歴史・時代ランキング(週間)

  • イクサガミ 神
    1位
    戦え。もう一度生きるために。 蠱毒〔デスゲーム〕が終わる。 残り九人――。 堂々の最終巻! 〈あらすじ〉 最終決戦、開幕。 東京は瞬く間に地獄絵図に染まった。 血と慟哭にまみれる都心の一角で双葉は京八流の仇敵、幻刀斎に出くわしてしまった。 一方の愁二郎は当代最強の剣士と相まみえることに――。 戦う者の矜持を懸けた「蠱毒」がとうとう終わる。 八人の化物と、少女一人。生き残るのは誰だ。 【文庫書下ろし】
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続
    2位
    洒落た一品をそろえる袋物屋〈三島屋〉の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。「黒白の間」で語られた怪談は、決して外には漏らされない――。初代聞き手のおちかのお産が迫り、てんやわんやの三島屋を、土の匂いをまとった女が訪れた。「うりんぼ様」と呼ばれる不動明王像を連れ込んで語られたのは、行くあてのない女たちの話だった。短編「面影鬼」を特別収録した、宮部みゆき流の人情怪談!
  • 継ぐ者
    NEW
    3位
    織田信長が今川義元を討ち取った桶狭間の合戦の後、松平元康は今川家からの独立を決意する。家康と改名し、人質になっていた妻の瀬名と嫡男竹千代(のちの信康)を今川家から取り戻した彼は、息子を信長の娘と結婚させて織田家と同盟を結ぶ。そして家康は、遂に遠江の攻略を開始する。だが、今川の血を引く妻と、義父信長に憧憬を抱く息子は、家康の思いとは次第に離れていく……。著者渾身の傑作歴史長篇。解説・細谷正充
  • ローマ世界の終焉──ローマ人の物語[電子版]XV
    4位
    1~15巻 1,210~2,332円 (税込)
    教科書によれば、紀元476年に西ローマ帝国は滅亡し、一方で東ローマ帝国は1453年まで続いたとされている。しかし、地中海世界全体に高度な文明をもたらした空前絶後の大帝国は、本当にそのような「瞬間」に滅びたのか? 古代ローマ1300年の興亡を描き切ったアジア発、前人未到の偉業がここに完結。「永遠の都」よ、さらば。 ※当電子版は単行本第XV巻(新潮文庫第41、42、43巻)と同じ内容です。
  • 竹田城忠義 北近江合戦心得〈六〉
    5位
    豊臣兄弟といざ出陣!戦国出世物語第六弾! いざ雲海の城攻め! 豊臣兄弟の信を得よ、与一郎! 「但馬は、小一郎に任せるがや」……黒田官兵衛が取り仕切る評定の場で、兄秀吉より但馬侵攻を命じられた秀長は、三千人を率いて生野銀山、岩洲城、そして反織田勢力の旗頭・太田垣が籠る竹田城を落とすべく動き出す。 一方、「正直無双」を旗印に掲げた結果、秀吉の勘気をこうむり三千石の機会を逃したばかりの与一 郎。秀長采配の下で手柄を上げての出世を目指すも、朋輩藤堂高虎に先を越され、家来同士は仲違い、扱いの難しい女足軽と、幸先は思わしくない。さらに、夜を徹して百匁筒を大手門に撃ち込み続けよ、という過酷な役目で……。 「三河雑兵心得」と対をなす、戦国出世物語 上司に部下に何かと難儀な第六巻!
  • 陰陽師 烏天狗ノ巻
    6位
    1~25巻 570~1,700円 (税込)
    「晴明よ、おまえ、おれのことが好きであろう」 いまなお熱い”陰陽師”ブームの火付け役、夢枕獏の「陰陽師」シリーズ。 作者のがん闘病による執筆休止期間を経て、復活後初のシリーズ最新刊。 目次 兼家奇々掻痒 金木犀の夜 ちび不動 媚珠 梅道人 殺生石 なた太子 按察使大納言
  • チンギス紀 十三 陽炎
    続巻入荷
    7位
    ホラズム・シャー国の皇子ジャラールッディーンは、ゴール朝との闘いに参加した。チンギス・カンの孫ヤルダムは、スブタイの指揮下に入ることを命じられる。礼忠館を継ぐかたちになったトーリオは甘蔗糖を商うために南の国へと向かうが、その際、部下の呂顕が岳都で育ったことを知る。西遼を殲滅するために進軍したジェベは、先に鎮海城を襲撃した獰綺夷と対峙した。ダライ・ノールでひと冬を過ごしたチンギス・カンは、返礼としてホラズム国に大規模な使節団を派遣する。彼らはホラズム国のオトラルを経て、サマルカンドに向かおうとしていた・・・・・・。運命を分かつ事件が起きる、好評第十三巻。
  • 合本 三国志【文春e-Books】
    8位
    徳を失い腐敗した後漢王朝の悲劇から、壮大な叙事詩がはじまる――。月刊誌「文藝春秋」に連載され、その緻密さと迫力で大反響を呼んだ宮城谷版「三国志」が、ついに合本となって登場! 正史に基づいた、かつてない「三国志」の第1巻から12巻まで全12冊を収録。
  • 皇国の守護者(全) 1~9+外伝集
    9位
    ※中公文庫『皇国の守護者1~9』(本篇および外伝、随想)と『CN25』所収の短篇を合本。既刊電子版と内容に変更はありません。※ 帝国軍怒濤の侵攻に、殿軍を率いる皇国陸軍中尉・新城直衛は奇策を以て対抗。一度ならず敵を撃退し、凱旋を果たす。だが皇都には怨嗟と陰謀が蠢き、そして厳冬を衝く帝国の苛烈な反攻が! 血塗られた英雄の伝説を描く戦記巨篇!! 本篇9巻と外伝9篇、随想1篇を集大成した完全版。 〈収録作品〉 『皇国の守護者1 反逆の戦場』 『皇国の守護者2 勝利なき名誉』 『皇国の守護者3 灰になっても』 『皇国の守護者4 壙穴の城塞』 『皇国の守護者5 英雄たるの代価』 『皇国の守護者6 逆賊死すべし』 『皇国の守護者7 愛国者どもの宴』 『皇国の守護者8 楽園の凶器』 『皇国の守護者9 皇旗はためくもとで』 「猫たちの戦野」 「観光資源」 「職業倫理」 「新城支隊」 「島嶼防衛」 「お祖母ちゃんは歴史家じゃない」 「新城直衛最初の戦闘」 「我らに天佑なし」 「猫のいない海」 筆者贅言「はじめにみえたもの」
  • 外伝 イクサガミ 無【電子先行版】
    NEW
    10位
    異例の大反響を受け、電子版で先行配信決定!!大人気「イクサガミ」シリーズ中最凶の、「あの男」を描く前日譚。 雑誌掲載に異例の大反響!!! 熱い声にお応えし、大人気「イクサガミ」シリーズのスピンオフ中編を急遽電子版で先行配信! 〈あらすじ〉 デスゲーム「蠱毒」参加者292人中、最凶。 「宗太……やはり止まれねえな」 横浜から東京へ向かう汽車の上。 嵯峨愁二郎と刃を交えた悪漢が口にした名は、誰のものだったのか――。 その記憶を辿る前日譚。 ※本作は後日スピンオフ作品集に収録の上、文庫本として刊行予定です
  • 新装版 阿片戦争シリーズ全4冊合本版
    値引きあり
    11位
    清朝末期。大英帝国の新興資本は、市場を求め中国進出を企てていた。彼らが流入させた阿片の暴利を貪る特権商人、官僚達の中に、国を憂う清廉潔白な実力官吏・林則徐と豪商・連維材がいた。明治維新を始めとした近代アジア史に強烈な衝撃を与えた事件を活写する陳文学の最高峰! 『新装版 阿片戦争(一)』『新装版 阿片戦争(二)』『新装版 阿片戦争(三)』『新装版 阿片戦争(四)』4冊合本版
  • 水滸伝 十九 旌旗の章
    12位
    最終決戦の秋(とき)が訪れる。童貫(どうかん)はその存在の全てを懸けて総攻撃を仕掛けてきた。梁山泊は宋江(そうこう)自らが出陣して迎え撃つ。一方、流花寨(りゅうかさい)にも趙安(ちょうあん)が進攻し、花栄(かえい)が死力を尽くし防戦していた。壮絶な闘いによって同志が次々と戦死していく中、遂に童貫の首を取る好機が訪れる。史進(ししん)と楊令(ようれい)は、童貫に向かって流星の如く駈けた。この国に光は射すのか。漢(おとこ)たちの志は民を救えるのか。北方水滸、永遠の最終巻。
  • 大統領奪還指令8 影の政府
    完結
    13位
    忽然と姿を消した大統領。 日本と同盟国軍の奮闘でアメリカの混乱は収束するのか―― 衝撃のシリーズ最終巻!
