歴史・時代ランキング(週間)
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1位北条時頼は執権を辞し、最明寺入道と呼ばれる身となった。軛から解き放たれたためか、不思議と大モンゴル国が、高麗が、南宋が、日本の輪郭がよく見える。この国を滅ぼさせてはならぬ。使命感は一層強くなっていた。幼い時宗を長い旅に出し、自らも様々な人間に会った。夏島では造船が進み、妻の葛西が独自に開いた交易の道も藤乃、今福船隊の働きで太くなってきている。だが、時間が足りない。そんな感覚を拭い去ることはできなかった。 高麗は京や大宰府への使者もむなしく、大モンゴル国による殲滅戦の様相を呈していた。風の王・波瀬祐佳を筆頭に一族は、ある限りの力を振り絞って、高麗王族の血をひく張結華を守りぬく決意を固める。ただ、愛ゆえに。 クビライは、ムスリムの商人だったアフマドやバアトルの子・安童と定童を臣下に入れるなど、ますます勢力を拡大しつつ、末弟のアリクブケの度重なる挙兵を「兄弟喧嘩」としてあしらい続けた。これは帝の継承争いなどではない。だが、真意が末弟に伝わることもまたなかった。南宋の将軍・孟宣を蹴散らし、鉄壁に思えた襄樊の堅牢な守りに罅を入れ・・・・・・闘いの先にあるのは、あの日、草原に似たようにも思えた海だった。 運命は、海にあり――希望の第三巻!! ■著者プロフィール 北方謙三(きたかた・けんぞう) 1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。70年、同人誌に発表した「明るい街へ」が雑誌「新潮」に掲載され、デビュー。81年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門、91年『破軍の星』で第四回柴田錬三郎賞を受賞。2004年『楊家将』で第三八回吉川英治文学賞、05年『水滸伝』(全19巻)で第九回司馬遼太郎賞、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞、10年に第13回日本ミステリー文学大賞、11年『楊令伝』(全15巻)で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞。13年に紫綬褒章を受章。16年「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で第64回菊池寛賞を、17年同シリーズで第6回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞。20年に旭日小綬章を受章。24年『チンギス紀』(全17巻)で第65回毎日芸術賞を受賞。『三国志』(全13巻)、『史記 武帝紀』(全7巻)ほか、著書多数。
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10位引きこもり、夫婦の危機を「色」が救う! 引きこもりの息子、 夫婦関係に悩む妻── 江戸の天才カラーコーディネーター・お彩が 「色見立て」で救います! いつも朗らかな塚田屋のお内儀、お春の様子がおかしい。 呉服屋を営む夫の吉原通いは相変わらずだが、これまでとは何かが違うと気を揉むお彩。 そんな折、お彩は、お春の生け花の師匠に色見立てを頼まれる。 一方、香乃屋のひとり娘、お伊勢の祝言の日も近づいてきて……。 天才的な色彩感覚を持つお彩の活躍を描く大人気シリーズ第五弾。 江戸の色彩の豊かさが話題の人気シリーズ待望の最新刊! 天才的な色彩感覚の持ち主・お彩と、 食えない京男・右近の最強コンビが「色」で難問に挑みます。 ※ 「白と言っても、いろいろとあるものでしょう」 師匠の言葉に、頭を上げる。まさに今、お彩が思っていたことだった。 あらためて白の襦袢地を並べてみると、少しずつ色が違うのだ。 たとえば青みのある白は、雪色、月白、魚肚泊。 黄みがかっているのは卯の花色。 灰がかったものなら銀白色、雲井鼠、灰白色。 ──本文より
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16位第一人者による加賀前田家三代の決定版! 覇者となった徳川家から加賀藩前田家100万石を守り抜け! 戦国時代の勇将としてNHK大河「豊臣兄弟!」でも話題となっている、前田利家の跡を継ぎ、加賀藩主となった前田利長、さらに三代目を継いだ前田利常が本書の主人公。巨大な加賀国の領主として、豊臣家と石田三成が率いる豊臣家と徳川家が争う関ケ原の戦いを前に、利常は理想の国家づくりをめざす家康に与し、大坂の陣でも多大な犠牲者を出しながら、徳川家の勝利に貢献。外様大名としてはほかに類を見ない120万石を拝領する。 しかし、家康の跡を継いで二代目将軍となった秀忠は、もともとは秀吉の盟友であり、五大老のひとりにも任じられた前田家に対し、疑心の目をどうしてもぬぐえない。鉱山開発や城下町整備により、国元の安定を目指す利長は若くして弟の利常に金沢を託し、自身は隠居となる。それでも、隙あらば前田家を取り潰そうと策略をめぐらす秀忠は、互いに忍びを使った調略や情報戦の末、毒殺の魔の手を密かに差し向け……。 前田家を守り抜くために伝家の宝刀として、後事を託された利常が選び取ったのは、第三の勢力、天皇家と手を結ぶことだった。この「みやびの楯」作戦で、徳川家からの刃を受け止めることは果たしてできるのか――これまで数多くの戦国歴史小説の名作を著してきた安部龍太郎が、直木賞受賞作『等伯』と同じ北陸を舞台として描き、作家人生の到達点ともいえる「加賀前田家三代」の決定版。著者が心血を注いだ一大巨編がついに完結!
