと決めていたが、突如、「御松茸同心」に飛ばされる。松茸のことなど全くわからない上、左遷先は部署ぐるみの産地偽装に手を染めていた。改革に取り組もうとする小四郎の前に、松茸の“謎”も立ちはだかる! 爽快時代お仕事小説。

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御松茸騒動 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    また渋い分野を選びましたけど、知らない知識があるのと美味しい松茸を食するイメージが浮かぶ本ですね。3ベエのアクセントがこの醍醐味なのかも。とにかく出てくる出てくるし、頼りになるって言う。いつの時代も仕事が出来ないで世の中の害になる人間は存在するのですね。お母さんが別れてそのまま会わないのもちょっと残

    0
    2024年01月16日

    Posted by ブクログ

    現代にも通ずるような話でとても面白い。

    御奉行への説明シーンでの、赤松と松茸の関係は主従関係という例えはとてもわかりやすく良いシーンだったし、主人公小四郎がさらっと重ねた年月分成長して人柄が練れてきているのがよくわかった。

    朝井まかての小説でこの薄さ。
    初心者向けにおすすめだな。読みやすく、かつ

    0
    2024年01月08日

    Posted by ブクログ

    秋ですね。

     茸のおいしい季節となりましたが、高級食材の松茸を庶民が口にするには、相当な覚悟が必要です。
     江戸中期の尾張藩でも事情は同じようで、藩の特産品として方々のお偉いさんにご進物するのですが、近年は不作続きで、全く足りません。足りない分はどうすのかといいますと、商人から買いつけます。ただで

    0
    2021年10月26日

    Posted by ブクログ

    面白かった!

    社会の理不尽や人間関係の摩擦といった、どことなく現代的な要素が盛り込まれた時代小説。

    石の上にも3年とはよく言ったもの。
    エリート意識が鼻に付く若造だった小四郎の成長振りが読んでいてとても快いし最後の大逆転には大変スカッとする。
    ほんとうに素晴らしい読後感。

    ちなみに松茸同心とい

    0
    2021年01月31日

    Posted by ブクログ

    この著者の時代劇小説はどれを読んでもおもしろくて、飽きない。
    生物、特に植物に詳しく博識なので、いろんな知識が得られる。
    大阪出身の人なので、一度はお目にかかりたいかたである。

    昔も変わらないお役所仕事、窓際族の典型の武家さん達が松茸の偽装や産地偽装して、お上にごますり、忖度、手柄横取り、横領、し

    0
    2017年12月22日

    Posted by ブクログ

    松茸を幕政や交際に重用している尾張藩だが、近年不作に悩んでおり、辻褄合わせの不正が横行する中に自称秀才の江戸詰藩士が御松茸同心という奇妙な役職で国本に派遣され松茸産業の再生に挑むという話。
    言ってみれば江戸時代のお仕事小説で、内容はかなり面白いのですが、良い意味でよくもこんな馬鹿ばかしいテーマを思い

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    名古屋の市政の人々の愛あふれる話し。
    松茸のお世話って大変なのねー
    政治の中心から嫌われると大変なのねー


    0
    2021年10月06日

    Posted by ブクログ

    主人公の上から目線 見下した感 
    清く正しくが 必ずしも歓迎されない社会

    コミュニケーション下手で頭脳明晰な主人公が
    人間味ある成長をしてく

    幸せって地位でも名誉でもなく
    他人ではなくその人自身が幸せと思うことやなー

    大殿 素晴らしい。
    もっと大殿の考えを聞きたかった

    0
    2021年03月26日

    Posted by ブクログ

    面白かったです。まさに、「御松茸騒動」でした。
    始めは、自分は有能だと周りを見下していた小四郎があまり好きではありませんでしたし、周りの三べえなどのキャラもちょっと…と思っていましたが、小四郎が御松茸同心に左遷されてからの奮闘に引き付けられました。
    松茸のことがあまりわからない時代に、松林を再生させ

    0
    2018年02月03日

    Posted by ブクログ

    朝井まかて氏の時代小説は楽しい。ユーモアがあるし、庶民に生きる力をくれる。▼幼いころから才気にあふれた18歳の尾張江戸藩士の榊原小四郎は、同僚上司の事なかれ主義に反感を抱く。その結果、尾張国許の御松茸同心を命じられ、ひょうきんな3人の叔父「さんべえ」と尾張に赴く。心に不満を抱きながらも、松茸の不作の

    0
    2017年11月10日

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