  • 新・知らぬが半兵衛手控帖 : 24 恨み節
    続巻入荷
    14位
    派手な半纏を着た若い遊び人の才次が、湯島天神の男坂の急階段から転げ落ちて亡くなった。さらに後日、神田明神の境内では、何者かに突き飛ばされた女衒の長五郎が旗本に無礼討ちにされる騒ぎが起きる。北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は、二つの現場に居合わせた年増女の正体を突き止めようとするが、その女の周辺を着流しの浪人が彷徨き始める。「世の中には知らん顔をした方が良いこともあるさ」と嘯く北町同心の粋な人情裁きを描く、書き下ろし人気シリーズ第二十四弾!
  • 三河雑兵心得 : 16 関ケ原仁義 中
    15位
    家康の危機を身を挺してかばい、九死に一生を得た茂兵衛。ようやく傷も癒えたころ、会津征討の陣触れが諸大名に下された。上杉景勝の戦支度を糺す家康の書状に、上杉家家老の直江兼続が無礼千万な返書を寄越したのだ。だが、江戸を経て会津に迫らんとした矢先に、石田三成挙兵の報が舞いこむ。家康はすぐさま北上を中止し、畿内にとって返して三成を討つことを決意する。茂兵衛率いる鉄砲百人組は、先鋒の福島正則、黒田長政らとともに、東海道を西へと奔る。戦国足軽出世物語、機運到来の第十六弾!
  • 妾屋昼兵衛女帳面 完結八巻セット【電子版限定】
    16位
    上田秀人の傑作時代小説『妾屋昼兵衛女帳面』シリーズ8タイトルが電子版限定で、合本になって登場! ※本書は、『妾屋昼兵衛女帳面』シリーズ一巻~八巻を1冊にまとめた電子書籍限定の合本版です。 世継ぎなきはお家断絶。苛烈な幕法に苦しむ大名旗本は、秘かに妾屋を訪れた。そんな稼業を営む山城屋昼兵衛の元に、ある日、仙台藩主の側室の求めが。だが、それを機に将軍継嗣にも絡む大規模なお家騒動が勃発。巻き込まれた昼兵衛は、側室を守る大月新左衛門と共に、大藩との熾烈な暗闘を繰り広げる。 人気沸騰の著者が放つ新シリーズ第一弾!(『妾屋昼兵衛女帳面 側室顛末』より)
  • マインド・クァンチャ The Mind Quencher
    値引きあり
    17位
    「貴殿のお命をいただきに参上した」トビヒと名乗る男は、炭焼き小屋で眠っていたゼンを戸外へ連れ出すと、面差しを確かめ、そう言った。 敵は多勢、ゼンは闇を駆けた。だが逃げた先は崖縁。そこで待ち受けていたのは、これまでに出会った誰よりも強い侍だった。命を賭けるに値する相手、ゼンは男に敗れ、谷底へと落下する。 姉弟に助けられ命は取り留めたが、ゼンは記憶と刀を失っていた。「ヴォイド・シェイパ」シリーズ完結編。
  • 雄略天皇 倭の国から日本へ 10
    18位
    記紀の世界を暦年で綴る物語。西暦437年~498年。『万葉集』最初の歌を、雄略天皇は高らかに歌いあげる。民達が安心して暮らせる豊かで強い国、その国を率いているのは、この私なのだ、と。理想国家を築くために全力を尽くし、妨げるものは容赦なく排除した、雄略天皇。『古事記』や『日本書紀』が記す多くの逸話により、その生涯を伝える。
  • わるじい義剣帖 : 6 ありがたや
    続巻入荷
    19位
    泥人形を巡って起きた女絵師殺しの下手人は愛坂桃太郎の活躍によって無事捕縛された。桃太郎と孫の桃子が住む長屋は平穏を取り戻したかに見えたが、今度はなんと桃子が謎解きの神が宿った子どもとして道行く町人に拝まれるようになってしまった。可愛い孫が尊ばれるのは悪い気はしないが、噂がひとり歩きして変な虫がついてしまうと困る。どうしたものかと懊悩する桃太郎に、またもや厄介な相談事が舞い込み……。孫を背負って悪を斬る、大人気時代小説シリーズ第六弾!
  • 「はなの味ごよみ」シリーズ【全10冊合本版】
    20位
    鎌倉で畑の手伝いをして暮らす「はな」。器量よしで働きものの彼女の元に、良太と名乗る男が転がり込んできた。なんでも旅で掏摸にあったらしい。だが良太の料理は味わったことのないほど絶品だった──。次第に心を通わせる二人だったが、良太は突然姿を消してしまう。はなは、僅かな手掛かりをもとに、良太を探しに江戸に旅立つが……。二人の恋の行方を描く、感動のグルメ時代小説、全10巻。収録作品『はなの味ごよみ』『はなの味ごよみ 願かけ鍋 』『はなの味ごよみ にぎり雛』『はなの味ごよみ 夢見酒』『はなの味ごよみ 七夕そうめん』『はなの味ごよみ 心ちぎり』『はなの味ごよみ 勇気ひとつ』『はなの味ごよみ 涙の雪見汁』『はなの味ごよみ 蛍の約束』『はなの味ごよみ 花笑み結び』 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 陽炎の旅人
    NEW
    21位
    大政奉還を経て明治の世へ。 近代の幕開けを雄渾かつ緻密に描く。 「青嵐の旅人」に続く、壮大な歴史エンターテインメント 慶応4(1868)年夏。前年に大政奉還が行われた江戸の町で、ついに新たな粋さが始まった。戦を誰より厭いながら同郷伊予松山(愛媛)の士原田左之助を連れ戻すべく上野の山に向かったヒスイ、彼女を追う弟の救吉、家老の娘嵐花を追って同じく駆けつけた藩士青海辰之進。かつて戦を通じて絆を深めた三人の若者は、はからずも再び戦の渦に巻き込まれる。一方、遠く離れた伊予松山では、死んだと思われていた〈ある男〉が町外れで目撃されて......。壮大なスケールで幕末の一幕を鮮やかに描いた『青嵐の旅人』に続く、シリーズ第二弾!
  • 炎立つ 全5冊合本版
    値引きあり
    22位
    陸奥の豪族安倍頼良の館では、息子貞任の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに百年を越え、朝廷は蝦夷たちを俘囚と侮るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に、東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻の合本版。
  • 新 本所おけら長屋(四)
    23位
    “おけら”を読んで、笑福開運! 老夫婦の絆、商人の心得、若武者の恋、男の友情。 涙と笑いの四編を収録! 山三という元左官職の様子がおかしい。腕は良かったが融通の利かない職人気質で、口より先に手が出る。言葉足らずで古女房にはにべもない。おけら長屋の万造と松吉が後を尾けると、山三は年若い女の家へ――不器用な男の隠し事を探る「こいぶみ」、三匹の子猫が旅籠を救う「ものずき」、少年少女の恋を描いた「わかのは」、侠客同士の友情譚「ぶっかけ」の四編を収録。
  • 初陣 霜夜炎返  密命(七)決定版
    続巻入荷
    24位
    剣者第一を決める剣術大会を催す! 将軍吉宗の一言で決まった剣術大会。機会に乗じる怪しい動きに吉宗御用達の武芸者・金杉惣三郎は。受けて立つ息子清之助の運命は?