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17位加賀百万石の留守居役・瀬能数馬が、各藩留守居役との駆け引きを描く好評の書下ろしシリーズは最終巻。加賀百万石の筆頭宿老・本多政長は将軍・徳川綱吉に謁見したあともなお、江戸に留まる。神君家康の懐刀と言われた本多正信の血筋を引く重鎮である政長が、国許に戻らないため各藩の留守居役が加賀の若き留守居役・瀬能数馬に接触をしてくる。宿老不在の加賀では、越前福井松平家の国家老次席が訪れ、藩主の綱昌がかつて数馬に書かされた「詫び状」の返還を要求したのに対し、政長の息子である主殿は妙手を打つ。江戸城内、幕閣では、無役の名門・酒井家の処遇が取り上げられ、滞留中の政長と数馬にも影響が及ぶ。本多家に敵対してきた老中・大久保加賀守は代々の遺恨を晴らすために、配下に密かに命令を出す。加賀の前田家では、主殿が内紛をおさめた。一方ついに徳川御三家の紀州藩主が数馬の妻・琴を狙い動きはじめる。
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19位【戸高一成氏・解説より】終戦から74年、太平洋戦争に於いて指導的立場にあった人物は全てこの世を去った。必然として太平洋戦争の歴史は、記憶から記録に移ろうとしている。歴史は人間が作るものであることを思えば、宇垣という人間を知ることが、部分的とはいえ太平洋戦争を理解するために大きな要素であることが分かる。この意味において、宇垣の「戦藻録」が、多くの人にとって読みやすい形で公刊されることには大きな意義が有ると想われる。……新かな・新漢字で読みやすく分かりやすい。巻末に登場人物の索引付き。
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21位小舞藩で代々納戸頭を務めてきた高蔵家。当主亡きあと、長女の徳子は市中道場で師範代を務める藤十郎を婿に迎えて幸せな生活を送っていた。そんなある日、藤十郎が遊女と相対死にしたとの事実が告げられる。しかも、二人は昔からの馴染みで、徳子との祝言後も、その縁は続いており、子まで生しているという。信じられない思いに打ちひしがれる徳子だが、藤十郎の子である萩丸を自分の子として育て始める。一方で、次女のあぐりは、城内でも名の通った大店の主・紀野屋丈衛門に嫁ぐと言い出した。その言葉通り、母よりも年上の丈衛門に嫁いだあぐりは、商いを通じてさまざまな情報を耳にする。ある日、徳子はあぐりから、義兄は殺されたのではないかとの疑問を突き付けられる。しかも、彼の死には、何らかのかたちで丈衛門が関わっているらしい。やがて、丈衛門は、徳子に藤十郎の死の真相を語り始め……。藩を揺るがす事件に巻き込まれながらも、凛として生きる女性たちを描く時代小説。
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30位たとえ職を失っても悪は必ず成敗する! 半玉同心の堅き決意。 旗本殺しと博徒殺し――。 二つは繋がっているのか!? 誰を信じればよいのか? 幕府の影の実力者を前に香取民部が真実を暴く!! 旗本・広岡栄之進が殺害された。背後には奉行職をめぐる賄賂や賭場開帳に絡む闇が広がる。広岡に賄賂を要求したのは、いったい何者か? 栄之進の弟・洋二郎は何を知っているのか? そして、「向島の御前」と呼ばれる幕府の影の実力者・大野石斎は何を目論んでいる? この一件、誰かが嘘を吐いている! 民部と虎之介が探索に乗り出した矢先、第二、第三の殺しが……。 民部と虎之介、最後の闘い 好評シリーズ第7弾
