ぬけまいる

ぬけまいる

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

一膳飯屋の娘・お以乃。御家人の妻・お志花。小間物屋の女主人・お蝶。若い頃は「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれ、界隈で知らぬ者の無かった江戸娘三人組も早や三十路前。それぞれに事情と鬱屈を抱えた三人は、突如、仕事も家庭も放り出し、お伊勢詣りに繰り出した。てんやわんやの、まかて版東海道中膝栗毛!

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  • ドラマ化

    「ぬけまいる~女三人伊勢参り」

    2018年10月27日~ NHK総合
    出演:田中麗奈、ともさかりえ、藤江梨子

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ぬけまいる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    やっぱ柄杓一本きりじゃ、伊勢まで行けないよねぇ…3人娘の伊勢道中はやかましくて楽しかった。

    お以乃は一膳飯屋こいこいの娘。弟の貫太はおてるちゃんを女房に迎えるという。友達のお蝶がまた色恋沙汰でもめてやってくる。そこへお志花もやってきた。3人でお伊勢参りに行くことにする。

    とりあえず川崎宿を目指すが、なにしろ出立が遅かった。お蝶は指の股に靴擦れができてじくじくする。川崎のお宿はいっぱいで、しけた宿屋に泊まらざるを得ない。3人は手形を持っていない。窓から夜桜が綺麗に見えた。
    翌日、神奈川宿で買い物しすぎてお蝶は荷物いっぱい。女の子たちがお手伝いしましょうかと訊いてくる。巡礼だという。喜捨を弾んでやった。保土ヶ谷宿を目指す。すでに駕籠を頼む有様である。喜捨を弾んだ女の子たちと一緒になるが、お蝶は影でチョロいと嘲笑われていた。

    小田原宿。保土ヶ谷宿で無一文のすってんてんになった3人は川越えの銭が払えない。地元のおばあさんの後をついて川をわたる。団子屋さんでお爺さんが倒れる。転んで骨折していた。お団子屋で3人はしばらくあんま業を営みながら路銀を稼ぐ。お団子屋さんも手伝う。

    箱根では温泉に。さて女3人旅。どうやって関所を越えるか。教えてもらって偽造手形を作ってもらう。無事関所を抜ける。お以乃は長五郎と恋に落ちる。小間物屋が朝顔の品評会に行くことになり、その間店を任される。ずいぶん儲けて、高欄つきの台で大井川を渡る。

    七里の渡しを越える。保土ヶ谷宿で3人を落としいれた女の子たちに復讐する。宇治につく。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    もうすぐ三十路を迎えるお以乃、お志花、お蝶の3人のすったもんだの訳あり伊勢参り。
    仕掛けたり仕掛けられたり、恋愛もありのドタバタコメディ。
    控えめにいってめっっっちゃ面白かった。
    今は、新幹線や飛行機や車があるから行きたい気持ちさえあれば、さらっといけちゃうけど、時間もお金はかなりかかるからこその旅はたしかに一生に一度。
    忘れられない旅になりそう。
    散々食べたのに赤福食べたくなった(笑)

    0
    2026年03月21日

    Posted by ブクログ

    恋、仕事、子育て、生き方と、どの時代でも悩みは同じなんだなー、と思わせてくれるお話でした。
    猪鹿蝶の3人がお互いに何かしら羨ましくも尊敬しあってるのがすごく伝わってきて、とても読みやすかったです。同じ女性として、共感して泣けるし、笑えるところもあって一気読みしてしまいました(^^)

    0
    2021年01月11日

    Posted by ブクログ

    男勝りで博打の才のある「お以乃」
    冷静で武芸の達人「お志花」
    派手好きで商売の達人「お蝶」

    馬喰町の猪鹿蝶と呼ばれた少女たちも
    はや三十路手前
    さまざまな屈託を抱えてた3人がある日突然
    すべてをほっぽり出してお伊勢詣りへ♪

    旅の途中でトラブルに巻き込まれたり
    自分たちから首をつっこんだり。
    果ては大親分との大勝負。

    3人のキャラがそれぞれひきたち、最高の読後感

    長五郎も恰好いい♪

    朝井まかてって、こんな小説も描くのね
    引き出しの多い人だなぁ

    0
    2019年05月25日

    Posted by ブクログ

     若いころは「馬喰町の猪鹿蝶」と呼ばれ、ブイブイ言わせていた三人娘も、それぞれの人生や家庭に、鬱屈と閉塞感を感じる年齢になってきた。その三人がふとした思い付きと勢いから、伊勢参りに行くこととなり…