  • 名こそ惜しめよ 歴史小説アンソロジー
    NEW
    25位
    源氏の栄枯盛衰と、北条政子の恋が交錯する(朝井まかて「恋ぞ荒ぶる」)。憂いを帯びた姫に、帝の仕掛けた戯れとは(諸田玲子「人も愛し」)。さる女性から壁絵の依頼を受け、画師の人生が動き出す(澤田瞳子「さくり姫」)。闘うことを運命づけられた坂東武者和田一門の最期を描く(武川佑「誰が悪」)。頼朝亡き後、政子は苛烈なる政戦に挑んだ(葉室麟「女人入眼」)。鎌倉を舞台に、野望、陰謀、そして恋を描いた歴史小説アンソロジー。
  • 人よ、花よ、 下
    26位
    1~2巻 1,999~2,200円 (税込)
    楠木正行は、南朝に与する楠木党の強さを誇示し、北朝の厭戦(えんせん)気分が高まったところで和議を進める策をとる。正行の指揮のもと、北朝に降ることを前提とした戦に勝ち続けるが、事態は思わぬ方向に傾きはじめ……。朝日新聞連載の歴史巨編、堂々完結。
  • 新・浪人若さま 新見左近 : 20 天魔の野望
    27位
    将軍綱吉が何者かに毒を盛られ、血を吐いて倒れた。急ぎ本丸に駆けつけた左近は、柳沢から思わぬ話を聞かされる。幕府の転覆を謀ったため、三年前に密かに討伐した天魔一族なる忍びの者たちの残党が、将軍家を狙っているというのだ。徳川家に仇なす存在を憂えた左近は、天魔一族を止めるべく動くが、そのさなかに日ノ本を未曾有の災禍が襲い──。葵一刀流が悪を斬る! 大人気時代シリーズ第二十弾!!
  • 坂の上の雲(八)
    28位
    「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」。明治三十八年五月二十七日早朝、日本海の朝靄の中にロシア帝国の威信をかけたバルチック大艦隊がついにその姿を現わした。国家の命運を背負って戦艦三笠を先頭に迎撃に向かう連合艦隊。大海戦の火ぶたが今まさに切られようとしている。感動の完結篇。
  • 覆面の下 素浪人始末記(四)
    29位
    連続する辻強盗に隠された衝撃の真実! 斬殺された辻強盗の覆面の下は知っている男だった。襲い来る覆面の男たちと刃を交えて、素浪人に身をやつした流源九郎が真実に迫る! 藩命により呑んだくれの素浪人に身をやつした流源九郎が借金の取り立ての同行を頼まれた。向かった先は仕官が叶わず不本意な暮らしをしている浪人、永尾宇三郎宅。源九郎は永尾の愛刀に血の匂いを嗅ぎとる。折しも連続辻強盗が起こり、斬殺された犯人の覆面を取るとその下には永尾の顔があった。驚愕の真相を源九郎が暴く!
  • 小籐次青春抄 品川の騒ぎ・野鍛冶
    30位
    小籐次の若き日を描く、新作書き下ろし中編収録! 野鍛冶に婿入りしたかつての悪仲間を手助けに行った小籐次は、その村がやくざ者に狙われているのを知り一計を案じる。中編二作収録。
  • 大日本帝国最終決戦(6) 傀儡国家の終焉
    31位
    日英独の支援を受けた東露軍はモスクワに迫り、休戦講和の成立とともにフルシチョフがロシア連邦政府大統領を辞任。ほぼ同時に北米アラスカ準州のアンカレッジでは、ロシア連邦亡命政権の樹立が宣言された。書記長に選出されたブレジネフは軍事施設を建設し、「ソビエト連邦復活」を執念深く計画する。帝国空軍に課せられた使命は、この根拠地兼秘密航空基地の位置を特定し、撃滅することである!  全16巻で構成(『大日本帝国欧州参戦』1~5→『大日本帝国欧州激戦』1~5→『大日本帝国最終決戦』1~6)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 合本 功名が辻【文春e-Books】
    32位
    【全四巻合本版】 天下にむかってはなばなしく起ち上った織田信長の家中に、ぼろぼろ伊右衛門とよばれる、うだつの上らない武士がいた。その彼に、賢くて美しい嫁がくるという……。伊右衛門は妻の励ましを受けて、功名をめざして駈けてゆく。戦国時代、夫婦手をとりあってついには土佐一国の大名の地位をえた山内一豊、妻・千代の、痛快なる物語。
  • 北条五代 下
    33位
    3代氏康と4代氏政の治世で領地は240万石にもなり、北条氏は東国に覇を唱えた。しかし5代氏直の時、豊臣秀吉による小田原征伐が始まる。100年にわたり民とともに生きた北条氏の興亡を、二人の歴史作家が書き継いだ奇跡の歴史巨編、堂々の完結。
  • 合縁奇縁 取次屋栄三[14]<新装版>
    34位
    一向にお咲を娶らぬ新兵衛。 その真意が栄三には痛いほどわかる――。 気心が合うも合わぬも数奇な縁。 剣に生きる親友の恋を取り次ぐ! 人情時代小説、第14弾 松田新兵衛を一途に慕う女剣士お咲に、縁談が持ち上がった。お咲の想いを知りつつも一向に娶ろうとしない新兵衛に業を煮やし、秋月栄三郎は酒席で長々と詰る。 そんな折、眉間に向こう傷のある異相の浪人が新兵衛を名指しでつけ狙い始める。「当分の間稽古には来ぬように」とお咲に厳命する新兵衛には、並々ならぬ覚悟があった――。 男女の真心が溢れる人情時代小説。
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控
    35位
    思いが通じ合った相手の元へ嫁ぐ娘と、 両親に溺愛された美しい娘。 失踪する理由もない二人が忽然と姿を消した。 --その発端は、すべての女性が持つ「迷い」。 嫉妬と憧れ。美しさと醜さ。すべて表裏一体だ。 真っ赤な朝焼けの中、娘が一陣の風とともに忽然と消えた。居合わせた父親が自信番に捕らえられるが、自ら命を絶ってしまう。不自然な失踪に「神隠し」を疑うお初と右京之介。探索を始めた二人は、娘の嫁ぎ先に不審な点があることを突き止める。だがその時、第二の事件が起こった。 悲しみも苦しみも、恨みも嫉妬も全部吸い取ってくれる。 だから、宮部みゆきはすごい。 霊験お初シリーズ、第二弾!
  • 村上海賊の娘(一~四) 合本版
    36位
    時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊――。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景(きょう)だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦(かんぷ)で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く――。本屋大賞、吉川英治文学新人賞ダブル受賞! 木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編。 ※当電子版は新潮文庫版『村上海賊の娘』(一)~(四)の全四巻をまとめた合本版です。
  • のぼうの城 オリジナル脚本完全版
    37位
    「のぼうの城」作者・和田竜執筆の脚本!  戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉。関東の雄・北条家に約五十万にも及ぶ大軍を投じた豊臣方に抗して最後まで屈しなかった唯一の支城があった。現・埼玉県行田市に本拠を構える武州・忍城。周囲を何重もの湖で取り囲まれた「浮き城」の異名をとった難攻不落の城である。  豊臣方二万の大軍を指揮した石田三成の水攻めにも屈せず、約数百の兵で抗戦した城代・成田長親とはどんな人物なのか。家臣はおろか所領の百姓達にも「のぼう様」などと囃されてなお泰然としていた男が決断した理由とは?  大ベストセラーとなった小説の執筆以前にすでに書かれていた瞠目の脚本。

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  • 超極級戦艦「八島」【3】八島作戦、完遂!!
    38位
    超極級戦艦「八島」の驚異的な破壊力により、不利な戦況を強いられてきた米国は、奥の手とも言える二つの秘密兵器をついに開発。ハワイの早期奪還を、虎視眈々と窺っていた。 だが肝心の八島艦隊は中等での激闘ののち、インド洋で発見されたのを最後に姿を消し、その行方はいまだにつかめていない。 一方、日本は八島に倣った新型コンクリート戦艦を建造、米艦隊へ強烈な圧をかけてゆく。太平洋の覇権を賭け、日米両国の緊張が最大限に高まるなか、八島艦隊は隠密理にアフリカ方面に展開。 ここに、誰もが予想しなかった驚天動地の奇策が遂行されるのだが……。 絶対に沈まぬ超巨大戦艦に米国の秘密兵器が襲い掛かる!
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男九戸政実(3)
    39位
    天下人に喧嘩を売る男たちの最期の戦場。目前に迫る10万の豊臣秀吉軍。日本中がひれ伏した敵に、わずか5000の兵で九戸政実(くのへまさざね)は喧嘩を売った。策を尽くし、鍛えた武力で敵を翻弄する九戸党。誇りをかけた最期の戦いを待ち受けていたのは――。『炎立つ』『火怨』からつづく、陸奥(みちのく)の男たちの熱き魂を描いた歴史巨編「3部作」が、万感の最終幕を迎える。(講談社文庫)
  • 撫子こがし 花暦 居酒屋ぜんや
    続巻入荷
    40位
    桜太は無事に生まれたものの、お妙はなかなか床を上げられず、お花が一人で「ぜんや」の厨房に立っていた。ある日、鼻が利き、とびきり上等な鰹節のにおいを纏った、二本差しのお侍が来店する。そのお侍の正体とは……。栄螺の煮汁で炊いた握り飯、竈の灰に埋めてつくる焼き栗、炙り締め鯖の茶漬け、粉山椒をたっぷりかけた秋刀魚の有馬煮もどき。料理が心を後押しする、傑作人情時代小説第九弾!