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31位【祝!時代小説SHOW・2025年文庫書き下ろし部門第1位!】 「三河雑兵心得」「北近江合戦心得」と並び立つ戦国三部作の一角! 徳川を震え上がらせた「真田」の視点から乱世を描き出し、時代小説SHOW管理人・理流氏も「三部作が揃うことで、戦国史の面白さが倍加する」と絶賛する「真田武士心得」シリーズ、待望にして感涙の第三弾! 【あらすじ】 天下分け目の大戦、関ケ原の戦いは東軍の大勝利に終わった。西軍に与した真田昌幸・信繁父子は、死罪こそ免れたもが、紀伊国・九度山に幽閉される。東軍に属した真田信之の家臣・鈴木右近は主君の命を受け、過酷な生活を強いられる昌幸たちのもとへ仕送りを運ぶ「九度山詣で」を続けていた。 そんな右近の前に、剣の恩師である柳生新陰流の剣豪・柳生宗章が、愛娘の紗良を連れて現れる。仕官先であった小早川家の断絶により浪人の身となっていた宗章は、「娘を預ける」と右近に託し、再起を期して単身、伯耆国・米子へと旅立っていく。 そして一年後。師匠との大切な約束を果たし、自身の人生の大きな節目を報告すべく、右近は宗章の待つ山陰・米子の地へと向かった。しかし、現地で右近を待ち受けていたのは、米子藩(中村家)を揺るがす執政家老暗殺の凄惨な謀略だった。罠にはめられ、雪降る砦に立て籠もることとなった横田一族と、恩人に加勢する宗章。 「師匠を置いて逃げられるか!」 己の損得をかなぐり捨て、義理と筋目を通すため、右近もまた死地へと飛び込んでいく。 押し寄せる敵勢は千人以上。対する飯山砦の守兵はわずか百名。絶体絶命の大軍に包囲された雪の砦で、背中を預け合い、命を懸けて共闘する右近と宗章。六尺二寸の巨躯から繰り出される右近の長大な「野太刀」と、宗章が魅せる「柳生新陰流」の真価が、冬の山陰にて炸裂する! 【なぜこの男の生き様は胸を打つのか】 ・組織の理不尽に抗う、男の「純情」 徳川の世が近づき、武士たちも損得勘定で動くようになる中、不器用なまでに恩義を貫く右近の姿。己の信じる道を泥臭く突き進むその生き様は、現代社会を生き抜いてきたすべての人の胸を激しく打ちます。 ・圧巻のアクションと、師弟の絆 本作のクライマックスである「飯山砦の戦い」は、シリーズ屈指の熱量を誇ります。重さ一貫(約三・七五キロ)の野太刀を振り回す右近の圧倒的な力と、これまで「変人」として描かれていた師・柳生宗章が見せる凄まじい剣の冴え。雪と血に塗れた戦場で、右近が師の背中から受け継ぐ「理屈なき本能の目覚め」とは? ・井原戦国ワールドの神髄 「三河(徳川の出世)」「北近江(敗者の再起)」に続き、本シリーズでは「真田(第三極の意地)」が描かれます。勝者の歴史だけでは語れない、人間ドラマがここにあります。涙なしでは読めない、心滾る本格活劇。ぜひご堪能ください。
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32位チンギスは病床にある長子ジョチのもとを訪れたのち、草原へと向かう帰還の途につく。西夏領内に入ったチンギスは、ある城にただならぬ気配を感じた。それは黒水城と呼ばれ、砂漠に囲まれており、ウキという謎の人物が主とされていた。一方、チンギスから受けた傷を山中で癒すマルガーシに、カルアシンから見事な剣が手渡される。贈り主は明かされなかったが、マルガーシは戦に向けて隊の修練を重ねていく。アウラガの宮殿に戻ったチンギスは、ソルタホーンから国を揺るがす一大事を告げられた。突如生じた戦いに、チンギスは将軍だけでなくボオルチュも帯同させる――。圧巻の最終章! 「チンギス紀」全十七巻、ついに完結!!
