高橋克彦の作品一覧
「高橋克彦」の「竜の柩」「刻謎宮」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高橋克彦」の「竜の柩」「刻謎宮」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学商学部卒。1983年に『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。 『総門谷』で第7回吉川英治文学新人賞受賞。『リサ&チョーサクシリーズ』がTVドラマ化された。TVドラマ『炎立つ』、『北条時宗』の原作なども手がける。その他作品に『総門谷』、『緋い記憶』、『火怨』などがある。ミステリー、歴史小説、時代劇、SF、ホラー、浮世絵など幅広いジャンルを手がける。
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記憶をめぐる短編集。
現代ホラー小説を知るための100冊のうちの1冊だけどミステリ色も強い。終わりの二篇はとくに。「世にも奇妙な物語」や藤子・F・不二雄の短編を連想させる。
「緋い記憶」「言えない記憶」「遠い記憶」がよかった。少年時代に恐怖を体験し、その記憶を抑圧して何十年と生きてきたが、偶然のきっかけによりそれが蘇る。
収録作品が書かれたのが88年から91年。その時代に中年の語り手が少年時代を想起する短編ばかりでノスタルジックな風情が漂う。昔の住宅地図が重要なモチーフになる表題作はとくにそう。「オレの今暮らしている盛岡は、本当の盛岡じゃねえ。オレの町はこの地図の中にある。だから、どんなに
Posted by ブクログ
怪談のイメージを超え、時代を超えて通用するエンタメの基礎が詰まった古典作品である。お岩と伊右衛門それぞれの感情の動き、岩の呪いの矛先の変遷(殺人サスペンスの感じもする)、終盤のドラマのような躍動感が際立つ。高橋氏の指摘するように、鶴屋南北は「見せ方」を熟知している。
岩がすぐに伊右衛門を殺さず、関係者を一人ずつ呪い殺していく点には、彼女の怨みの大きさがよく表れている。単に死に至らせること以上に、周囲を巻き込み苦しませること自体が復讐となる。
確かに伊右衛門は悪人ではあるが、一方的に憎くは思えない。まず彼の境遇として、主君が勝手に死に、藩が取り潰され、生活が苦しい。その中で仇討ちを考えない
Posted by ブクログ
いよいよ最終巻!天下の秀吉軍10万相手の大喧嘩が始まる…。合戦の描写はなかなかカッコよく描かれていて、政実率いる九戸党の魅力を余すところなく味わえる。また、史実でも九戸政実の乱は籠城戦なのに短期、しかも偽装和議による皆殺しで終了するのでいろいろ腑に落ちないのだが、著者の想像がそのあたりを無理なく埋めている。
武者として生涯を全うしたい九戸政実に対して、蒲生氏郷は中央政府の中間管理職としての側面が強く書かれているのも興味深い。10万の兵なら東北の田舎侍など簡単に蹴散らせる…とはいかず、南部信直をはじめとする東北勢の意見や浅野長政との微妙な距離感、そして秀次や秀吉の性格、更には豊臣政権の未来。それ