どら蔵

どら蔵

小説・文芸
2,475円 (税込)

12pt

騙し騙され、
知恵と欲の
丁々発止の果て
手にする物は?

天保の世。大坂の道具商の放蕩息子・「どら蔵」こと寅蔵(とらぞう)は、なまじ目利き自慢であるのが運の尽き、奉公先に大損害を与えてしまい、大坂にいられなくなりました。旅に出て辿り着きたるは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界。手練れたちに揉まれながらも大奮闘! できればよいのですが。そううまくは運ばないのが世の常、人の常。お宝を巡って時に騙され、時に勝負をかけ、時々情に流され――。丁々発止の果て、どらちゃんは「真物(ほんもの)」の目利きになれるのか?

魅力的なお宝そして登場人物(キャラクター)がてんこ盛り!
読み終えるのがもったいなくなるエンターテインメント時代小説!

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

どら蔵 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    流石は人情噺の名人、朝井まかて。いや読ませる、読ませる。道具商、つまり今の時代でいう骨董屋。しかし骨董品なんて、その昔、いや今もやってるのか、『なんでも鑑定団』で和服着た親父が「良い仕事してますね〜」とか言って高値を付けたり、これは贋作でお金にならないなどというのを見て、いや人間、欲を掻くと碌なことにならんな、国中に恥を晒すと思っていたが、この本を読んだらやってみようかなどという良からぬ気持ちが芽生えてしまった。

    主人公は寅蔵、碌でも無い奴なので皆んなからドラ蔵と呼ばれている。住んでいた大坂で厄介ごとを背負い込み、親に勘当されて江戸まで出て行く。作中の大坂弁が実にいい。町田康の饒舌とはちょっと違うが、関西人のノリを上手く方言で表現している。あと文章が良いんだな〜。ちょっと引用すると、「寅蔵はもう一度伸びをして、ぶらぶらと歩く。名も知らぬ川沿いの土堤には柳の並木が続く。青枝を風に靡かせている」。
    「ようやく生國魂神社の境内に足を踏み入れると、西の彼方が広がっていた。大坂の海、兵庫の山並み、遠くに淡路の島も見晴るかす」。そうか、あべのハルカスは見晴かすから名付けられたのか、違うか(笑)。

    少し真面目にコメントすると、最初に大塩平八郎がちょっと出てくる。またドラ蔵が江戸に入ると水野忠邦の名前も出て来る。どちらも日本史で出て来る名前だが、なるほどな、と思わせる役。今年の8月はきな臭い話ばかりだったが、この小説に出て来る情の深い、いや薄情も情の内ってのもいるけど、お前ら皆んなええやつやなと読後思わず呟いてしまう。まかてはん、おおきにありがとう。しかし女にはモテないドラ蔵(爆笑)。

    0
    2026年08月21日

    Posted by ブクログ

    歴史物が苦手なので時代小説もあまり得意ではなく、義母に勧められて一度借りるもあまりの分厚さに手が出ず…
    リベンジともう一度手にしたら、あまりの面白さに驚く。

    上方落語のような、調子のよさ。
    読んでいるはずなのに、まるで落語を聴いているのかのように会話のやりとりが心地よい。
    意味がわからない単語が次々でてくるけれど、平気の平左で読み飛ばせる。でもストーリーは追える。私でも読める!という喜び。

    私が時代小説が苦手なのは、日本語なのに単語がわからないからなのかもなぁ。
    子どもの頃、本を読むとわからない言葉ばかりで読むのをやめてしまった日々を思い出す。

    この本は、先の展開が全く読めないし、全然期待通りに展開しない。全くいつになったらどらちゃんは大成するのかとヤキモキしっぱなし。
    放蕩息子をハラハラしながら見守る母のような気持ちで読み進め、今か今かとハッピーエンドを期待したままあっという間に読み終えてしまった。
    ハッピーエンドを期待させてなかなか成功しないっていうところが上手いなぁと思う。

    道具商や富山の薬売りのマーケティング術を知って驚いたり、大潮平八郎の乱という歴史上の事件について知ることができたりと、知識欲も十分に満たしてくれた。

    これ、Audibleで聴いても面白いだろうな。
    ドラマにしてもよい!
    朝井まかてさんはほんとにいい本を書くなぁ。

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

    登場人物が面白い。
    どら蔵には
    もう!っと思うところありましたが
    親子の絆が深いところにあって
    最後はほっこりしました。
    飢饉や乱など時代背景が、しっかり
    書かれていて、歴史好きの私は
    本当に楽しく読めました。

    0
    2026年01月12日

    Posted by ブクログ

    江戸時代、古物商の商家に生まれたドラ息子のとら蔵。
    真贋を見極める才はあるものの、フワフワと頼りない。挙句の果てには勘当同然に家を追い出され。
    真贋に対する古物商たちの矜持が面白い。登場人物たちも魅力的でドラマになるともっとおもしろそう。

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに「読み終えたくない」
    と強く思える作品に出会った

    その道の手練れ達の丁々発止の真剣勝負が、
    その場に居合わせているかの様なワクワク感を産む

    一癖も二癖もある登場人物達が
    また、たまらなく良い

    続編読みたいなぁ

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    読み応えたっぷり。
    どらちゃんの人柄に作中の人も読者も惹きつけられる。
    「目利き」のことはさっぱり分からないけど、良いものを見分ける力って簡単には手に入らないだろうし、習得するのも難しそう。
    一休宗純師の一行の競り合い、ドキドキだったよ。

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    初めての時代物です。内容も知らずに手に取りました。分厚さにどうなることかと思いましたが、ドラ息子のどら蔵が家を出て奮闘する話に引き込まれてしまいました。面白い!骨董商の世界、真物なのか贋物なのか、大金だけにドキドキハラハラでした。
    時代物も面白いんだな〜と新発見でした。
    読んだことのない方々、是非!

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    騙し騙されの化かし合いが繰り広げられる目利きの世界と、そこで交わされる人情の粋な掛け合いがとても魅力的だった。また、富山の薬売りが顧客相手に骨董の逸品をやり取りしていたという描写も面白く、知的好奇心をくすぐられる。序盤にちらっと登場したあの人物も、終盤で物語のスパイスとなって効いてきて「そうつながるのか」と唸らされた。

    0
    2026年08月12日

    Posted by ブクログ

    大阪の道具商の放蕩息子、“どら蔵”こと寅蔵が
    家から大阪から追い出され、江戸に辿り着く。その江戸の骨董商の世界で 揉まれ揉まれて 成長していくお話。

    約470ページの大冊。一瞬 怯んだが 読み始めると “どら蔵”のペラペラ喋る語り口に乗せられて スルスルとページが進むこと進むこと。

    騙し騙され、本物か偽物か。骨董の話も なかなか興味深い。大阪のボンボン“どら蔵”が 苦労しながらも たくましく 本物の「目利き」に?!

    0
    2026年07月29日

    Posted by ブクログ

    道具商の放蕩息子どら蔵。大阪いられなくなり、江戸にほぼ無一文で向かうことになるという大ピンチ。それなのに、全く悲壮感がなく「どらちゃん、頑張れ〜!」という気持ちで読ませるところがすごい。
    お宝の競りのシーンも面白かった。本物か贋作か、目利きの骨董商達の攻防も臨場感があったし、本物かどうかより、心惹かれるのはどちらかという物の見方もいいなと思った。
    時代小説はどちらかというと苦手だけど、朝井まかてさんのものはやっぱり読みやすい。

    0
    2026年01月31日

どら蔵 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

朝井まかて のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す