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33位八歳で四書五経をそらんじ、十四歳で十三経に達した俊英でありながら、普段は傍若無人で傲岸不遜な近藤重蔵。五度にわたる蝦夷地巡見を終えた後は大坂弓奉行となって大塩平八郎の知己を得るなどするが、息子・富蔵ともどもの悪口乱行がたたり、ついに役なしの小普請入りとなる。 学識豊かな学者であり、あくなき探検家でもあった重蔵の、あまりにも意外なその後の道行きは。そして、生涯の宿敵となった女賊りよとの最後の対決は──。 ハードボイルドや警察小説で活躍していた著者が2000年に初めて挑んだ時代小説が、堂々たる代表作となった。「重蔵始末」シリーズ、ついに完結。
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35位幕府直轄領の府中で、百姓が「一揆」の相談? 目付たちの内密探索! 幕領での一揆前兆に緘口令。 だが、大名の間で噂が立つ。 噂は幕府を揺るがすか⋯⋯、それとも代官頭への嫉みか。 一揆への代官頭の温情対処。 小人目付の平脇源蔵は信濃への検視の帰途、府中宿の飯屋で一揆の相談をしているとしか思えぬ百姓たちを目にする。府中は幕府の直轄領なので江戸に戻りすぐに目付筆頭の妹尾十左衛門に報告する。ところが、幕領故一切他言ならずのはずが、大名たちが騒いでいるという。調べると全く別の話だったのだが、関東代官頭の伊奈家への嫉みが絡み、話が錯綜する。はたして一揆は?
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37位矢吹平八郎は板挟みになっていた。 依頼主の酒問屋の御隠居からは留守の間、妾のおまちの見張りを頼まれる。男がいれば懲らしめて、別れさせてほしいと。 ところが御隠居の倅から、若い妾など家の恥、男がいるなら仲を取り持って欲しいと、強引に裏で金を渡される。 相反する依頼に困りつつも見張っていると、浪人から行商人まで、次々と男が現れる。色白美人で、分け隔てなく話を聞き、優しく見つめてくる麗しき瞳に、みな魅了される。 恋慕や誤解が絡み合い、ついに刃傷沙汰にまで! 男たちの中に真の想い人がいるのか!?︎ それとも無自覚な色香に振り回されているだけなのか。微笑むおまちに心が揺らぎ、「迷い神」の恐ろしさを平八郎自身も身をもって知ることに。
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39位その時、オバマ大統領は優しく著者を抱きしめた! 米国民も知らなかった被爆米兵捕虜12人の運命――被爆者でもある著者が初めて明らかにした真実。広島を訪れたオバマ大統領が敬意を表した執念の調査研究! 2016年5月27日、現職の米大統領として初めて広島を訪れたオバマ氏は、平和記念公園での献花とスピーチに被爆者代表とともに特に著者を招いた。そして、歴史的スピーチを終えると自ら歩み寄り、言葉をかけ、涙ぐむ著者をしっかりと抱きしめた。サラリーマン生活の傍ら長年にわたって広島で被爆死した米兵捕虜の調査研究を続け、彼らの遺族を探し出し、慰霊活動を続けてきた著者の地道な活動が報いられた瞬間であった。本書は、自らも被爆者である一研究者が、日米関係者への聞き取り調査をもとに初めて明らかにする被爆死した米兵捕虜12人の真実の記録である。
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40位忠誠か、裏切りか。 「本能寺の変」後――大河ドラマ「豊臣兄弟!」後半のキーパーソン、石川数正。 豊臣秀吉との「天下取り」の行方は、徳川家康の懐刀・数正が握る。 この男の行動こそ、戦国最大のミステリー。 【目次】 一 信長死して 二 徳川の価値 三 外道と外道 四 真偽変転 五 八分目の二人 六 「次」への道 七 要石 八 怪物・黒田官兵衛 九 病と薬 十 道 【主な登場人物】 ■石川数正:今川家の人質時代から仕える、徳川家康の懐刀。交渉に長け、本能寺の変後には羽柴(豊臣)との折衝役を担う。 ■徳川家康:織田信長第一の盟友だった東海の雄。三河、遠江、駿河に加え、信長の死後には甲斐と信濃も領する。 ■豊臣秀吉:信長の次の天下人。徳川の弱体化を狙い、織田家の家臣時代から旧知の間柄である数正に、調略を仕掛ける。 ■黒田官兵衛:秀吉の天下統一に寄与した智慧袋。 ■豊臣秀長:秀吉の信頼厚い弟。大和大納言。 ■石田三成:秀吉子飼いの若き側近。治部少輔。 ■アマメ:伊賀忍び。
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41位高岡美月はたぐいまれなる美貌ゆえ徳川家斉に見そめられ、剣の凄腕から将軍の陰働きを命じられていた。そして、数々の陰謀を仲間たちと見事解決してきた。 そんななか、済民教という新興の教団が江戸に現れた。教祖の月海は経世済民を唱えており、松平定信の復権を目論む寺社奉行の水野忠邦は、世論を動かす好機と捉え認可を下ろした。 教団が日ごと信者を獲得するなか、ご禁制の阿片が市中に出回り始めた。美月たちはその出処が済民教ではと疑い潜入捜査を企てる。一方、教団を煽動し政道批判をさせていた忠邦も、背後に廻船問屋の存在が浮上すると一転、阿片密輸を壊滅するために教団へ夜襲をかけるーー。 美女剣士の艶やかな剣が乱舞する時代エンタメ。待望の第三弾!
