朝井まかての作品一覧
「朝井まかて」の「読楽」「福袋」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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甲南女子大学文学部国文学科卒。2008年に『実さえ花さえ』で小説デビュー。『恋歌』で第150回直木賞、本屋が選ぶ時代小説大賞2013を受賞。その他作品は『ちゃんちゃら』、『すかたん』など。
小説・文芸
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Posted by ブクログ
民芸といってもぴんとこない人も多い。民と芸、民の芸術、と言われても具体的に何なのだろう?と思う。その手探りの状態から、民芸という言葉自体を作り出し、業界を広げていったのが、柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らである。柳宗悦が中でも有名だ。一見、名字から中国人に思えるが、やなぎ、である。鑑賞する芸術品よりも、国民が普段使う日常品の中に芸術を見いだし、その美しさについて言及することによって、人々にその価値を認めさせる。しかし、価値が高まれば品物自体の価格にもはねあがっていく。人々に見せるためには、どこかに集めて、鑑賞させる事も必要だ。それら全てに金が要る。さあ、その金はどこから出てくるのか。
柳宗
Posted by ブクログ
おうい応為の原作なのかな。北斎の娘、東洋のレンブラントと言われた絵師の話。脳卒中後に北斎が富嶽三十六景を描いたのに驚いたとともに、というか脳卒中後には無理でしょ!90歳近くまで生きたのもびっくりだし、というかそれは寿命だよね。面白かった。
お栄は北斎の娘。夫の吉之助は南沢等明の画号を持つ絵師だ。お栄は他の弟子と肩を並べて絵師としての修行をしていた。火事見物に行って、兄弟子の善次郎にあう。
お栄は離婚する。姉のお美与も離婚して時太郎と帰ってくる。姉の夫だった柳川重信は南総里見八犬伝の挿絵で当たった。馬琴がカナアリアという鳥を持ってきた。目が覚めるような黄色だ。善次郎も八犬伝の挿絵で当てた。お
Posted by ブクログ
実は一度圧倒されて感想と言える感想が浮かばず、半年あけて再読した1冊。
国を征服するとは、されるとはどういうことか。
最後に怒涛の勢いで情報が入ってきて初回では溺れた。
読み直すとここに伏線が…となったのも新しい発見だった。
心に残ったフレーズは下記。
"子供が最初に出会う理不尽が父親なのよ。いずれ世に出たら必ず出会う理不尽、不条理。その最初の壁なの。"
確かにそうかもしれない。私自身は両親どちらも理不尽で、祖父母が優しく教えてくれた。
今の私の家も子どもに対して割と父親が理不尽なことを言っているので、、夫を変えずに私が優しく教えるのも良い手なのかもと。目から鱗だった。
Posted by ブクログ
恐るべし、朝井まかて。
久々の満点評価作品です。
本書は、第150回直木賞受賞作だが、歴代受賞作の中でもトップクラスの完成度&面白さだと思う(直木賞作品をあまり読んでない私が言うのもなんだが…)。
物語の背景にあるテーマは、(解説の大矢博子氏も指摘しているが)幕末維新に最初に「桜田門外の変」で火を付けた藩なのに、新政府要人に水戸藩士の名前がないのはなぜかという疑問。
簡単にいえば、藩内での無為な勢力争い(天狗党と諸生党との血で血を洗う権力抗争のみならず、天狗党内での勢力抗争もという乱れよう)で有為な人材がことごとく殺されていたため。為政者の優柔不断さが、水戸藩の内部崩壊を招いた。
そん
Posted by ブクログ
やっぱ柄杓一本きりじゃ、伊勢まで行けないよねぇ…3人娘の伊勢道中はやかましくて楽しかった。
お以乃は一膳飯屋こいこいの娘。弟の貫太はおてるちゃんを女房に迎えるという。友達のお蝶がまた色恋沙汰でもめてやってくる。そこへお志花もやってきた。3人でお伊勢参りに行くことにする。
とりあえず川崎宿を目指すが、なにしろ出立が遅かった。お蝶は指の股に靴擦れができてじくじくする。川崎のお宿はいっぱいで、しけた宿屋に泊まらざるを得ない。3人は手形を持っていない。窓から夜桜が綺麗に見えた。
翌日、神奈川宿で買い物しすぎてお蝶は荷物いっぱい。女の子たちがお手伝いしましょうかと訊いてくる。巡礼だという。喜捨を弾ん