青青といく

青青といく

2,090円 (税込)

10pt

直木賞受賞作『木挽町のあだ討ち』が実写映画化!
「自由」に生きることの真実を描く歴史長編。

弥兵衛が弟子入りをして間もなく、師の海保青陵は亡くなった。当代きっての儒学者で、経済にも精通し、江戸の世に「自由ナル」生き方を説いた青陵。京弓師の跡取りでありながら職人としては未熟で、算盤勘定や商いにばかり惹かれる16歳の弥兵衛に、その「商い」こそが世を変えると教え、「自由自在」に生きる道を示してくれた先生だった。最後の弟子となった弥兵衛は「遺灰は空に撒け」という師の遺言を胸に、兄弟子と連れ立って青陵ゆかりの人々を訪ね歩く。江戸の実弟、変わり者の絵師、川越の商人、秩父の家老、金沢の隠居、そして京――。青陵に人生を変えられた者たちが語り出す、亡き師の思いがけない過去、人知れぬ後悔とは。

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青青といく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    江戸時代の儒学者、海保青陵が亡くなり、最後に弟子入りした堺屋弥兵衛と同じく若手弟子の暁鐘成は各所にいる先生ゆかりの方々に訃報回りをすることになった。その旅先などで会った人の語りなどから、天才であった青陵が尾張徳川家に勤めることの辛さや、家族との関係、その後の生き方、各所での影響力など読ませてくれる。

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    普通に時代を切り開いて行く
    師の人生を振り返る話だと思っていたら
    まさかの新事実に
    思わずページを遡った
    面白い

    0
    2026年05月27日

    Posted by ブクログ

    堅苦しい武家社会で、自由闊達な生き方を貫き通した儒学者、海保青陵。願わくば直に訓を説いて欲しいくらいである。読めば読むほど、弟子や仲間に慕われた彼の人柄が目に浮かぶ。最高潮の第五章に注目。家族の絆に感動。

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    江戸後期の経世家、儒学者の海保青陵。「経世在民」を唱え、自由自在を旨とし、江戸の世に自由な生き方を説いた青陵が亡くなるところから話が始まる。
    彼の最後の弟子である堺屋弥兵衛が、師の遺言である「遺灰は空に撒け」の言葉を胸に青陵ゆかりの人々を訪ね歩くいわばロードストーリー。

    「変人」と評される青陵の人

    0
    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    出会って僅か4か月。儒学者で経世家の海保青陵の死は、
    16歳の末弟子・堺屋弥兵衛に、大いなる悲しみを与えた。
    そして師の訃を伝えるために兄弟子の暁鐘成と共に
    師の足跡を辿る旅に出る。
    ・序
    第一章 賢弟 第二章 うそ八
    第三章 大地球頭第一花 
    第四章 鰻の蒲焼 第五章 末弟子
    ・終
    主要参考文献、

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

    日本のコンサルタントの始祖ともいえる海保青陵の生き方を、その死後に関係者から聴取することで人生の指針を見つける青年の物語。生まれるのが50年後だったらと思わせる海保青陵の魅力を十分引き出しているところが最大の魅力。

    0
    2026年03月04日

    Posted by ブクログ

    永井さんは『木挽町のあだ討ち』の映画化も手伝って若い読者にも支持層を増やして来たようだ。私は本作で5作目となり、今回もまた永井さんワールドに分け入った。前作の『きらん風月』に似ている雰囲気を思い返しながら読み進む。
    主人公・海保青陵は早々に他界してしまい、青陵の弟子・弥兵衛と兄弟子・鐘成のふたりが青

    0
    2026年05月23日

    Posted by ブクログ

    江戸後期の儒学者、海保青陵の死後、2人の弟子がゆかりの人を訪ね、青陵の人となりや教えを辿るお話。
    本のタイトルと装丁の影響もあると思うが、読後、清々しい風が通り過ぎたような感じした。最後の方の弥兵衛の両親の関係性にじんわり。

    海保青陵、初めて聞く名前でした。
    この本がきっかけで興味がわき、知識が広

    0
    2026年05月15日

    Posted by ブクログ

    京弓師の跡取りなのに、弓作りが苦手な弥兵衛。そろばん勘定のほうが得意なことに、後ろめたい気持ちを抱える日々、儒学者海保青陵と出会う。

    兄弟子の鐘成とともに、青陵の訃報回りの旅に出ることになった弥兵衛の成長物語かな?と思って読み始めたが、縁ある人たちが語る海保青陵を知るほどに、自由自在の生き方の素晴

    0
    2026年05月06日

    Posted by ブクログ

    2026.4.15
    青青陵上柏:青青たり陵上の柏

    「青青たり陵上の柏.....これは、短い人生、大いに楽しもう。旅に出て、共に唄い、飲み暮らせば、邸宅なんぞなくとも、王の如く楽しいと、人生を謳歌する詩でございますな」
    詩の中の風景が、弥兵衛の脳裏に広がるようである。
    丘の上に青青と枝葉を伸ばす柏の

    0
    2026年04月16日

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