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42位どんな役でも器用にこなせる元役者の倉橋銀次郎が、南町奉行・遠山左衛門尉にその腕を買われ、十二代将軍・家慶の密偵、将軍隠密役となっておよそ一年……。 葵の手札を手にし、弟分の京四郎を小者として従えては、悪事を働く輩たちを次々に捕縛していた。そして、安寧を取り戻したかに見えた江戸の町。 だが、くすぶる火種があった。肝煎りの天保の改革が頓挫した元老中・水野越前守である。水野は自らの失脚に加担した遠山を大いに恨み、これを廃して幕閣返り咲きを目論んでいた。 そんな中、刃傷死を遂げた銀次郎の父・右京の敵(かたき)が見つかった!果たして銀次郎は、大恩人の遠山を守ることができるのか、さらに念願の仇討ちを成就できるのか──!? ついには将軍をも巻き込む驚愕の復讐劇が始まる!!
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45位米空母部隊に迫る亜細亜同盟航空隊……最終戦争に太平洋が燃える! インドに侵攻したドイツ軍に対抗するため、日・英・豪・インドを中心とする大亜細亜同盟は艦隊を派遣し、枢軸連合艦隊を破った。ヒトラーはアメリカに大亜細亜同盟への宣戦布告を迫り、米海軍は太平洋艦隊に出撃を命じる。同盟軍艦隊はマリアナ沖海戦で完敗を喫するが、中部太平洋の戦いで新兵器・電波砲によるレーダー撹乱で米機動部隊を撃破する。そして、ヒトラーの暴挙により世界情勢は風雲急を告げる。はたして日本は、米・独・ソ連が組んだ枢軸連合を打ち破ることができるのか……。 圧倒的なスケールで繰り広げられる大長篇架空戦記シリーズ「異史・第三次世界大戦」、第5弾。完結編。 ●羅門祐人(らもん・ゆうと) 福岡県出身。血液型はO型。星座は山羊座。少林寺拳法三段。主な著書は『元祖羅門堂病院』『蒼き波濤』『独立愚連艦隊』『天軍戦国史』『列島大戦NEOジャパン』『超極級戦艦「八島」』など。 ●中岡潤一郎(なかおか・じゅんいちろう) 1968年生まれ。獨協大学経済学部修士課程修了後、テクニカルライターに。1996年『決戦!津軽海戦 鋼鉄の嵐 維新篇』で商業デビュー。以降、架空戦記、時代小説を中心に執筆。近作に『同心若さま流星剣』シリーズ、『浪人上様織田信長』シリーズ(いずれもコスミック時代小説文庫)がある。競馬好き。関東圏の競馬場、特に中山競馬場、船橋競馬場によく出向く。
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47位鈴木英治作品3カ月連続刊行第3弾! 徹之助に試練、また試練! 干し椎茸の商談のため赴いた江戸で、さらなる困難が……。 「これが江戸だ」椎茸栽培に成功した徹之助は伊豆国奈古屋(なごや)村から日本橋にやって来た。地元で縁を得た評判の料理屋「来潮」の隠居・富太郎に椎茸を認めてもらった矢先、文で商談を断られたため、理由を直接聞きにやって来たのだ。富太郎は、質がよく安い椎茸を別の乾物問屋から仕入れたという。生き馬の目を抜く江戸で成功するため、根気強く商談を続ける徹之助だったが、留守にしている間に肝心の椎茸を強奪されてしまう……。
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48位唇に塗ると艶が出る飴が流行り出した。それで繁盛した店が盗賊に目を付けられ、沙耶はみんなと捜査を……。大人気書下ろし時代小説! 唇に塗ると艶が出る「みつ飴」が流行っている。日本橋の狐堂などで売っているらしい。そんな飴屋を専門に狙う泥棒が現れたことを、月也は奉行から聞いた。一方、牡丹といっしょに狐堂に偶然向かっていた沙耶は、途中で月也から泥棒の情報を仕入れ、日本橋で聞き込みをすることになった。しかしなぜ泥棒は飴屋を狙うのだろう。沙耶は不思議に思った。飴屋自体があまり儲かっていないから、十両にも満たない盗みにしかならないはずだ。わざわざ飴屋を狙う犯人たちのこだわりが、事件解決の糸口になるのかもしれない。狐堂の主人から話を聞き、さらにそのあと紅を商う桔梗屋の店主からも「みつ飴」に関する話を聞き出す。桔梗屋は飴屋と組んで新しい商売をしようと考えているらしい。事件と何か関連があるのだろうか……。
