花競べ 向嶋なずな屋繁盛記

花競べ 向嶋なずな屋繁盛記

748円 (税込)

3pt

花競(はなくら)べ――最も優れた名花名木に与えられる称号・玄妙を目指し、江戸中の花師が育種の技を競い合う三年に一度の“祭”。恩ある人に懇願されて出品した「なずな屋」の新次は、そこでかつて共に修業した理世と再会する。江戸市井の春夏秋冬をいきいきと描く傑作「職人小説」。(講談社文庫)

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花競べ 向嶋なずな屋繁盛記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    そうか、これがまかてのデビュー作品か。才気溢れ、そして、初作から飛び抜けたおもしろさ。すごいなぁと末尾解説にも納得。新次とおりんが主役なんだろうけど、雀、六兵衛、辰之助のキャラが圧倒的で、魅了した。楽しかった!

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    Posted by ブクログ 2019年12月13日

    ぎゅっと、ぎゅっと、詰まった一冊。短編集になっているのが、もったいない。
    桜の描写も美しくて。
    来年の桜は、この話を思い出して切ない気持ちで見上げることになりそうです。
    辰之助の人生を、別冊でじっくり読んでみたいなぁ。

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    Posted by ブクログ 2018年10月04日

    江戸中期、花師の「なずな屋」
    若夫婦とその周りの人々の人情物語

    ちょっとしたミステリ要素もあり
    恋愛模様もあり。

    これがデビュー作と知ってびっくり
    なんと達者な・・・

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    Posted by ブクログ 2014年07月31日

    読み終わって改めて表紙を見てみると、この本の内容がぎゅっと詰まっていたことに気付いた。
    主役である新次とおりん夫婦に預かりっ子の雀(しゅん吉という名前なのに鼻が詰まってちゅん吉としか言えないから雀というあだ名がついたなんて由来が可愛い)。若旦那に六兵衛さんなどなど、登場人物が魅力的でいきいきとしてい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月11日

    苗物屋の新次・おりん夫婦の物語。304ページと中編だが、内容はたっぷり。序盤は悪役に嫌がらせをされ、中盤は理世との逢瀬、終盤は花魁吉野と染井吉野の話。もっと引っ張っても良さそうだが、まさかデビュー作とは。さすがは朝井まかて氏です。

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    Posted by ブクログ 2023年02月04日

    花師という職業を通して江戸時代の人々の植物に対する価値観や関わり方を知ると共に、この時代のプロフェッショナルが持つ矜持に心惹かれます。
    また有力な幕閣や商人がとても粋な役で登場し、身分を超えた関係がとても好ましい。
    染井吉野は本当に染井の植木屋が売り出したものらしいですが、その事実に素敵な物語を重ね...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月31日

    人情溢れる素敵な関係性。時代小説はあまり読まないのですが、さくさく読めた。淡々と進みながら、言葉にできないらやりきれなさも胸を打った。時間は一方向。継いで継いで残されたものの美しさに感謝したい。

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    Posted by ブクログ 2021年08月22日

    さすがは朝井さん。背表紙の内容では、面白く読めるかなと思ったけれど、一気に読めた。変などろどろ感は皆無。
    人生は思い通りにいかないことや、後悔はたくさんある。しかし、そのなかで、今を大切に生きること を感じさせられる作品だったように思う。
    そりゃ、本の中くらい思い通りにいってほしいと思わないでもない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月18日

    植物がたくさん出てくる本が読みたくて読んでみた。
    すごく園芸が盛んだった江戸時代に、花を育て、品種改良で新種もつくる花師という職業があった。腕のいい花師である主人公が、奥さんや友人たちと毎度起こる難題に立ち向かう。
    とくに印象的だったのはクライマックスの桜の話。ソメイヨシノという品種はどこの誰が作り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月13日

    こちらも、 朝井まかてさんの著作
    「向嶋なずな屋繁盛記 花競べ」です。
    向嶋 なずな屋を舞台に繰り広げられる、人情、職人魂、
    恐ろしい企み、なずな屋の主人 新次は 江戸で有名な
    霧島屋で修行を積んだ花師、女将のおりんはもとは裕福な大店の
    娘、この夫婦がいとなむ店が なずな屋。
    花の好きな人はオス...続きを読む

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