  • 潜入 味見方同心 全六冊合本版
    値引きあり
    41位
    大人気シリーズ「味見方同心」が帰ってきた! 同心の兄・波之進の後を継いで味見方となった弟・月浦魚之進は南町奉行から密命を受ける。将軍暗殺計画の気配があり、毒見役の鬼役とは別に、城内に忍び寄る悪事を阻止してほしいというのだ。気弱な魚之進にそんな大役が務まるのか? 兄の後家・お静への思いが募るなか、魚之進は美味で怪しい江戸の食べ物を追う! 【収録作品】 『潜入 味見方同心(一) 恋のぬるぬる膳』 『潜入 味見方同心(二)陰膳だらけの宴』 『潜入 味見方同心(三) 五右衛門の鍋』 『潜入 味見方同心(四) 謎の伊賀忍者料理』 『潜入 味見方同心(五) 牛の活きづくり』 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 【南町奉行所・味見方とは?】 江戸市中の食べ物の動向を探る特別役職。水戸藩が南町奉行所に働きかけてつくらせた。同心の月浦魚之進のみが味見方を拝命する過酷な一人役。横行する悪質な抜け荷の現状把握がもともとの目的だったが、捜索の間に様々な食にまつわる事件が発生する。初代味見方の月浦波之進は何者かにより暗殺、それを弟の魚之進が引き継いだ。兄弟の努力と活躍によって悪事は暴かれ、魚之進は兄・波之進の仇を討った。 「味見方同心 潜入篇」全6巻までの顛末は、「隠密 味見方同心」全9巻をお読みください。面白さと美味しさが倍増します!!
  • 重耳 全3冊合本版
    値引きあり
    42位
    流浪の末、晋を再建し、後に中国・春秋随一の名君と謳われた、重耳(ちょうじ)の生涯を描いた歴史小説。芸術選奨文部大臣賞受賞作が、全3冊セットで登場!
  • 平家物語
    43位
    一章完結形式の新感覚の歴史大作! 日本古典文学史上の名作を、作家林真理子氏が換骨奪胎。「鹿谷の謀議」「一の谷の合戦」「壇ノ浦の戦い」「大原御幸」など、誰もが興味を惹かれる著名な場面、現代人の心に響く部分だけを抽出して鮮やかに再構築しました。スピード感あふれる展開! 美しい情景描写! さらに、平安時代末期の平家源氏皇室を取り巻く、ドロドロとした抗争に翻弄される人々の内面を、丹念に、リアルに描き出した部分は圧巻!  治部卿局、平清盛、平維盛、平敦盛、建礼門院徳子、二位尼時子、後白河法皇、源義経、阿波内侍と、人物ごとに全九章で構成される本作は、一章完結形式なので、前から順番に読んでも、どこから読み始めても楽しめる仕掛け。これまで「平家物語」には興味はあるけれど、前から長々続く展開に“途中で挫折した”という読者も、本作ではグイグイと引き込まれていくことでしょう。歴史ファン、古典文学ファンのみならず、現代小説のような感覚で楽しめる“令和の平家物語”になっています。 “滅びゆくもの皆美しく…。「平家物語」には日本美のすべてが凝縮している” と語る、林真理子氏、渾身の歴史大作、ここに誕生です!
  • 黒書院の六兵衛 (下)
    44位
    御城明け渡し後も、徳川の世が安泰であるかのように、謎の旗本は勤仕をまっとうした、しかも出世までして。やがて明暗と噪寂の中、まさかの天下禅譲の儀が……なしくずしの御一新でも、人としての義は変わらない。
  • 追跡者 新・秋山久蔵御用控(二十三)
    45位
    大人気、新・秋山久蔵シリーズ第23弾! 町中を歩く久蔵は、自らに向けられた謎の視線に勘付く。その正体を探ると…。人気シリーズ第23弾!
  • 新・平家物語 十二巻
    値引きあり
    46位
    1~12巻 110円 (税込)
    晩年の吉川英治が執筆に7年もの歳月を費やした超大作が遂に電子化! 義経は弁慶らとともに北陸へ、そして平泉へと落ちていくが…。 絶大な力を誇った後白河法皇もすでに崩御し、いよいよ頼朝の時代が到来したかのように思えた……。 遂に感動の完結編!
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)
    47位
    雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の仇、作兵衛の首級(しるし)。二年後。目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。(解説・中島かずき)
  • おれは一万石 : 34 世子の守札
    48位
    高松藩士殺しの真相を暴いた礼として百両の当たりの富札を得たことで、無事正紀の初のお国入りの費えの目処が立った高岡藩井上家。久々の帰国を楽しみにする藩士たちで藩邸内も沸く中、高岡領内で謎の疫病が蔓延しているとの報が届く。帰国を前に、思わぬ災禍に直面した正紀たちだが、国許の藩士領民を救うべく奔走する──。大人気シリーズ第34弾!
  • 少弐 民に捧げた三百六十年
    49位
    平安末期から戦国時代まで15代360年にわたって、北部九州に君臨した名家はなぜ歴史に埋もれてしまったのか。地方豪族の盛衰を丹念に描く、書き下ろし大河歴史小説! 少弐氏の名は、平安時代の末期に九州の豪族・武藤資頼が大宰少弐という官職に任命されたことから始まる。資頼は当初平家の武将だったが源平合戦で源氏に投降し、その後頼朝の家人となり北部九州諸国の守護となった。二代目当主・資能は元寇で活躍し、少弐氏は筑前・豊前・肥前・壱岐・対馬など北部九州最大の守護となった。その後鎌倉時代の末期には九州に落ち延びてきた足利尊氏に味方し、南北朝時代には肥後の菊池氏と争うことに。室町時代になると周防から大内氏が頻繁に攻め寄せてくるようになり、劣勢を強いられるようになる。そして戦国時代。大内に攻められ本拠を肥前南部に移した少弐氏は、15代冬尚のときに家臣・竜造寺隆信の謀反に遭い、ついに名家として君臨した360年の歴史の幕を閉じるのである。
  • 三国志 10巻
    値引きあり
    50位
    1~10巻 110円 (税込)
    《五丈原の巻》 第一次北伐~孔明死後の魏延謀叛。 <目次> ◆ 中原を指して ◆ 美丈夫姜維 ◆ 祁山の野 ◆ 西部第二戦線 ◆ 鶏家全慶 ◆ 洛陽に生色還る ◆ 陣中に戯言なし ◆ 高楼弾琴 ◆ 馬謖を斬る ◆ 髪を捧ぐ ◆ 二次出師表 ◆ 二度祁山に出づ ◆ 食 ◆ 総兵之印 ◆ 司馬仲達計らる ◆ 天血の如し ◆ 長雨 ◆ 賭 ◆ 八陣展開 ◆ 竈 ◆ 麦青む ◆ 北斗七星旗 ◆ 木門道 ◆ 具眼の士 ◆ 木牛流馬 ◆ ネジ ◆ 豆を蒔く ◆ 七盞燈 ◆ 水火 ◆ 女衣巾幗 ◆ 銀河の祈り ◆ 秋風五丈原 ◆ 死せる孔明・生ける仲達を走らす ◆ 松に古今の色無し ◆ 篇外余録 ◆ 諸葛菜 ◆ 後蜀三十年 ◆ 魏から―晋まで ●『三国志』解説/渡部昇一【第10巻】
  • 孟嘗君 全5冊合本版
    値引きあり
    51位
    斉の君主の子・田嬰(でんえい)の美妾・青欄(せいらん)は、健やかな男児・田文(でんぶん)を出産した。しかし、5月5日生まれは不吉、殺すようにと田嬰は命じる。必死の母・青欄が秘かに逃がした赤子は、奇しき縁で好漢風洪(ふうこう)に育てられる。血風吹きすさぶ戦国時代、人として見事に生きた田文こと孟嘗君とその養父の、颯爽たる人生の幕開け。宮城谷昌光の大作『孟嘗君』全5冊を、ひとつにまとめてお届けします。
  • くノ一元禄帖 妃女曼陀羅(ひめまんだら)
    52位
    1~4巻 550~649円 (税込)
    生首男、狐火、狐憑き―江戸中で起こりはじめた異変に、徳川光圀は“阿魔衆”へ秘命を下した。近頃広がりつつある新興宗教『双六教団』を探る美女忍群だったが、妖術師の罠に陥ち、得意の艶技を遣う暇もなく、肉欲の虜と化してしまい…。
  • 草原の風(上中下合本)
    53位
    高祖・劉邦の子孫でありながら、鮮明な未来を描くことの出来ぬまま、田を耕す日々を送っていた劉秀。しかし、王莽の圧政に耐えかねて、兄と共に挙兵する。天下に乱立する英傑と鮮やかな戦いを重ね、劉秀はとうとう天子として立つが……。合本で名作一気読み!
