じんかん

じんかん

1,144円 (税込)

5pt

その男、悪人か。
主人を殺し、将軍を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くすーー。
悪名高き戦国武将・松永久秀の真実の顔とは。

直木賞作家による、圧巻の歴史巨編。
〈第11回山田風太郎賞受賞作〉

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じんかん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    松永久秀一代記。アニメっぽい表紙イラストのせいであまり期待していなかったが、重厚で読み応えのある時代小説。
    松永久秀の生まれなどははっきりしていないが、この本では商家の生まれとしている。父が物取りの足軽に殺され、母は餓死寸前で縊死。遺された兄弟は寺で世話してもらいながら、住職の死亡により、追剝少年集

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    人は何のために生まれて何をして自分を示す事ができるのか。松永久秀の半生を通じて、出会いと別れに心を揺さぶられる。登場人物の大切にしているもの、心の動きを描くことで物語が紡がれていく。舞台は現代ではないけれど現代に通じることがたくさんあった。読み終えて序章を読みなおすとグッとくるものがある。読んでよか

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    松永久秀は自分にとって『無名』にしかすぎない人物でした。

    久秀が思う「人は何故生まれ、何故死んでいくのか」。
    久秀だけじゃなく誰もが思うことをこの物語の展開で答えを導いていってくれているのかもしれないと思い読み進めていきました。

    両親がなくなった彼の幼少期(九兵衛)は凄惨だった…と思う。
    だけど

    0
    2025年07月11日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだ歴史小説がこのじんかんで良かったとつくづく思った。
    今村さんの作品は初めてだったが、私にとっては貴重な読書体験になった。
    人間の愚かさ、醜さ、弱さを痛感する。
    時代が違えど、人の業の深さは計りしれず、立場や環境が変わった途端剥き出しになる。

    九兵衛は死にゆく人々の想いを一人で受け、

    0
    2025年06月19日

    Posted by ブクログ

    北方謙三の解説(あとがき)が、この作品をさらに魅力的にしてくれる。良かった。史実から当然に展開はわかっているんだけど、そんなの関係ない。物語ってすごいな、と思う。それを作る人も、解説する人も、すごいな、と思える作品でした。

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    幼少期、この少年たちの中で誰が松永久秀になるのか、わかりませんでした。信長も一目を置く松永久秀の一生涯の物語ですが、各章の頭に信長が久秀のことを回想するシーンがあり、この各章の頭の信長の部分がなかなか良かったです。久秀は、主家乗っ取り、将軍殺し、東大寺焼き討ちという3悪を行ったとされる人物ですが、宗

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    戦国武将・松永久秀の一生を綴った時代小説。どの程度史実に則っているのかはわからないが、情に厚い人物像が涙を誘った。分厚いページ数だけじゃない、とてつもない大作。と言いつつ正直、ゲームの「戦国無双」で初めて知った名前でイメージもそっちに引っ張られた状態で読んだので「えっ、こんな感じの人だったの?」って

    0
    2025年04月02日

    Posted by ブクログ

    塞王の盾に続き2作目の今村翔吾作品。松永弾正久秀、名前を聞いたことある程度だったけど(高校世界史履修)、ひたすら面白かった。
    様々な出会いを経て立身出世していく様は爽快。妬まれることもあるけど、壮大な夢に向かって邁進する姿にエールを送りながら読んだ。
    次読む今村作品は何にしようかワクワクしている。

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    松永久秀の悪人のイメージが変わる内容になっています。また、戦国の世の中がリアルに再現されており、今の時代で良かったと結構思わされました。色んな事が伝わってくる良い内容でした。

    0
    2025年03月21日

    Posted by ブクログ

    さすが今村さん、凄い面白かった。
    580ページに及ぶ長編も難なく読み進められ楽しめた。
    時は室町~安土桃山時代、孤児だった松永久秀の凄絶な半生が信長の回想で語れていく。
    松永久秀?あまり耳にしない武将だ。(自分が無知なだけかも)信長いわく「人の成せぬ大悪を一生のうちに三つもやってのけた」と家康に説明

    0
    2025年03月20日

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