グッドバイ

グッドバイ

850円 (税込)

4pt

長崎の油商・大浦屋の女あるじ、お希以──のちの大浦慶。黒船来航騒ぎで世情が揺れる中、無鉄砲にも異国との茶葉交易に乗り出し、一度は巨富を築くが、その先に大きな陥穽(かんせい)が待ち受けていた──。実在の商人・大浦慶の生涯を円熟の名手が描いた、傑作歴史小説。

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グッドバイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    大浦慶の名前を知りませんでした。お恥ずかしい限りです、知ってるであれっ。もはや歴史教科書の登場人物なんですね、ヲルトに登場人物は実在するし長崎事件も本当でした。これが原因で没落するのだが、そこから不死鳥の姿になるって事 大河ドラマにもなれるって事 いやあ知らない事が恥ずかしいとまたも思う お祖父さん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月02日

    長崎で油を扱う大浦屋の身代を継いだお希以は外国人向けに茶葉を販売するビジネスを行い財を為し、亀山社中(後の海援隊)を援助する。
    その後、熊本藩士遠山一也、元大通詞の品川藤十郎に持ちかけられた煙草葉の商いで詐欺にあったもの、そこから復活し横浜製造所の経営を杉山徳三郎と共に行う。幕末の女商人大浦慶の一代...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月30日

    大浦慶の話。この人実在の人だけど全然知らなかった。とてもやり手の女将さん。そしてとても面白かった。外国人と対等にビジネスしたり、幕末の偉人(坂本竜馬とか大隈重信とか)たちとやり取りがあったり。引退した番頭さんがピンチの時に帰ってきたのはかっこよかった。

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    Posted by ブクログ 2022年11月07日

    傑作。熱い展開に何度も涙し、大河ドラマを見終わったような読後感がある。
    幕末〜明治の有名人が多数出てくるのも楽しいが、おそらく創作であろう、お店の奉公人たちの造形が実に魅力的。

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    Posted by ブクログ 2023年09月19日

    知人に薦めらめて初めて読む朝井まかてさんの作品。大浦慶の素敵な人生、幕末から明治の長崎での出来事、ワクワクしながら読み進みました、勘を磨け!の言葉は私にもビビッときた。他の作品も読みたい。

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    Posted by ブクログ 2022年11月24日

    幕末の長崎、油商・大浦屋のあるじはお希以(けい)。自分の「やりたいこと」を見据えて突き進む。潤沢なエネルギーを存分に使いこなすその勢いがまぶしい。
    窮地でさえ蹴散らす感じがする。時にはあきれる事もあるけれど、他人の思惑など気にしないんだろうな。

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    Posted by ブクログ 2022年10月30日

    幕末、長崎の地で異人との交易を始めて時代を切り開いた女傑の波乱万丈。

    既得権と仕来りの中で細る家業に飽き足らず、世の流れを嘆くばかりで旧弊から抜け出せない同業者組合や家業大事の番頭に囲まれながらも世界を相手の交易に乗り出す大浦希以。わずかな絆と信義を手掛かりに、茶葉の輸出で一時代を築き上げる。

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    Posted by ブクログ 2023年10月25日

    202210/見事な傑作。ドラマで見てみたい。余談だけど、大浦慶といえば、漫画(高浜寛『ニュクスの角灯』)を思い出す。

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    Posted by ブクログ 2023年10月03日

    長崎の「あきない正伝」だ!
    油商家の女将で、幕末の動乱期
    外国に茶葉を売り込み富を築くも
    詐欺事件に巻き込まれて財も信用も失い
    それでも最後はまたひと花咲かせた
    剛気な大浦慶の一代記。
    朝ドラいけそうやん。

    慶も魅力的だけど
    彼女の意気に賛同してくれる
    船員テキストルや商人ヲルトや
    ガラバアといっ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年10月16日

     長崎の油商・大浦屋の女あるじのお希以(けい)は女だてらに海外との交易をしたいと願う女商人。
     時代は浦賀に黒船がたどり着いた時期、彼女はこれを機会と思い、通詞(通訳)の品川という武士を通じて、テキストルという青年と交易をおこなうことになる。
     油を売るはずの油商が油ではないものを売る、ということで...続きを読む

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