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65位令和のサラリーマンだった「俺」は、江戸住まいの旗本八男坊・徳山安十郎として生まれ変わった! 安十郎は、とても早熟な若者として成長する。その好奇心のおもむくまま、『解体新書』を著す前野良沢や杉田玄白らと交流し「本所の麒麟児」として評判になる。やがて、御三卿・田安家の七男・賢丸(後の松平定信)の命を蘭学(と未来の知識)を駆使して救ったことで幕府からも注目される。しかし、類稀な異才を警戒する権力者たちの魔の手も忍び寄ってきていた――。 八男坊は 本所の麒麟 令和の知恵で 江戸を糺す!? 装画/おおさわゆう 装幀/二見亜矢子
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67位
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70位梅の香る夜に現れるあの方に、氷隠梅を…… 「あの女道士、月を飲ませたらしい」 二度は同じ菓子を作らぬ女道士。菅原道真につながるこの女に、「死人に食べさせたい」という菓子作りの依頼が舞い込む……。 晴明と博雅の変わり変わらぬ魂、心震える8編を収録。 「碧瑤杯」…兼家は、かよわき女子が好きだ。しかし、いつものように通った家にはまさか、他の男がいた。とぼとぼ帰路に着く兼家の前に、胸一つの女・青菩薩が現れる。 「カタリ爺」…いつの頃からか、京の鴨川のそばの辻で、よどみなく物語を話す老爺がおり、カタリ爺と呼ばれていた。評判を聞いた兼家が屋敷に招くほどであったが、ある日、忽然と姿を消してしまう。 その他、「菓子女仙」「あちちの関白」「ひもひめ」「黄金兼家」「火車」「色は匂へど」などボリュームたっぷりの全8篇。 2024年に山崎賢人主演で映画化され、話題となった「陰陽師」。 シリーズが初めてオール読物に掲載されたのは1986年9月号、2026年は「陰陽師40周年イヤー」です。 40年目も進化し続ける「陰陽師」、ぜひお楽しみください。
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71位累計77万部! 将軍跡継を巡り混迷する幕府 堂々のシリーズ新装登場! 徳川家骨肉の争いに 独り闘う「お髷番」危し! 四代将軍家綱の跡目を虎視眈々と狙うのは、 紀州大納言徳川頼宣と甲府徳川綱重、館林徳川綱吉の将軍実弟たち。 甲府家は綱吉の駕籠を襲撃、館林家は頼宣に黒鍬者を差し向け命を狙う。 頼宣は家綱の大奥に刺客を潜ませ、 熾烈な三つ巴の暗闘は野火のごとく拡がるばかりだった。 いまだ将軍に跡取りが生まれない中、 甲府公の側室が孕んだとの報が走る。 「お髷番」深室賢治郎に下された密命とは!? 目次 第一章 君の迷い 第二章 老臣の願 第三章 母の想い 第四章 お家騒動 第五章 謀の表裏
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72位闘うことでしか生きられない者たちに勝敗を決する秋が来た。楊家の男の証である「吹毛剣」を手に戦う六郎に、父楊業の魂が乗り移る。その剣に打たれたとき、遼国の名将・石幻果の記憶がにわかに蘇る。遼国に忽然と現われたこの男は、かつて宋遼戦で落馬し、記憶を失い、遼国に連れ去られた北平寨の将だった。過去を取り戻した石幻果は二つの人生を抱えてしまった運命を呪い、苦悩する。そんな石幻果に今を生きることを決意させたのは、父とも慕う耶律休哥である。一方、戦場で石幻果と出逢った六郎も、石幻果に既視感を覚える。不安を抱きつつ石幻果に近づく六郎。予感は的中した。運命に弄ばれる男たちの哀しみを描く慟哭の終章。綾なす人々の憎悪と哀しみが交錯する衝撃の結末。乱世の終わりを彩る壮絶な物語が、今静かに幕を降ろす。『水滸伝』に登場する青面獣楊志、楊令が佩く宝刀との奇しき因縁も明らかになる「北方楊家将」完結編。解説は森福都氏。
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73位甲州川中島にて幸村、家康両軍が決戦に突入するその裏面で、真田十の影、裏柳生、真田の草が疾駆する。戦いは徳川方優勢に思われたが、この時、幸村の心中には、家康を震撼させる恐るべき秘策が隠されていた……! 果たして幸村は家康の首級をあげることができるのか!? 新・川中島決戦―関ヶ原を超える天下分け目の戦いの帰趨は如何に!? 第五回歴史群像大賞奨励賞受賞作の傑作が、今電子書籍でよみがえる! 【目次】 前巻までのあらすじ 主な登場人物 第四章 正則と清正 第五章 秀吉の血脈 第六章 豊臣秀龍誕生 第七章 青龍帝の勅書 【著者プロフィール】 竹中亮(たけなか・りょう) 1961年10月9日、東京に生まれる。早稲田大学卒業後、大手旅行代理店に入社。旅行の企画、広告編集、海外(カナダ)勤務を経て、執筆活動に入る。卒業課題は「日本の帝王学」、日本市場の覇者の後継者に対する帝王学教育を研究する。「真田大戦記」で第5回歴史群像大賞奨励賞を受賞。
