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Posted by ブクログ 2024年01月20日
朝井まかての大奥もの、というか、幕末ものでしょうか。
仕事に生きてきた女性たちの、江戸城最後の日を描きます。
江戸城の無血開城が決まった後。
天璋院篤姫が出立前に一同を集め、粛々と城を出ていくように諭します。
荷物はすべて後から送ってくれるはずだからと。
天璋院が去った後、奥勤めの女中たちは皆右往...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月16日
コンプリートってこと 最後になってしまったけど、残り者を読んで朝井まかての文庫本を読み終える。表示で決めるのは良くないので こんなに江戸のど真ん中の話だとは、明治維新かなとか勝手に思いました、大奥に中奥に本丸に、構造も難しい 難しいけど順繰りとごふくのまとか出て来るから、楽しいし40歳になるリツがフ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月23日
大奥と呼ばれる職場で江戸城を明け渡す場に居合わせた5人の出自の異なる女性たちの物語。それぞれが如何なる思いで城に残ろうとしたのか、そして、残る者がいるであろうと予測した天璋院の思惑とは。私の知る大奥とは、女性の園で殿様にかしずくだけの所であると思っていたのだか、5人のそれぞれのキャラクターを通して大...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月30日
歴史の「その時」を描くとともに、しっかりしたお仕事小説でもあった。
多くの人に読んでほしい良作。
幕末、開城前夜の江戸城大奥。
大奥はハーレムではなく、女性が自らの才知と器量を発揮し、矜持を抱いて働く、数少ない場だった。
政治と戦争の影響によって、働く場が消失する。
その場に臨んだ5人の大奥女中が...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月09日
大奥最後の日に残った5人の奥女中の会話で彩られる本作。
一人称である「りつ」の目線で物語が描かれるが、1つの会話から枝が広がり話題がコロコロと転がっていく。テンポは良くないのだが、この感じが「りつ」の控えめでありながらも思慮深く武家ならではの芯の強い性格を色濃く反映しており、また話の流れを崩さずに...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月22日
幕末の江戸城明け渡しのなか、大奥に留まる5人の「残り者」がいた。
明け渡しの際でそれぞれの立場、過去を絡ませながら大奥で勤めてきた誇りや大事にしてきたものを再確認する。大奥のドロドロしたイメージではなく、よもや現代に設定を置き換えてもすらすら読めるほど5人の勤め人としての矜恃を軽やかに描ぐ。
最後...続きを読む
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