八本目の槍(新潮文庫)

八本目の槍(新潮文庫)

880円 (税込)

4pt

石田三成とは、何者だったのか。加藤清正、片桐且元、福島正則ら盟友「七本槍」だけが知る真の姿とは……。「戦を止める方策」や「泰平の世の武士のあるべき姿」を考え、「女も働く世」を予見し、徳川家に途方もない〈経済戦〉を仕掛けようとした男。誰よりも、新しい世を望み、理と友情を信じ、この国の形を思い続けた熱き武将を、感銘深く描き出す正統派歴史小説。吉川英治文学新人賞受賞。(解説・縄田一男)

...続きを読む

八本目の槍(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月25日

    賤ヶ岳の七本槍と呼ばれた男たちが
    佐吉こと石田三成に語りかけ、問いかけていく話。

    順番に1人ずつ出自や、心の中を語りながら
    関ヶ原の戦いを向かえ、終えていくので
    読者は7人分の関ヶ原の戦いにふれて
    8人目の石田三成の関ヶ原の戦いを想像することとなる。何を考え何を伝えたかったのか。

    太閤秀吉のもと...続きを読む

    0
    購入済み

    歴史好きには読んでほしい

    ice
    2024年02月02日

    七本槍それぞれの視点で書かれる幼少からの話がみんな面白く、読むにつれて三成に対する印象が変わっていき、読み終わったあと「もう一回読み直したい」って思う小説でした。
    歴史は好きですが、基本漫画ばかりです。小説はハマらないとなかなか読まないのですが、今村先生のストーリーはのめり込んでまるでその人物になり...続きを読む

    #感動する #タメになる

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月27日

    好きすぎる作品。再読。
    人に歴史小説を薦めるとすれば、自信を持ってこの作品を進める。
    市松が最後に淀殿に放った一言には心底痺れる。

    7本ある短編のうち個人的に一番好きなのは二本槍の腰抜け助右衛門。まぁ僅差であるが。

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月13日

    日本史初心者の私にとっては、戦国時代の大まかな流れを掴むのにはうってつけの小説でした。
    若い頃からの仲間が、成長していく姿を描きながら、石田三成の人物像を浮き彫りにしていきます。
    7人それぞれのストーリーが連作短編集のように繋がっていき、最後には三成が考えていた秘策が明かされます。
    時代小説ですが、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月21日

    好きな武将は石田三成です。秀吉を支えた武将たちのさわやかな群像劇でありながら、物語が進むに連れて大きな謎が明らかになる構成。彼らの生き様が胸を打つ。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月04日

    文学書評
    読書レベル 中級
    ボリューム 527頁
    ストーリー ★★★★★★!
    読みやすさ ★★★
    ハマリ度  ★★★★
    世界観   ★★★★★
    知識・教養 ★★★★★
    読後の余韻 ★★★★

    一言感想:石田三成が好きな人、豊臣秀吉が好きな人、歴史小説が好きな人にオススメの作品です。

    めちゃ面白い!...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月05日

    三成の情の熱さと知の深さが見事に表現されていた。

    大きな時間差て杉の木を訪れる七本槍に
    解っていると
    だけ残すところがこの作品の極まるところだ
    孤独な七本槍が一番言って欲しい時に言って一番欲しかった事が伝わる、、、
    それは同時に七本槍自身が最も佐吉に言いたかったことでもある

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月03日

    凄いな。読み進めるほどに惹きつけられる。
    もう一回、読まなきゃ。

    元々は、秀吉の小姓組。
    本能寺の変の翌年(1583)、秀吉が柴田勝家と賤ヶ岳て対峙し勝った。小姓組のなかで、その時功を上げた7人が「賤ヶ岳七本槍」。(秀吉はぽっと出で家臣が少なかったので家臣をブランド化した感じ)。この、同じ釜の飯を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月20日

    賤ヶ岳7本槍それぞれの生き様を描いた一冊。
    今村将吾さんは塞王の盾が有名なのですが、
    個人的にはこちらの方が好きでした。

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月12日

    石田三成を七本槍それぞれの目線で書いた話。
    当たり前ですが、人は仲良い時もあれば悪い時もあるということを改めて思いました。
    何となく最初から最後まで武断派と文治派は対立しているイメージあったけどそんなことないよなぁ。

    0

八本目の槍(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

今村翔吾 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す