海を破る者

海を破る者

2,200円 (税込)

11pt

なぜ、人と人は争わねばならないのか?

日本史上最大の危機である元寇に、没落御家人が御家復興のために立つ。

かつては源頼朝から「源、北条に次ぐ」と言われた伊予の名門・河野家。しかし、一族の内紛により、いまは見る影もなく没落していた。
現在の当主・河野通有も一族の惣領の地位を巡り、伯父と争うことを余儀なくされていた。
しかしそんな折、海の向こうから元が侵攻してくるという知らせがもたらされる。いまは一族で骨肉の争いに明け暮れている場合ではない。通有は、ばらばらになった河野家をまとめあげ、元を迎え撃つべく九州に向かうが……

アジア大陸最強の帝国の侵略を退けた立役者・河野通有が対峙する一族相克の葛藤と活躍を描く歴史大河小説。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

海を破る者 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    元寇を退けたのは2度の野分であり、日本はラッキーだったと、思っていたがそうではない。伊予の御家人河野道有の武功あってのこと。
    この海を破る者では海の向こうに想いを馳せ、異国のものとの交流により信頼する心を再確認した主人公河野道有(六郎)の心の有り様が感動する。
    心血注いだ道達丸との別れのシーンは泣け

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    四国の御家人が、九州で活躍した。ただ争って終わる、手柄で終わる話ではない。しかし、最後は仇敵までかっこいいことして、その姿にふるえた。

    0
    2025年02月13日

    Posted by ブクログ

    何の事前情報もなく、読み始めました。
    最初、一遍上人が出てきて、上人の話かなぁと思ったら、第二章は、伊予の河野家の話、どうなっていくのかなぁと思っていたら、一遍上人が、伊予の河野家とつながりがある人と続いていく。
    そこへ、高麗人、ロシア人と蒙古に滅ぼされた異国の二人が出てくる。
    そして、どうも主人公

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    時は鎌倉、大事変の元寇
    またまた、「そんな人物がいたんだ」と言うところを取り上げ、著者流に盛りつけた逸品
    すごく良かったです

    現代も広い視野を持って寛容な社会であればと、思わずには・・・

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    人の心の弱さ、愚かさが負の感情を生み、戦争を引き起こす。耐え、忍び、打ち負かす強さが人の心を打ち、心開き、味方となる。非を認め、過ちを認め、汚れなき目で人を見ること。それを貫く力を持つことそれが心の平穏をもたらし、戦いを引き留める。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    元寇って、台風が来てラッキーって感じと思ってました。
    とてつもない力を持った大国が、桁違いの人数と船で攻めてくる、恐ろしかったでしょうね。
    自分の身近な人々のつながりが完全に壊れてしまった環境で、主人公の悩み続ける姿に胸が苦しくなります。

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    元寇に立ち向かった鎌倉武士、伊予の国の河野六郎通有。
    元に攻められ滅びた国から来た二人の奴隷を買い上げ、彼らと交流を持ち独自の考えを持つようになる。
    歴史の授業では元寇は台風が味方して討ちはたせたとぼんやり聞いていた気がするけどこんなドラマがあったら素敵だなと感じた。

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    伊予の有力豪族である河野氏の26代当主の通有が主人公。承久の乱で没落し身内の争いの絶えなかった河野家を一つにまとめ、元寇で大活躍して河野氏中興の祖と呼ばれるようになった。当時の瀬戸内海での活躍が生き生きと描かれており、元寇では御家人たちが世界最大規模の艦隊を相手に勇敢に戦い、台風襲来まで優勢を維持し

    0
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    20250810045

    伊予の国、河野道有を主人公に元寇前後の時代を描く。一族の復興だけではなくにヒトの再生を見た。

    0
    2025年08月10日

海を破る者 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春e-book の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

今村翔吾 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す