  • 項羽と劉邦(下)
    54位
    楚漢の天下争いは勝負がつかない。圧倒的な項羽軍の前に、穀倉のある山にのぼってこれと対峙する劉邦軍。やがて和議成って故郷に帰る項羽軍を劉邦は追撃し垓下に囲む。ある夜、包囲軍の中から楚の国の歌が湧き上がるのを聞いた項羽は、楚人はことごとく漢に降伏したかと嘆き、天が我を滅ぼしたことを知る。あらゆる人物の典型を描出しながら、絢爛たる史記の世界を甦らせた歴史大作。
  • 阻止せよ! 悪の世直し 椿平九郎 留守居秘録10
    55位
    藩士秋月に殺しの嫌疑。 濡れ衣を晴らすのは、丸髷に菊の花簪の娘! 人柄の良い御用方の秋月が縄暖簾で事件に巻き込まれ牢屋敷に繋がれてしまった。 殺しを見ていたはずの者は誰もが何故か口を閉ざし…。 平九郎の親友の危機! 好評シリーズ第10弾 大殿・盛清の気まぐれから、本探しのため市中を巡っていた秋月慶五郎が人を殺めたという。殺しの現場にいた証人となるべき人物は、一人また一人と姿を消してしまう。その裏では、江戸市中を混乱に巻き込もうとする悪巧みが着々と進んでいて……。直参旗本・尾上一風斎の庭で嬌声をあげる娘たちは一体、誰がどこから連れてきたのか? 恐るべき企みに椿平九郎が挑む。
  • 北条早雲5 疾風怒濤篇
    完結
    56位
    〈人気沸騰シリーズ、いよいよ完結!〉 極悪人となる星の下に生まれ、 名君を目指した男の型破りな生涯 権現山での敗走、山内上杉氏の内紛、身近な者との別れ…… 相模統一に足踏みする宗瑞に、門都普からある申し出が。 三浦氏との凄惨極まる決戦が、 極悪人にして名君の生涯に決着をつける!
  • 合本 太公望【文春e-Books】
    57位
    羌という遊牧の民の幼い集団が殺戮をのがれて生きのびた。年かさの少年は炎のなかで、父と一族の復讐をちかう。商王を殺す――。それはこの時代、だれひとり思念にさえ浮かばぬ企てであった。少年の名は「望」、のちに商王朝を廃墟にみちびいた男である。中国古代にあって不滅の光芒を放つこの人物を描きだす歴史叙事詩の傑作が、合本となって登場!
  • 新蔵 月に吼える
    NEW
    58位
    『疾れ、新蔵』で時代ハードボイルドの魅力を見せてくれた「新蔵」シリーズ、最新刊。 これぞ、 エンタテイメント! 胸踊るシミタツの時代冒険小説! 故・北上次郎氏が「さすがはシミタツ、……たっぷり読ませて飽きさせない。 すてきなラストまで一気読みの傑作だ」 と賞賛した前作『疾れ、新蔵』の待望の続編! 北方謙三氏と柚月裕子氏が今回、賞賛の一文を寄せている。 北方謙三氏 「新蔵の貌が深く彫りこまれ、人の姿が立ちあがる。 そして新蔵が、いやシミタツが吠えるのだ。 底に漂うこの哀しみはなんなのだ。」 柚月裕子氏は「まさに究極のボディーガード。私も新蔵に護られたい」と語る。 そして、 「ハラハラするロードノベル、 ドキドキするスパイもの、 ワクワクするファンタジー、 すべてを詰め込んだすごい小説だ!」 「一気読み必至! 新蔵は最高のボディガードだ!」と絶賛。 【物語】 新蔵は、山中で、三、四歳の弟を背負った十歳の少女ゆふと出会った。 彼女は罠にかけた兎の皮を巧みに剥ぎ、見事にさばいて新蔵を驚かせた。 その後、ゆふは、大嵐を予見するなど、神秘的な力を開花させ始める。 新蔵は、比売巫女(ひめみこ)の能力を秘めているというゆふを、 宇佐神宮へ、送り届ける護衛を命じられた。 道中、次々に襲撃してくる謎の集団とはなにものか? そして、襲撃してきた集団をことごとく倒した後、 異国の血をひく大男の武芸者との対決が待っていた。 新蔵はゆふを無事に宇佐神宮に送り届けられるのか?
  • 張良
    59位
    秦に祖国・韓を滅ぼされた張良は、秦への復讐と韓の復興を誓う。多くの食客を使って素早く情報を集め、劉邦に軍略を授けてその覇業を助けた張良の鮮烈な生涯を描く。
  • 火怨 下 北の燿星アテルイ
    60位
    朝廷の大軍を退けた蝦夷たちの前に、智将・坂上田村麻呂が立ちはだかる。威信を懸けた朝廷の逆襲がはじまった。信に足る武人・田村麻呂の出現で、阿弖流為は、民のため命を捨てる覚悟を決めた。北の大地に将たちが1人、また1人と果てていく。蝦夷の心を守り戦い抜いた古代の英雄を、圧倒的迫力で描く歴史巨編。(講談社文庫)
  • 徳川家康(26) 立命往生の巻
    61位
    豊臣家滅亡後の家康に残された仕事は幕府永続の礎石固め、すなわち確乎とした泰平の世づくりであった。「人間はみな永遠に続く大樹の枝葉なのだ」という万民の愛と安らぎをめざす世を! その理想を果たし、巨樹はついに波乱にみちた75年の生涯を終える。時代を超えて生きる壮大なロマン完結編。
  • 大江戸豪剣侍 妖女を斬れ!
    62位
    夜更けの大川のほとりを、下裳一枚の半裸でさまよう若い娘がいた。ごろつきどもに襲われそうになったその娘を救ったのは、“江戸の守り神”と持て囃される正義の素浪人・豪木魂之介である。 しかし、娘は記憶を失っており、何者かが放った矢に射殺されてしまう。 折しも江戸では、不思議な力を持つ美人教祖・緋真里の霊光教団が庶民の心を掴んでいた。だがその実態は、淫戯で美女を蕩かし、黒い陰謀を画策する邪教団であった。 果たして魂之介は、比翼流奥義〈みだれ八双〉を駆使して闘い、恐るべき企みを見破ることができるのか──。 書下ろし番外篇「知りすぎた女」も収録! 罪なき美女を助け、許せぬ悪を斬る豪剣侍が痛快無類の活躍を見せる大人気艶色シリーズ、第二弾!!
  • 秘剣の名医【十九】幕府検屍官 沢村伊織
    63位
    ある日、女岡っ引のお蝶は、七歳の少女が行方不明になるという事件に出くわす。さっそく探索に乗りだしたお蝶であったが、まもなく少女の亡骸が川で見つかり、事件は最悪の展開をむかえた。 難事件の予感を抱いた同心・坂本弥太夫は、亡骸の検死を蘭学西洋医である沢村伊織に依頼する。これまで数々の事件を解決に導いてきた伊織は、公式に幕府検屍官を命じられていたのだ。 懸命な捜査のすえ、少女の家族の秘密があらわとなり、伊織は大胆な奇策をもって下手人をあぶりだす。 そして、さらなる不可思議な事件に巻きこまれていく伊織であったが、どの殺しの裏にも、ときに哀しくときに滑稽な男女の闇が秘められていた……。 シリーズ第十九弾!
  • 涅槃 下
    64位
    織田と毛利の狭間で生き残りを図る宇喜多直家。彼が夢見た境地とは?『光秀の定理』から直木賞受賞の『極楽征夷大将軍』に到る分岐点となった記念碑的作品、ついに文庫化!
  • 信長の原理 下
    65位
    「信長を主人公にした戦国小説は無数にあるが、その中でも特異な輝きを放つ作品だ。」 ――細谷正充氏(文芸評論家) 信長が天下統一へと邁進する中、織田家中では羽柴秀吉、明智光秀、丹羽長秀、柴田勝家、滝川一益ら師団長たちが苛烈な出世争いを続けていた。 が、“この世を支配する原理”によれば、5人のうちの1人は必ず働きが鈍り、おれを裏切る。いったい誰が?  焼けつくような駆け引きは、やがて「本能寺の変」の真相へと集束する。 理想を追い求めた異端児の苦闘と内面をまったく新しい視点から抉り出し、人間の根源に肉薄した歴史小説の金字塔!
