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香冶完四郎。旗本の次男でお玉が池の千葉道場の目録まで進んでいる。しかし、今は竹光を腰に古本屋「藤由」の居候だ。藤由こと藤岡屋由蔵は「広目屋」もやっている。巷の噂を売り買いする、今で言えば広告代理店。完四郎と藤由が組んで幕末の江戸の噂や怪事を解いていく。文を書くのは仮名垣魯文。絵を描くのは浮世絵師・一恵斎芳幾。変格捕物帖の新シリーズ!
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Posted by ブクログ
高橋氏が得意とする実在の人物に活き活きと行動させる展開に加え、任意に選んだ2枚の浮世絵から物語を紡ぐという豊かな趣向の作品です。 江戸末期に知恵を使って報道の原点とも言える活動を行い、それを通して感じた使命感が後の新聞紙設立に繋がるなんて、粋な物語を考えたものだと感心します。 次作以降も楽しんで読め...続きを読むそうです。
広目屋シリーズ第一弾。 旗本の生まれながら武士の時代に疑問を感じ、 瓦版売りの藤由と組んで江戸の噂や怪事を解決。 瓦版の文担当の仮名垣魯文とのコンビも絶妙。 1話分が短いので短編集としても読みやすいのが良い。
広目屋・藤岡屋由蔵に居候する武士・香冶完四郎の謎解き短編。1篇30頁程度で非常にテンポ良く読みやすい。魯文や芳幾を始め実在の人物を交えたバラエティ溢れるストーリーが魅力的。特に高橋氏らしく怪談関連が多く、現代の怪談には興味がない私だが、虚実の狭間を突く今回のような物語は非常に良い。相棒・魯文の下っ端...続きを読む感と由蔵の面倒見の良さ、完四郎の飄々としつつも誠実な優しさが綺麗に混ざり合い、心地よい雰囲気を醸し出している。最後の安政の大地震は非常にショッキングな事件だが、被害や被害者にスポットを敢えて当てずに復興や正常化に向けて奮闘するメディアの意義に焦点が当たっており、非常に示唆に富んだ短編になっていると思う。
高橋克彦さんの作品は、今まで、陸奥3部作や「水壁」のような”重い”ものしか読んでなかったけど、この作品のような”軽い”ものも良い。”軽い”と言っても、歴史の要点はキッチリ押さえてあるし、謎解きの部分には深みがある。さすが、と言うしかない。
このシリーズは、本の表紙が浮世絵で飾られ 江戸時代の元気で猥雑な空気を感じられます 短編小説で構成され、読みやすい本です。
時代小説と連続物の面白さを堪能。武士の家に生まれながら広目屋家業に生きる道を見つけていく、という完四郎の設定が面白い。
旗本の次男坊で江戸の広告代理店「藤由」の居候、 香冶完四郎(こうやかんしろう)のシリーズ第1弾。 幕末の江戸を背景に、主要キャラクターとの顔合わせをしつつ 謎解きに挑む1冊。 でも、クライマックスは安政の大地震。 そう考えると謎解きが主体でもなく、すべては 「たった一枚の紙が世の中を変える」 「よ...続きを読むうやく自分が命を懸けるに足る仕事と巡り合った」 そう主人公に言わしめるための布石だったのかと。 結構楽しく読めました。 【収録作品】 第1話 梅試合 第2話 花見小僧 第3話 化物娘 第4話 雨乞い小町 第5話 花火絵師 第6話 悪玉放生 第7話 かぐや御殿 第8話 変生男子 第9話 怪談茶屋 第10話 首なし武者 第11話 目覚まし鯰 第12話 大江戸大変 <解説>池上冬樹
幕末の江戸、瓦版屋の居候が次々と起こる奇妙な事件を合理的に解決し、儲かったり儲からなかったり・・・ 妖怪や幽霊の仕業と思われる事件のからくりを明かす、という話が多い。 時代劇の探偵役は、居候の三男坊もしくは長屋住まいの浪人で実は偉い旗本の関係者。のんびりしてるけど実は強い。友人・手下には早とち...続きを読むり気味の気のいい町人(金なし)。彼女は芸者か小料理屋の女将。 お約束めいてはいるけど、大事な要素なんです。 時代劇だいすき。 この本の場合「広目屋」という瓦版売りの商売が出てくる。 最初は町の噂をより詳しく誇大ぎみに書いてみんなの興味をかきたてる、週刊誌のような商売をしていたのが、そのうち「皆が知りたがっている事実を伝える」という報道をするようになる。近代の新聞に近づいていくという過程になっていて、それもちと面白い。
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