木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の仇、作兵衛の首級(しるし)。二年後。目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。(解説・中島かずき)

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木挽町のあだ討ち(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    時代小説は嫌いじゃないんですが、なかなか手が伸びないジャンルのひとつです。しかし、「直木賞」と「山本周五郎賞」ダブル受賞と言われるとさすがにおおおお!?ってなりますよね。
    仇討ちというテーマに対してかなり控えめな、美しいデザインの表紙、さてどのようなお話なのかとページをめくってみると、仇討ちそのもの

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    『立派な仇討』を芝居小屋の目撃者が自身の来し方も含めて語る。
    一人ひとりが『立派な仇討』を語る中で見えてくる真実がじんわりと心にあたたかさをもたらしてくれました。

    こういう作品だとは知らず、少し構えて読み始めましたが、読みやすくて登場人物の人情に触れるたびに救われる。
    留めておきたい言葉も多かった

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    第169回直木賞受賞作。

    あ〜清々しい面白さ!
    感想を書くとネタバレになってしまいそうなので、とにかく清々しい読後感でした。

    あるあだ討ちを芝居小屋の面々が訪ねてきた武士に語っていく。話し口調が人情味あふれてサクサクと読み進められる。

    題名からは想像もつかない面白さ。

    映画化もされるようでそ

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    木挽町って今も聞くよね、と、古地図アプリで検索。東銀座あたりか、と、知ったかぶりしながら読み進めたら、展開がテンポよくどんどん読める。
    あだ討ちのあった木挽町界隈を、まったく新人の若手刑事が聞き込みしているよう。「義理人情」たっぷりの大人達が応えていく。
    美しくも劇的な菊之助のあだ討ちは、なぜ、木挽

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    人の良心を描いた清々しい作品だった。
    あるあだ討ちを芝居小屋の人たちの視線で訪ねてきた武士に語って聞かせるという体裁になっている。
    それぞれに人生がありあだ討ちをした侍との交流があり面白かった。

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、若衆が果たした見事な仇討ち。「立派な仇討ち」と語られるあの夜の《真実》とは。直木賞・山本周五郎賞受賞作品。

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    単行本が出た時から気になっていたので、文庫になって即購入!

    リズミカルな文体で引き込まれました。
    仕方ねえから案内してやらあ。これから奈落を見せてやるよ。
    面白い絡繰りが見られるぜ。
    まさにその通り。
    菊之助に関わった皆の来し方を知る事で、苦労や苦悩の中から生き様が見えて来る。
    よき幕引きでありま

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    もう、これは素直に面白かった!!!
    これまでのミステリーとは比べ物にならないくらいスッキリとした読後感で、これ一本だけで満足できる贅沢な一冊だった。
    タイトルの伏線回収もさることながら、一つ一つのエピソードも重厚で、読んでいて最後まで飽きなかった。

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

     今年一の満足度。菊之助に関わった人々の来し方を語る前半から中盤だけでも読者を惹き付ける物語性と人情味にあふれていて十分面白かった。が、本作はミステリ仕立てということで終盤ネタバラシも予想を越えてきた。他の役者の過去が壮絶であることが今回の結末の上手い隠れ蓑になっていたと思う。簡単に人が死むこの時代

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    文庫本まで待ったかいがあった。
    仇討ちの話かと思いきや、あれあれ?
    久蔵の話まできても気づけなかった。。
    金蔵すごい!皆んなすごい!
    ホロリとするし、スッキリ読後が良い。

    0
    2025年10月04日

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