  • みこころ 風の市兵衛 弐[35]
    66位
    その慈愛に、少女は聖き母を見た。 恩ある呉服太物所の女将を助けてほしい――。 つきまとう陰陽師。 明かされる秘密。 十三歳の娘の依頼に、市兵衛の剣が舞う!  真心と感涙の傑作時代小説 江戸のかくれ切支丹をほのめかす手紙を残して、三田の陰陽師うしな秋蔵が殺された。 一方、近くの岡場所で下女奉公するみつぐは、道で折檻されていたのを、呉服太物所の女将・婉に救われる。偶然にも婉の秘密を知ってしまったみつぐは、唐木市兵衛を頼る。 異変を察した市兵衛が独自に探索を進めると、秋蔵殺しの復讐に燃える陰陽師一派もまた、周囲を嗅ぎ回り……。
  • 竜馬がゆく(八)
    67位
    土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。総発行部数2500万部超! 司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる! 第8巻/慶応三年十月十三日、京は二条城の大広間で、十五代将軍徳川慶喜は大政を奉還すると表明した。ここに幕府の三百年近い政権は幕を閉じた。時勢はこの後、坂を転げるように維新にたどり着く。しかし竜馬はそれを見とどけることもなく、歴史の扉を未来へ押しあけたまま、流星のように……。「竜馬がゆく」遂に完結!
  • 烈日 下 ミッドウェー1942
    68位
    米機動部隊の航空攻撃により主力空母が被弾し、たちまち劣勢に陥る日本軍。が、空母「飛龍」の獅子奮迅の活躍で米空母を撃沈、戦いは艦隊決戦へともつれこむ。――壮絶な戦いの行方は!?
  • 世界の海軍史 近代海軍の発達と海戦
    69位
    海軍力は、国家の興隆と没落に与える影響を通して、世界史に重大な意味を持ってきた。この本では、海軍史における主要な作戦、その中でも決定的な役割を果たした戦闘を描いており、そしてそれらの戦闘を指揮して戦った主要な海軍指揮官の伝記的人物像を取り上げている。私は海軍のできごとをこれほど包括的に充実して語った本を他に知らない。(原書前文より抜粋)
  • 次男坊若さま修行中 名月の出会い
    70位
    安房館山藩一万石稲葉家の次男・正高は正義感が強すぎて、いささか融通の利かない部屋住み。実の兄が正式に藩主となったため、藩政から身を退いた兄弟の祖父・正武とともに本所での中屋敷暮らしを始めた。身分を隠して気楽に暮らすうち、はからずも様々なやっかいごとに巻き込まれる祖父と孫。そんな中、正高が心惹かれるようになったのは常盤町「茜屋」の女郎・浜里ことおたゑだった。ある日、おたゑに身請け話が持ち上がる。心穏やかでない正高だったが、正武とともに出かけた月見の宴で出会った美貌の娘との縁談が正高にも……。きっぱりと断ったものの、二人の女性の間で揺れ動く正高。だが、ある事件がきっかけで正高は屈託を乗り越えるべく動きだす。
  • おだまり、ローズ:子爵夫人付きメイドの回想
    71位
    映画のようにドラマチックな、笑いと涙の35年間 アスター子爵夫人は社交界の花形で英国初の女性下院議員、おまけにエキセントリック! 型破りな貴婦人に仕えた型破りなメイドの回想録。
  • レジェンド歴史時代小説 近藤勇白書(下)
    72位
    池田屋事件で名をあげ、声望を高めた新選組。だが皮肉にも、それは過剰なまでの使命感を生みだし、血で血を洗う粛正の嵐を引き起こしてしまう。その間に政情は一変。朝敵の汚名を着せられ、追われる身となった彼らには、苛酷な運命が待ち構えていた――。動乱の時代に生きた男の姿を鮮やかに描いた時代巨編。
  • 真田武士心得〈二〉 関ケ原純情
    73位
    忠義と仇討を胸に、若武者は疾走する 【2冊連続刊行! いよいよ天下分け目の決戦へ――】 慶長五年九月。主君・真田信幸の密命を受けて信州・戸石城を発ったのは、真田家の若き家臣・鈴木右近、数え十七。巨大な野太刀を背負い、家来の榛名大吉と従僕の権蔵を伴った右近は、「柳生宗矩の書状」を胸に納め、一路、岐阜へと急ぐ。 出立は九月八日午後。甲冑は櫃に回し、夜通し小走りで峠を越える――若さゆえの無鉄砲さと、任を果たす覚悟が右近らをひたすら走らせる。 八ヶ岳を仰ぐ大門峠へ、昼は日差し、夜は闇。息が上がるたびに歩調と荷を見直し、六十七里を刻む呼吸が揃っていく。右近は折にふれて懐の書状を確かめる――油紙に二重包みされたそれを、右近の剣の師・柳生宗章に何としてでも九月十四日までに届けねばならない。右近の胸の内には、愛する主君からの命令を絶対に果たすという固い決意と、仇敵・中山九兵衛への復讐心のみが宿っている――。この困難な任務の結果はどうなる!? 天下分け目の戦いを前に、真田信幸から鈴木右近に密命が下った。右近の剣の師・柳生宗章の元に、柳生宗矩からの密書を届けよ、と。信濃から岐阜へ、わずか七日の長駆。数々の峻険を越え、地侍の襲撃を退け、主君への忠義と両親の仇討二つの想いを胸に、若武者は家来とただひたすらに駆ける。困難を極める任務の結末はいかに? 右近よ、走れ。 宿命の関ケ原へ!
  • 上方みやげ 小料理のどか屋 人情帖43
    74位
    二代目千吉、上方へ! 各地で出会う人と味。 舌だめし旅の首尾は? 大和梨川藩主の参勤交代に「料理指南役」として同行。 行く先々で千吉を待つのは、初めての食材や名物料理。 のどか屋への土産は……? *本書登場の小料理* 「二種の揚げ茄子」 ・細かい切込みを入れ、ふっくら揚げた茄子に天盛りのおろし生姜を添える。醤油は別皿で。 ・赤味噌に味醂を加え、だし汁でのばしてよく練った田楽味噌を揚げ茄子にからめ、紅生姜の松葉切りを添える。 のどか屋と縁の深い大和梨川藩主の筒堂出羽守良友が参勤交代で、国元へ帰るという。千吉はそれに同行。江戸から箱根を越え、上方に向かう道中での舌だめしでは忘れられない味の数々に出会う。上方の料理に加えて、東海道のうまいものづくしの旅。『料理早指南』のために帳面にも書き留めながら千吉の学びが続く。旅先では懐かしい人との再会も果たして…。
  • 破暁の道(下) 風烈廻り与力・青柳剣一郎[36] 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    75位
    刺客の魔手から逃れた周次郎だったが、辿り着いた甲府で再び命を狙われる。誰が何のために? 青柳剣一郎と縁ある旗本・高岡弥之助の手助けで、おきみを捜し、亡父の遺した"言葉"の謎を追う周次郎は、『甲州屋』の誕生に黒い利権が渦巻いているのを知る…。その頃、江戸で金貸し妹尾別当の素性を洗っていた剣一郎は、江戸と甲府で暗躍する、闇の組織に立ち向かう!
  • 翔ぶが如く(十)
    76位
    薩軍は各地を転戦の末、鹿児島へ戻った。城山に立て籠る兵は三百余人。包囲する七万の政府軍は九月二十四日払暁、総攻撃を開始する。午前七時すぎ、西郷隆盛は二発の小銃弾を体に受ける。一度倒れ、起き上がった西郷は、薩軍幹部・別府晋介をかえりみて言った。「晋ドン――」。そしてその翌年、大久保利通もまた――。激動の時代、ここに終熄。『翔ぶが如く』完結巻。
  • 姉上、ご成敗ねがいます : 1
    NEW
    77位
    隠密の存在は知られていても、隠密が成す「疑似家族」はよもや知られていまい。その構成は幼少の頃より一撃必殺の技を学んだ小夜に、底知れぬ手練れの美麗な夫、潜入の達人の義弟、抜群の記憶力を備えた嫡男の面々。表向きは勘定吟味役の酒井家、しかしてその実体は老中が選び抜いた人員による、なんら血縁関係のない「暗殺一家」である。嫁いだばかりの妻の小夜は即席の家族に戸惑いながらも「仕事」となればきっちり殺る。時は文政、江戸の闇に潜む卑劣な悪党を始末人一家が力合わせてご成敗! 痛快無比の新シリーズ爆誕!!