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75位南町奉行所与力・月崎陽之進と、その盟友である火盗改方長官・長谷川平次。二人はいずれ劣らぬ剣の達人で、相手が悪であればその職掌を超えて成敗するという裏の顔を持っている。 南新堀と日本橋通一丁目の大店が、立て続けに押し込みに遭った。いずれも大名家を得意先とし、多額の金を貸していた商家だった。 事件の探索に乗り出した南町奉行所は、陽之進とその配下の働きによって網を絞り、ついに下総黒池藩という一万石の大名に目星をつける。 動かぬ証をつかみ、黒池藩主の討伐に乗り出した剣豪与力と鬼長官。だが、そんな彼らを待っていたのは、逆悪非道の藩主との血で血を洗う死闘だった。好評時代シリーズ、第二弾。
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76位土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。総発行部数2500万部超! 司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる! 第8巻/慶応三年十月十三日、京は二条城の大広間で、十五代将軍徳川慶喜は大政を奉還すると表明した。ここに幕府の三百年近い政権は幕を閉じた。時勢はこの後、坂を転げるように維新にたどり着く。しかし竜馬はそれを見とどけることもなく、歴史の扉を未来へ押しあけたまま、流星のように……。「竜馬がゆく」遂に完結!
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78位関東の覇者・北条氏が臣従すると、織田信長の「天下」は夢でなくなった。京へ、西へと信長が進もうとするとき、織田領の東側の盾となってきた徳川三河守家康の価値は、薄れつつある。思ったより役立たずであったしな、徳川は――すでに嫡男の信忠へ家督を譲り、織田による天下の継承へ着々と地歩を固める信長が独りごちた。本能寺の変に至るまでの織田・徳川両家の連携と因縁を綴った、骨太な戦国ドラマ第二部・織田信長篇。 【目次】 第二部「幻の天下」 織田信長 序 章 第一章 夢の始まり 第二章 混迷する西 第三章 ひとときの休息 第四章 継承の始まり 第五章 坂の途中 第六章 見えた頂 終 章 解 説 細谷正充
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79位徳川家の譜代として、主君を裏切ることなく代々奉公してきた大久保家。その家筋を誇り、子々孫々に至るまで忠勤にはげむことを説いた『三河物語』は、松平郷に興り家康に至るまでの徳川家九代の歴史を今に伝える重要古典である。著者の大久保忠教、通称彦左衛門は、歴史上名高い長篠の戦い(1575)や関ヶ原の戦い(1600)、そして自ら参戦した上田城攻め(1585)などの様子を生き生きと描写し、ときには「天下のご意見番」として、主君への憤懣をも隠さない。当時の俗語で書かれた難解な原文を、読みやすい現代語訳で送る。
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83位情報省の暗躍により、イタリア、スペインに王制を復活させ、大英帝国とともに皇国連盟を結成した大日本皇国は、ヒトラーひきいるナチス・ドイツの最終兵器である核爆弾開発成功の報に驚愕した。皇国がウランを抽出するには、あと数年はかかると考えられたからである。しかし、アメリカ合衆国の原爆開発が成功間近と知って、ここに皇国と合衆国の対ドイツ戦の協力体勢が築かれることとなった。おりしもモスクワへ進撃したソ満合同軍の目前で世界最初の核爆発が起こり、皇国は遂にドイツが制海する大西洋への進出を決意した。ドイツの科学技術は凄まじく潜水艦搭載型の原爆まで完成するにおよんで、皇国海軍は日米戦の疲弊から脱出できない米軍との協調作戦を開始。世界がアッと驚く方法で世界大戦を終結に導くのだった。羅門ワールドが描く戦史シミュレーション、驚異の完結。
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85位人生に勝つ逞しき男のバイブル!零戦と空戦に青春を賭けた強者の記録。世界のエース“サカイ”がおくる100万部突破の超ロングセラー決定版。
