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完さんが日本に帰ってきた! 明治の政府になって早7年。江戸の広告代理店、広目屋「藤由」の居候から、アメリカでのジャーナリズム体験をひっさげ、今度は東京日日新聞の居候となった香冶完四郎。人気の新聞錦絵をひと目みるなり、不審の数々を暴き出す推理の冴えは昔のまま。免許皆伝の剣をステッキに替え、いまや売れっ子戯作者となった仮名垣魯文らと事件の真相を探る。人気シリーズ第4弾。
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Posted by ブクログ
広目屋・香冶完四郎シリーズの第4弾。
アメリカ渡航時代が描かれるのかと思いきや、帰ってきてからの話でしたか…(苦笑)。
ミステリーとしては各話軽めの仕上がりでしたが、随所に挿入されている新聞錦絵が結構面白かった。
でもそれが作中で、瓦版と新聞の違いを浮き立たせる材料にもなっていて、
読み物とジャーナリズムの差をサラッとインプットしてくれた感じです。
氏の著書『新聞錦絵の世界』が読んでみたくなりました。
…絶版かぁ…orz
【収録内容】
第1話 帰ってきた男
第2話 文明怪化
第3話 人生双六
第4話 怪談指南
第5話 びっくり箱
第6話 ニッポン通信
第7話 絵空事
第8話 死人薬
第9話 かどわかし
第10話 手口
第11話 番茶組
第12話 幻燈国家
<解説>縄田一男
Posted by ブクログ
12話の短編それぞれに、新聞錦絵を題材に取り上げて、アメリカ帰りの完四郎が事件の謎を詳らかにする。ネットで新聞錦絵を検索すると、実際に明治7年(1874年)頃から数年間、落合芳幾が発行した「東京日々新聞」などを発端に多数作られたとある...小説の新聞社名や、同名人物も登場する。この本は時代小説/完四郎広目手控シリーズの4冊目、ブクオフで表紙買いの一冊。
第六話『ニッポンの通信』から印象深い件を一つ「東京に住む男、帰り道に便意を催し、せっかく旨い飯をくってきたのに、麦飯ばかり食っている百姓の糞と一緒にされるのは勿体ないと...それを聞いていた百姓が激怒、そんな大事な糞なら自宅まで持って帰れと言い出し、出たばかりの糞を男にもたせて東京までついてきた」と言う時代小説ぽいお話。糞だけにへ〜
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