教養としての歴史小説

教養としての歴史小説

1,760円 (税込)

8pt

教養を高める最も有力な手段は、歴史を学ぶこと。なにしろ歴史には、これまでの人類の営みが凝縮されているのだ。政治も経済も芸術も宗教も、すべて歴史を通じて参照できる。一方で、歴史というと、なんとなく、とっつきにくい印象を抱く人が多いのも事実。そんな人は、ほとんどの場合、年号や歴史上の人物を暗記させるような学校の授業が、「つまらない」と感じて離脱している。
しかし、好きな「時代」や「人物」から興味を広げていけば、確実に歴史を好きになれる。そして、その導入として最適なのが「歴史小説」なのだ。歴史小説の主人公は、過去の歴史を案内してくれる道先案内人のようなもの。面白い・好きな案内人を見つけられれば、歴史の世界にどっぷりつかり、そこから人生に必要なさまざまなものを吸収できる。道先案内人が魅力的かどうかは、歴史小説家の腕次第。つまり、自分にあった作家の作品を読むことが、歴史から教養を身につける最良の手段といえる。
本書では、教養という視点から歴史小説について語っていく。小学5年生で歴史小説と出会い、ひたすら歴史小説を読み込む青春時代を送ってきた直木賞作家・今村翔吾。20代まで歴史とは無関係のダンス・インストラクターとして活動。30歳のときに一念発起して、埋蔵文化財の発掘調査員をしながら歴史小説家を目指したという異色の作家が、歴史小説マニアの視点から、歴史小説という文芸ジャンルについて掘り下げるだけでなく、小説から得られる教養の中身や、おすすめの作品までさまざまな角度から縦横無尽に語り尽くす。

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教養としての歴史小説 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    歴史小説愛溢れる著者による、歴史小説・時代小説の楽しみ方を様々な角度から掘り下げた本でした。

    歴史に興味を持ってくれるなら、入り口はゲームでもアニメでもありがたい、という著者。
    本書も、普段はビジネス書や自己啓発書しか読まないサラリーマンにも興味を持ってもらえるよう、ビジネスにも役立つ、人生にも役

    0
    2024年12月21日

    Posted by ブクログ

    歴史小説の楽しみかたを教えてくれる一冊。
    同時に、今村翔吾さんがどのような作家から影響を受けて自身の作品を創作しているのかも知ることができます。

    今村翔吾さんの作品「寒王の盾」をきっかけに歴史小説にハマった私。これまで手に取ったことがない多くの作家、作品が紹介されており、まだまだ楽しみがあることに

    0
    2024年05月07日

    Posted by ブクログ

    歴史・時代小説はこんなに、こんな所が面白いんだよ!という魅力を分かりやすく、興味を持って貰えるようにと書かれた歴史小説入門書。
    時代小説ジャンル推しの私も、読みたいなと思える作品が沢山紹介されていました。

    0
    2024年04月17日

    Posted by ブクログ

    【教養としての歴史小説】
    今村翔吾さんの著書です。
    私は歴史は好きですが、歴史小説はそれ程読むことはありませんでした。この著書はこれから日本史が好き、歴史小説を読んでみたい、またビジネス書では得られない何かを掴みたいという方にオススメです。

    まず最初に、歴史小説と時代小説の違いが明確になりました。

    0
    2024年03月28日

    Posted by ブクログ

    昔わが家の本棚に、伊達政宗や徳川家康が並んでいたことを思い出した。
    あれは、父のビジネスの場で活用されていたに違いない。

    比較的歴史好きではあるが、まだまだ知らない人が山のようにいる。
    改めてオススメとされる時代、歴史小説を読んでみようと思う。

    0
    2024年03月16日

    Posted by ブクログ

    歴史小説に興味があるけど、何から読んだらいいかわからないという人にもお勧めです。
    著書自身も歴史小説家で、かつ、歴史/時代小説の読破量は業界人の中でも傑出しているようなので、著書と波長が合う人にはとてもいい歴史小説の案内書かと思いました。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    歴史小説が身近に感じる一冊。
    昔と今を重ねて昔の偉人から教養を得る。
    教養こそが人生を豊かにし、楽しませてくれる。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    「教養としての~」は意外にシリーズが多い。歴史小説では今もっとも勢いのある作家、今村さんが登場。先日、講演会に行く機会があり思ったのだが、この人はめちゃくちゃに頭が良いし、歴史、時代小説に対しての知識が豊富。その知識の中から現代にも通じる昔の方の生き方や歴史を学んで未来へ活かしていこう、というのが大

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    楽しいから、好きだから読んでいるのであって、教養のためとか勉強になるからという理由で読書しても楽しくないだろうなと思う。とはいえ、この世界を知らないなんて勿体無い、この楽しみを味わってもらいたい という気持ちはとてもよく分かる。紹介された本は読んだことがあるものも多かったけれど、未読のものもあって読

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    歴史小説にハマり、かつ教養に興味があったのでこれは!と思い読んでみた本。

    著者は歴史小説に学べ!という。
    いつの世も、人の悩みは本質的には同じだということ。歴史は繰り返す、というが確かにその通りかも。

    教養は、すぐに身につくものではなく様々な歴史小説を読むことで、少しずつついていくものだと著者の

    0
    2024年11月28日

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