  • 終わらざる夏 下
    78位
    1945年8月15日、玉音放送。国民はそれぞれの思いを抱えながら、日本の無条件降伏を知る。国境の島・占守(シュムシュ)島では、通訳要員である片岡らが、終戦交渉にやって来るであろう米軍の軍使を待ち受けていた。だが、島に残された日本軍が目にしたのは、中立条約を破棄して上陸してくるソ連軍の姿だった。――美しい北の孤島で、再び始まった「戦争」の真実とは。戦争文学の新たなる金字塔、堂々の完結。
  • 美少年尽くし
    79位
    男だけの小宇宙、主従の契り、死と破滅――『色物語』『男色大鑑』などのエピソードから江戸期の男色と色道の美学を軽やかに紹介。
  • 塞王の楯 上
    80位
    時は戦国。炎に包まれた一乗谷で、幼き匡介は家族を喪い、運命の師と出逢う。石垣職人“穴太衆”の頂点に君臨する塞王・飛田源斎。彼のように鉄壁の石垣を造れたら、いつか世の戦は途絶える。匡介はそう信じて、石工として腕を磨く。一方、鉄砲職人“国友衆”の若き鬼才・国友彦九郎は、誰もが恐れる脅威の鉄砲で戦なき世を目指す。相反する二つの信念の持ち主同士に対決の時が迫る! 「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極のエンタメ戦国小説!! 第166回直木賞受賞作品、上巻。
  • 村上海賊の娘(四)
    81位
    1~4巻 781~825円 (税込)
    難波海での睨み合いが終わる時、夜陰に浮かび上がったわずか五十艘の船団。能島村上の姫、景(きょう)の初陣である。ここに木津川合戦の幕が切って落とされた! 煌めく白刃、上がる血飛沫。炸裂する村上海賊の秘術、焙烙玉。眞鍋家の船はたちまち炎に包まれる。門徒、海賊衆、泉州侍、そして景の運命は――。乱世を思うさまに生きる者たちの合戦描写が、読者の圧倒的な支持を得た完結編。
  • ナショナル ジオグラフィック別冊 古代史マップ
    82位
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古代世界の「時間や空間」の流れ、勢力の変遷を視覚的にとらえた歴史地図。 勢力の変遷や時間の流れを視覚的に理解できる。 古代エジプト、共和制ローマ、漢などの世界を変えた強国から、カルタゴ、クレタ、オルメカなどの謎が残る文明まで、古代の世界をあますことなく味わえます。 世界を理解するうえで、時間や空間の流れ・遷移を視覚的にとらえることができる歴史地図はうってつけ。ナショナル ジオグラフィックが得意とする詳細な歴史地図を中心に、およそ30の国・王朝・地域を説明。短時間で直感的に世界の流れを把握することができます。 〈地図〉〈遺物〉〈人物〉の3つの視点から時代の特徴を紹介。地図と写真のビジュアルが楽しい1冊です。歴史地図34点を収録しています。
  • 魔食 味見方同心(五) 父の乳より豚の乳
    83位
    牛の乳をきっかけに侍の死体が見つかった。「魔味」と関係があるのか。事件は思わぬ方向へ発展を。書下ろし時代小説シリーズ最新作!  牛の乳を飲む人が増えているらしい。もしかするとこんどこそ「魔食」かもしれない。味見方同心としての立場上、魚之進は調べざるを得ない。葛飾郡の船堀村というところでよく乳を出す牛を飼っている運蔵という男がいることがわかる。早速、魚之進は麻次とともに向かった。だが運蔵の牧場に着くとその姿はなく、代わりに侍の惨殺体が見つかった。運蔵が下手人なのか。管轄は八州廻りと思われ、魚之進たちは殺しを報告するに留まるのだった……。
  • にぎやかな星空~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十三)~
    84位
    夜咄の茶会の菓子を求めて、茶道と茶花を教えている直枝が見世に訪れる。小萩が夜咄の菓子について考えていると、幹太が手伝いたいと言ってきた。数日後、直枝の生徒たちが彼女には内緒で先生と幼なじみの心をつなぐ菓子を作ってほしいとやってくる。小萩は生徒たちの想いを汲んだ菓子を作るが……。季節の菓子と人情に心温まる大好評シリーズ第十三巻。
  • イージス要塞やまと【2】原爆強奪作戦
    続巻入荷
    85位
    史上最強の砲である電磁加速砲を装備し、アンクルドデッキを有する空母型統合護衛艦『やまと』は、国産ステルス機やドローンを搭載したまま、令和から昭和世界へと時空転移する。 終戦間際の昭和日本の海軍を助けた海自艦隊は、B−29の発進基地を壊滅すべく出撃。敵基地とともに二〇〇〇機以上のB−29が灰塵と化す。 窮地に陥った米国と連合各国に対し、日本政府が即時停戦と講和を申し出たことにより束の間の平穏が訪れるが、水面下では原爆開発に成功した米国が暗躍をはじめる。一方、海自艦隊も負けじと隠密裏の作戦を開始するのだが……。 一触即発の日米関係が織りなす運命のうねりとは!?
  • 山本周五郎作品集 合本版 七十一巻~八十巻
    86位
    時代小説の名手、山本周五郎が描いた時代小説、人情話の傑作集。貧しさや虐げられた者たちが愛、悲しみ、怒り、慈しみ、恨み、嫉妬、義理などさまざまな感情を抱え、必死で生きていく姿に思わず胸が熱くなる。人生の喜怒哀楽を知り尽くした作家が描く武士や庶民の生活。山本周五郎作品集の七十一巻から八十巻、三十本を収録。一気に読める合本版。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記
    87位
    太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて名を馳せ、戦後は自衛隊情報室長を務めた著者が、その稀有な体験を回顧し、情報にうとい日本型組織の欠陥を衝く。
  • わるじい慈剣帖 : 10 うそだろう
    88位
    仔犬の音吉を退け、久しぶりに愛する孫の桃子と思う存分に触れあうことができた愛坂桃太郎。しかし、そんな桃太郎のもとに、今度は刺客を放った黒幕である東海屋千吉が思惑ありげに訪ねてくる。江戸の町を取り巻く騒乱の元凶たる千吉との因縁に決着をつけないことには、真の平穏は訪れない。愛する孫が笑って暮らせる日常を取り戻すため、わるじいが一世一代の大勝負に臨む! 大人気時代小説シリーズ、感動の完結巻!
  • 新装版 歳月(下)
    89位
    明治維新の激動期を司法卿として敏腕をふるいながらも、明治6年、征韓論争で反対派の大久保利通、岩倉具視らと対立。敗れて下野した江藤新平は佐賀の地から、明治中央政府への反乱を企てたが……。34歳から41歳までのわずか7年間に、栄光と転落を味わった「ふしぎ」な生涯を描く傑作歴史長編。
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(下)
    90位
    「わが一生は、一場の俄のようなものだ」。大侠客となった万吉は、播州一柳藩に依頼され、攘夷派の浪士たちが横行しだした西大坂を警備する侍大将を引き受ける。おのれの勘と才覚を頼りに、場当たり的に幕末維新から明治の騒乱の中をたくましく生き抜いた"怪態な男"の浮沈を描いた、異色の上方任侠一代記。
  • 幸村を討て
    91位
    徳川家康が最も恐れた男、真田幸村の謎に迫る! 「歴史ミステリとして、そして本格ミステリとして、実に優れた一作」 ――大矢博子(解説より) 徳川・豊臣両家や諸将の思惑が交錯する大坂の陣。 亡き昌幸とその次男幸村――何年にもわたる真田父子の企みを読めず、翻弄される東西両軍。徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永、ついには昌幸の長男信之までもが、口々に叫ぶ。「幸村を討て!」と……。戦国最後の戦いを通じて描く、親子、兄弟、そして「家」をめぐる、切なくも手に汗握る物語。 『塞王の楯』「羽州ぼろ鳶組」シリーズの熱さと『八本目の槍』の緻密な叙述を兼ね備え、家康を「探偵役」に紡がれた、単行本時各紙誌絶賛の傑作歴史ミステリーが待望の文庫化! 【目次】 家康の疑 逃げよ有楽斎 南条の影 名こそ又兵衛 政宗の夢 勝永の誓い 真田の戦 解説 大矢博子 〈大坂の陣410周年〉
  • 合本 輪違屋糸里【文春e-Books】
    92位
    130万部を超えるベストセラー『壬生義士伝』から四年。芹沢鴨暗殺の 真実に迫った、浅田版新選組第二弾の登場! 六つで花街・島原の輪違屋に売られた糸里は美しい芸妓に成長した。日に日に対立の溝が深まる近藤派と芹沢派。両派の和解に自分を利用しようとする土方歳三に翻弄される糸里は、いつしか新選組の運命に寄り添っていく……。連載終了後、多摩に住んでいた著者の曾祖父が天然理心流を習っていたことも判明。骨の髄まで新選組にどっぷりとつかった最高傑作の合本!