     旅の醍醐味がいっぱいに詰まった小説です。旅先での様々な人との出会いは、クスリとさせることもあれば、しんみりとさせられるところも。だんご屋を営む老夫婦の家に居候したり、奥さんに尻を敷かれるご主人を叱咤したり、はたまたお金をだまし取られたり、危ない男との恋の予感があったり…

     三人娘の個性の強さも読んでいて楽しく、旅先での様々な事件、出来事もどれも読ませます。それは三人娘以外のどの登場人物たちにも表情があり、個性があるからだと思います。

     読んでいる自分も三人と一緒に旅に出ているような、そして自分も旅に出たくなるような、魅力あふれる小節だったと思います。

    0
    2016年08月20日

    Posted by ブクログ

    2015年9月23日
    女3人のお伊勢まいりは抜けまいり。
    幼馴染の3人は長所短所を知り尽くし、気のおけない仲間で、ずけずけものは言うけど、放っておいてほしいと察することもうまくやる。 みすずちゃんにしてやられたときの団子屋の切り回しや朝顔尽くしの小間物屋、博打で稼ぐきっぷの良さが痛快。みすずちゃんへの仕返しもすごく良い。
    でも今思い返すと3匹のおっさんシリーズと似たところあるかも。
    博打で稼ぐのは結構いろんな本に出てきてた。
    おしかちゃんがまたあの家に戻るのか。ようやくできた恋人から離れていくおいのもせつない。元の鞘に戻ろうとも心持ちはかわってる。成長物語だね。
    すごく面白くて好きな本です。

    0
    2015年09月23日

    Posted by ブクログ

    「抜け参り(ぬけまいり)」とは、江戸時代に庶民が仕事や家庭を一切忘れ、なかば無断で伊勢神宮へ参詣した風習とのことで、お以乃(いの)、お志花(しか)、お蝶のアラサー3人組が、いざ伊勢神宮へ。いろんな宿場町で騒動を巻き起こしたり巻き込まれたりのドタバタぶりは、涙と笑いを誘います。道中でお以乃が一目ぼれする相手は一瞬であの有名人だと気づき、終盤で正解とわかりやっぱりなと大満足。猪・鹿・蝶の女子3人組は威勢はいいがなんだかんだいって優しいのが良い。読後感も良好。

    0
    2026年06月01日

    Posted by ブクログ

    舞台は江戸。共に三十路(みそじ)を迎え、私生活で行き詰まりを感じていた幼馴染の女子三人が主人公。ある日、彼女たちは突如として日々の鬱屈を爆発させ、家族や仕事に何も告げず、着の身着のままで江戸を飛び出す。目指すは伊勢神宮。いわゆる「抜け参り」。金も計画もない行き当たりばったりの旅だが、東海道を西へ進む中で、さまざまなトラブルや出会いを経験する。彼女たちは笑い、怒り、食べ、泣きながら、「女としての自分」と「これからの生き方」を見つめ直していく。辿り着いた伊勢の町で迎えた結末は。。。最強の「女子旅」エンターテインメント作品。「アラサー女子の弾丸旅行」のような疾走感満載。三人の軽妙な掛け合いが最大の魅力で、思わず吹き出してしまうシーンも。作者得意の重厚な歴史作品を封印した軽快な筆致にさすがの直木賞作家。一気読み間違いなしの作品ですよ~。

    0
    2026年03月18日

    Posted by ブクログ

    馬喰町の猪鹿蝶こと、アラサーのお以乃、お志花、お蝶が仕事も家庭も放り出し伊勢参りに出かける。
    その道中、次々とトラブルに巻き込まれるが、勧善懲悪の胸がスッとするような方法で解決していく。
    人情話、任侠物、そしてちょこっと胸キュンの恋話もあったりと、最後まで楽しく一気に読み終えました。

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    朝井まかてさんの作品が好きで、続けて読んできました。この本は友人から紹介されて。3人の特徴は昔こんな仲間がいて、こんなやり取りしたな。そんな思いでどこか懐かしく面白がって読みました。内容もホームドラマ風に展開。作者の別の手腕を感じました。言葉の巧みさ、表現の豊かさ等、軽い作品なれど、やっぱり朝井まかては、朝井まかてです。

    0
    2025年11月26日

ぬけまいる の詳細情報

  • ドラマ化

    「ぬけまいる~女三人伊勢参り」

    2018年10月27日~ NHK総合
    出演:田中麗奈、ともさかりえ、藤江梨子

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