緋(あか)い記憶

緋(あか)い記憶

作者名 :
通常価格 590円 (537円+税)
紙の本 [参考] 597円 (税込)
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作品内容

生まれ故郷の古い住宅地図には、あの少女の家だけが、なぜか記されていなかった。あの家が怖くて、ずっと帰らなかったのに。同窓会を口実に、ひさしぶりに故郷を訪ねた主人公の隠された過去、そして彼の瞼の裏側に広がる鮮やかな“緋色のイメージ”とは、一体何なのか……。直木賞受賞の傑作ホラー。表題作ほか、選考委員の激賞を受けた「ねじれた記憶」など、粒よりの七篇を収録。痺れるように怖いのに、とてつもなく懐かしい――高橋克彦ならではの独自の世界を満喫できます。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内ミステリー
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
352ページ
電子版発売日
2011年10月14日
紙の本の発売
1994年10月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

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緋(あか)い記憶 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2020年09月08日

    時代的古さを感じるけど、記憶をテーマにした短編で、記憶はセピア色のイメージだから、その古さが味を出していて逆にいい。
    伝奇的ミステリーだけど、どれも人の仄暗さを覗き見する気分で、昏い楽しみがある。
    共通して、岩手をテーマにしているので、遠野物語のような趣もまた風情がある。

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    Posted by ブクログ 2018年06月09日

    【ねじれた記憶】
    『空耳だろうか。こっそりと忍び寄る足音が聞こえる。あれは私の足音なのだ。
    振り返って確かめたい欲望にかられた。
    ひたひたひた。
    どちらの私も息を潜めていた。

    【膚の記憶】
    『体の関係ができたのは半年前のことだ。ママは三十八。私の生活に割り込んでくるような野暮な女ではない。五十にも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月28日

    これは、面白かった~。
    読んでて背中がゾクゾク、心臓がバクバクしてました。
    これは、直木賞とって当たり前といえる作品。
    短編っていまいち苦手だったりすんだけど、これは一編一編が内容の濃いものになってるので短編で正解。これ以上に長いと心臓が持たなかったかも(笑)

    ★緋(あか)い記憶
     30何年か前に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月10日

    特別面白い話があったわけではないけど、作者特有のジメッた空気感がとても好き。

    ″ねじれた″と″虜の″が好き。

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    Posted by ブクログ 2019年12月01日

    タイトル通り「記憶」がテーマの短編集。
    遠い過去の記憶がいつの間にか都合よく書き換えられているのですが、書き換えられるには必ず相応の理由があり、それを思い出す過程で忘れたかった忌々しい真実が明らかになるという同じパターンの構成となっている。
    今から30年近く前にも書かれた作品であり、その当時に過去を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月13日

    記憶をテーマにし、作者の東北の故郷を舞台にした物語が連なる短編集。各話の主人公らはふとしたことをきっかけに自分の過去の記憶を掘り下げることで、忌まわしい事実が明らかになっていく。焦燥感と緊張感に飲み込まれて、ぞわぞわしながらいっきによみました。

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    Posted by ブクログ 2015年03月11日

    24年ぶりの再読。四半世紀前の読後感は、ただただ怖いことと、ストーリーのうまさ、文章の読みやすさであった。それが故にタイトルが深く記憶に刻まれ、再読のために再び本を手にしたのだろう。そして今また恐怖を感じている。自分自身、心の奥底に押し込んできた記憶が少なからずあることを承知している。もしそれを白日...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月04日

    これはミステリというか、結構ホラーですね
    しかしうまいです、ねじれた記憶のラストにはぞっとしました
    膚の記憶も、食中毒の原因を探す話がどうしてあんな結末になってしまうのか??
    手品を見るような面白さのある短編たちです

    しかし読み通すと、「記憶」というテーマに沿って作者がアイデアを搾り出すようにして...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月21日

    パラレルワールドのような短編集。

    緋い記憶
    ねじれた記憶
    言えない記憶
    遠い記憶
    膚の記憶
    霧の記憶
    冥い記憶

    ホラーなのかファンタジーなのか、境が微妙で遠野物語のような読後。
    それぞれ、不思議な結末だけど、後味が違う。
    解説でみちのくの作家とあるけれど、みちのくガイドに挟まれていたら面白いかも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月18日

    記憶の存在ほど不確実なものはなく、個人の意識の奥底に閉じ込められた記憶は都合良く勝手に上書きされてイヤな思い出は楽しい思い出にすり変わってしまい、ある程度他人と共有できたとしてもやはり曖昧で、全てはなかったことにしたほうがいいかもしれないくらい厄介なものだったりする。

    それでもなかったことにできな...続きを読む

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