  • はぐれ鴉
    93位
    寛文六年、豊後国・竹田藩で城代一族二十四人殺しという凄惨な事件が起きた。一人逃げ延びた城代の次男・次郎丸は復讐のため、江戸で剣の腕を磨き、才次郎と名を変え、叔父で下手人である玉田巧佐衛門がいる竹田の地を十四年ぶりに踏んだ。再会した巧佐衛門は、堤の普請に汗を流す清貧の城代となっていた。憎む仇の意外な姿を知り、竹田小町と評判の巧佐衛門の娘・英里に恋心を抱くようになっていく。恋か復讐か、千々に乱れる心を抱きながらも、煮え滾る復讐心を支えに必ずや叔父を討つと心に誓うのだが・・・・・・。一家惨殺の謎と竹田藩の秘密とは? 第25回大藪春彦賞受賞。
  • ペリリュー玉砕 南洋のサムライ・中川州男の戦い
    94位
    戦死者10222名。最後に残ったのは34名。 玉砕から75年、いま明かされるペリリュー戦の全貌。 フィリピンの東、小笠原諸島の南西に浮かぶ島国パラオ共和国。 戦後70年の節目となる2015年4月8日、天皇皇后両陛下(現在の上皇上皇后両陛下)は、この国の南部に位置するペリリュー島を訪問され、日米それぞれの慰霊碑に献花された。 宿泊されたのは巡視船内、移動は大型ヘリという強行軍であった。 そうまでして両陛下が慰霊のために訪問されたのはなぜか。 この島こそ、太平洋戦争でも有数の激戦地でありながら、人々の記憶から消えようとしているからではなかったか。 ペリリュー島にあった大型空港の確保を狙う米軍の総兵力は約4万2000人。 主力は米軍最強ともうたわれた第一海兵師団であった。 いっぽう日本の守備隊は約1万人。寡黙な九州男児である中川州男大佐に率いられた「陸軍最強の精鋭部隊」との声もある水戸の歩兵第二連隊が中心である。 自滅覚悟の「バンザイ突撃」を禁止し、太平洋の防波堤たらんと、守備隊は島じゅうに張りめぐらせた地下壕を駆使して、74日間にもおよぶ徹底抗戦を試みる。 昭和天皇から発せられた「お褒めのお言葉」(御嘉尚)は異例の11回。 米第一海兵師団は史上最悪ともいわれる損害をこうむった。 中川大佐の人生、満洲から転戦した歩兵第二連隊の記録を追いつつ、ペリリューでの壮絶な戦闘を、帰還兵の貴重な証言や現地取材などを通じて描き出すノンフィクション。
  • 兵諫
    NEW
    95位
    たった一人の決意が、歴史を変えた。 張学良、そのとき弱冠、35歳。 西安で蒋介石の宿営地が襲撃された。張学良軍によるクーデターなのか。 蒋介石の生命については絶望視されるがーー 「西安事件」の真相を描く、心震える歴史法廷ミステリー 一九三六年。東京で二・二六事件の動揺も収まらないころ、世界に衝撃が走る。 「西安で張学良が蒋介石の身柄を拘束した」。張学良の目的は。蒋介石の安否は。 取材を進める朝日新聞の北村に陸軍大尉の志津は、天命の証、龍玉の話を始めるーー。 壮大なスケールで日中の近現代史を描く「蒼穹の昴」シリーズ第六部。 【解説・保阪正康】 二・二六事件と西安事件。1936年に起きた2つのクーデター事件をつなぐ見えない糸をたぐることによって、歴史の転換点を描いた傑作。命や名誉よりも大切な価値を知る者が真の英雄なのである。 ――佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官) 時代の求めに身を呈した軍人、記者たちが作り上げる重層の歴史ドラマ。国境を越えて連鎖する事件の決行者の役割を照射することで、見えざる大戦前夜の構図が浮き彫りになってくる。日中の若き軍人が訴えた「兵諫」の思想とは。 ――保阪正康氏(作家・評論家)
  • 顎十郎捕物帳 全巻セット
    96位
    仙波阿古十郎は特異な容貌の持ち主。長大な顎ゆえ顎十郎と揶揄される。甲府勤番していたが、飽きては辞めてしまいその後は北町奉行所に勤めるがあまり仕事はしない。実は卓越した推理力を持つ名探偵だった。好敵手の捕物名人と言われる藤波友衛との推理対決や予測不可能な難事件を顎十郎が鮮やかに解決。全話を収録。当時の江戸時代の風俗や庶民の暮らしぶりも興味深い。価格もお得な全巻セット。
  • 祇園「よし屋」の女医者 母子笛
    97位
    笛上手の舞子が母と暮らす手立てはただ一つ。  文化5年(1808)京は祇園末吉町で50年以上続くお茶屋「よし屋」の一人娘・月江は、いずれは母・喜久江の後を継ぐ身だったが、古方派の名医・小島源斎の元で医術を学ぶうちに医者になりたいと切望するようになる。一方、魔王流の笛の遣い手・ちどりの一人娘・お春は母の技を受け継ごうと懸命に稽古に励んでいた。ある日、貧しいながらも幸せだったお春の暮らしは母の失踪により一変する。母の帰りを待ちながら、ふく椿と名を改め、「よし屋」の向かいにあるお茶屋「ふく内」の舞子として働き始めたお春を陰になり日向になり、支える月江。なんとか、母子の再会が果たせぬものか、と気を揉む月江。禍福は糾える縄、解決の糸口は思わぬところからやって来る。源斎と月江が手を焼いていた患者の気鬱を取り除こうと企てた鞍馬寺奉納笛合戦にふく椿も出場することになり、月江は会場に現れた尼僧を一目見て、ふく椿の母に違いないと確信する。ちどりが暮らす魔王寺を訪ねるふく椿と月江。だが、共に暮らしたいと願うふく椿の前には、母の失踪の原因となった大きな壁が立ちはだかっていた。京の祇園に生きる、健気で、決して折れない心を持った二人の女の熱い絆の物語。
  • 新装版 北天の星(下)
    98位
    逃亡の途中、左兵衛は飢えから腐敗した鯨を食べて落命。五郎治は一人残され、幾度も絶望しながらついには帰国する。運命に抗(あらが)い生き抜いた男を、史実に基づき圧倒的な筆力で書き上げた歴史ロマン。
  • 天祐は信長にあり(八) 本能寺の変
    続巻入荷
    99位
    全8巻 880~1,034円 (税込)
    武田勝頼をはじめ武田軍の名だたる武将の首が信長の元に届けられる。 戦勝祝いのために大名や公卿たちが次々に駆けつけ、安土城は賑やかだ。 しかし、朝廷では名実ともに天下人となった信長を排除しようと、 謀略が渦巻き始めるのだった。 秀吉が攻めあぐねている西国への進軍を決め、 京へと向かう信長に狙いは定められた――。 信長の旧臣太田牛一が著した『信長公記』に基づきながら、 大胆な発想で信長が本能寺に散るまでを描く大河小説!  大人気シリーズ『剣神』の岩室忍が一番書きたかった織田信長の生涯。 文庫書き下ろし。全八巻。 堂々完結!!
  • 真田を云て、毛利を云わず(下) 大坂将星伝
    100位
    豊臣政権の次代を担う器と目された毛利勝永の眼前に、徳川家康が立ちはだかる。太閤秀吉の遺志を継いだ石田三成を首領にした西軍は、関ヶ原で徳川家康を迎え撃つも敗戦を喫してしまう。家康に反した毛利勝永は、豊前小倉を追われ土佐藩山内家預りの身に。十余年の隠遁生活の中、勝永の志の火は燃え続けていた。豊臣恩顧の武将らが大坂城に馳せ参じた時、勝永が見据える先は、家康が本陣のみ!(『大坂将星伝』改題)