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87位国境を挟み、宋遼二国は一触即発の状態に。宋の北辺を守る楊業と息子たちの前に、遼の名将・耶律休哥が立ちはだかる。神出鬼没、白い毛をたなびかせて北の土漠を疾駆するこの男は、「白き狼」と恐れられていた。意のままに動く赤騎兵を従えた「白き狼」の出現に、さすがの楊家軍も、思うように動けない。楊一族を苦しめたのは、敵将ばかりではない。力はあっても新参者の楊業に対し、宋軍生え抜きの将軍、文官たちが、次々と難問を突きつける。建国の苦悩のなかで、内なる戦いも始まっていたのだ。運命に導かれるように戦場に向かう男たち。天はいずれに味方するのか。滅びゆく者たちの叫びが切々と胸に迫る。最後の場面のためにそれまでの850枚があったかと思わせる感動のクライマックス。この先を読みたい、との読者の熱い要望に応え、著者は現在、続編「血涙」を執筆中だ。「水滸伝」に勝るとも劣らない英傑たちが活躍する北方『楊家将』、怒涛の後編。
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88位
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89位
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91位人はまったく見かけによらないものである。朽木光三郎は、いつも湯屋の二階で酒を呑んでいて、周囲に無役の旗本だとばかり思われていた。が、実は大名、高家などの、いわゆるお殿さまを監視して、その不正を取り締まる大目付職を将軍から拝命している、おっかない男であった。その光三郎が、将軍が放ったお庭番三人が帰ってこないことを知る。しかも彼らが送り込まれた先は、日本最大の大大名、加賀前田藩であった!事は重大なれど、相手が相手だけに、戦々恐々とする幕閣たち……。だが光三郎は、上様直々の探索命令に忠実に従い、下屋敷や蔵屋敷に潜入、本家も分家も巻き込んだ恐るべき騒動の実態を掴む。ついに、百万石の太守捕縛へ向かうのか!人気シリーズ、波乱の第五弾!!
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92位独第三帝国・地中海大艦隊と紺碧艦隊攻撃主力が激突! 大高は北京へと向かい、周恩来と密会。亜細亜の秩序を守る環境整備を万全にした。そして、いよいよヒトラー率いる第三帝国との最終決戦に臨む! 大河戦記シミュレーション、堂々完結!
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93位
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95位昭和20年4月7日、3,333名の兵を乗せた戦艦大和は沖縄に向け、最後の特攻に出撃した。同日午後0時32分、暗雲をつきやぶり無数の米軍機が突然襲いかかった。大和艦上の主砲に続き副砲、高角砲が連射された。機銃も火を噴いた――。翌8日早朝、佐世保港に260余名が生還した。出撃時と同様、対岸にはまだ桜が咲いていた。生き残った兵士たちは、その戦後をどう生きていたのか。さまざまな伝説を生んだ戦艦大和。歴史家も見逃がした真実を百数十名の兵士たちの証言を得て描くヒューマン・ドキュメント。新田次郎文学賞受賞作。
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98位撃墜記数202機、伝説のトップ・エースが書き遺した撃墜の記録! 昭和13年の初戦果以来、8年間、不死身、不惜身命の空中戦実記。〈解説/渡辺洋二〉
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99位二・二六大乱をきっかけに、天皇の御意志によって編成された「連合皇国軍」。新たに航空軍を創設し、陸海空の三軍共同体制で対米戦を迎える。 昭和17年5月に中部太平洋で生起した海戦は、苦戦続きの中、新型戦闘機烈風を投入した皇国軍が辛勝。だがその直後、ドイツが中華民国と手を組み、ソ連に侵入したという信じ難い一報が入る。 そんな中、日本はフィリピンの基地を次々に破壊、アメリカの東アジア進出の拠点を陥落させ、マーシャル方面に進出。ついに史上空前の大砲撃戦が勃発し、大和に変わって出撃した武蔵の四六センチ砲が炸裂する! 果たして皇国軍は混迷を極める世界情勢を打破できるのか!!