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Posted by ブクログ 2024年01月16日
なんだろうこれって、昨日も一気に読み終える金と銀、まさかやーあさいまかてをほんの1日で終えるとは。よっぽど面白くて朝井まかてが合うんだろうな、吉原に新吉原に街を一から作るという物語で、歴史も読めたし花魁の粋も素敵だな。甚右衛門の生き様が一本通る、死に際もだよ、貢献して最後はひっそりとか。清五郎にトラ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月07日
吉原の西田屋の女将・花仍と、日本一の遊郭吉原の姿を描いた長編小説。鮮やかな筆致で遊女たちや吉原を創り上げた人たちの姿が描かれていて、歴史を学び直したくなった。
歴史を学ぶことが今、そしてこれからを考える何よりのヒントになるんじゃないかなと思います。
(歴史=暗記だと思ってしまってる学生、良い先生に出...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月09日
吉原が好きだ。
成り立ち、歴史、文化、とかく吉原という街そのものに興味がある。
今では(も?)ソープランド立ち並び、「堅気」の女には入りにくい街ではある。
道を歩けばまっすぐ歩いているはずなのに、大きくカーブして、何処にいるのかわからなくなる。
昔の姿を伝える見返り柳は代替わりし、角に建てられたとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月16日
吉原というと真っ先に花魁が道中を練り歩く様子が目に浮かびます。しかし、実際はどのような仕組みになっているのか、そこにいる人々はどのように過ごしているのか分からずにいましたが、この小説を読みその成り立ちも含め理解できました。
江戸時代の初め、城下と隔られた日本橋のはずれの町に位置する場所、吉原で遊廓を...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月12日
花街としての吉原を江戸初期の幕府に認めさせた実質的創始者である庄司甚右衛門の貰い子で後に女房となった花仍の一代記。
売色御免(専売)の公許を受け、侍の世から商人の世に変わる中、幾度の大火事や公儀の命令による移転、裏で売色をする風呂屋や茶屋との争いなどの困難と戦いながら、太夫を擁する花街としての矜持...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月24日
江戸の初期、吉原を幕府公認の傾城街にしようと働きかけた者達がいた。大見世の女将の花よの一代記。幼い頃迷い子だったかよを引き取り、後に夫となった甚右衛門と共に吉原を造り、何人もの妓達をまとめて見世を切り盛りするかよ。だが生来の気の強さで周りとぶつかる事も多い。そんなかよを叱咤しつつ導いてくれるやり手婆...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月23日
吉原が舞台なので、遊女たちの色恋沙汰が淡々と続く小説かとの思惑は、見事に外れた(良い方に)。
主人公とも言うべき西田屋の女将花仍も夫の甚右衛門も狂言回しとも呼ぶべき役割で、主役は傾城町吉原そのものではないだろうか。
著者は、江戸随一の遊郭となった吉原をその黎明期から緻密なタッチで描き出し、吉原の変遷...続きを読む
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