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江戸時代の広告代理店、広目屋「藤由」の香冶完四郎がおなじみ仮名垣魯文とともに、攘夷の暗雲垂れ篭める横浜へ。万国の人間が集う開港まもないこの地で起こる、不可思議な幽霊騒動や殺人事件。日本を食い物にしたいいじんの仕業か、それとも攘夷派の企みか。それぞれの文化がぎこちなく交じり合い、思惑がからみ合って起こる難事件のトリックを、見事な推理と剣さばきで、完四郎が解き明かす!
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Posted by ブクログ
ちょっと大袈裟かもしれないけど、このシリーズはエンターテイメント小説だと思う。幕末を舞台とした時代小説であり、サスペンスであり、スリラーであり、史実に乗っ取った歴史小説でもある。非常に面白い!
今回は開港した横浜を舞台に、イギリス人やフランス人が関係する騒動に巻き込まれる完四郎と魯文。 現代の作家さんの小説で当時の様子を紹介するものをあまり読んだことがないので、とても興味深い。 本当にこんな様子だったら、相変わらず英語に対するアレルギーが無くならない現在の日本社会よりむしろ心が開けた人が多...続きを読むかったのかも。 読んでいて楽しい作品です。
完四郎広目手控シリーズ、3作目。 完四郎と魯文は、開国後、異人居留地となっていた横浜に舞台を移す。 12編から成る短編集なので、一話一話は短いが、それでも本格的なミステリものになっているのもあって、面白かった。今でいう広告代理店のような広目屋仕事を通して、その時代の世情も実在の人物を絡めて上手く描...続きを読むかれており、あまり知らなかった当時の横浜を感じ取ることが出来た。時代の流れから、瓦版から新聞へと媒体が移行していく様子もシリーズを通して描かれており、次作ではそれがどうなっていくのか興味が膨らむ。
第3弾は桜田門外の変後の横浜が舞台。 新しい登場人物ジェシカも加わり、維新前の横浜での謎解き。 幕末手前の不穏な情勢の中の外国人との駆け引きも面白い。
前作から約8年後、舞台を横浜に移した 広目屋、完四郎シリーズ第3弾。 外国人居留地で異文化に触れ、読み物としての瓦版と 情報としての新聞の違いを考えはじめた主人公。 ついに舞台を海外に移すのか?という引きを残したラストなので、 次作が非常に気になります。 【収録作品】 第1話 夜明け横浜 第...続きを読む2話 ふるあめりかに 第3話 夜の写真師 第4話 娘広目屋 第5話 いこくことば 第6話 横浜天狗 第7話 火の雨 第8話 遠眼鏡 第9話 いじん幽霊 第10話 筆合戦 第11話 虎穴 第12話 横浜どんたく <解説>末國善己
完四郎広目手控、というシリーズの何作目からしいです。 知らずにこれから読んだ為、ところどころにあるシリーズっぽさに寂しい思いをしました。
旗本の香冶完四郎と売れない戯作者・仮名垣魯文のコンビが幕末の横浜で起こる事件の数々を解決する連作短編ミステリー。十二話で構成されてますが、一話一話はかなり短いように感じました。有名人ゲストが色々出てきます。ヒコ・ヘボン・福地・吟さん・蓮杖‥etc。福地は生真面目、吟さんは一筋縄ではいかない印象。
暇つぶし的にとった本 でも結構面白いっす 時代小説は本来読まないジャンルだったんですが 意外や意外こいつはミステリー _| ̄|○ しかもシリーズ3冊目ってのは恐れ入りました 残りは近いうちにw
新規購入ではなく、積読状態のもの。 2019/10/1〜10/4 完四郎シリーズ第3弾。とはいえ、第2弾を読んだのが定かではないが10年以上前なのですっかり忘れているが、読み進めるうちにぼんやり設定を思い出してきた。今回は、開港直後の横浜が舞台。12の連作短編集。どうやら、日本に居づらくなった完四...続きを読む郎は海外に飛び出すようだ。次作は記憶が薄れないうちに読みたいものだ。
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