新装版 歳月(下)
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新装版 歳月(下)

990円 (税込)

4pt

明治維新の激動期を司法卿として敏腕をふるいながらも、明治6年、征韓論争で反対派の大久保利通、岩倉具視らと対立。敗れて下野した江藤新平は佐賀の地から、明治中央政府への反乱を企てたが……。34歳から41歳までのわずか7年間に、栄光と転落を味わった「ふしぎ」な生涯を描く傑作歴史長編。

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新装版 歳月 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 新装版 歳月(上)
    924円 (税込)
    肥前佐賀藩の小吏の家に生まれた江藤新平。子供の頃から一種の狂気を持った人物だった。慶応3年、大政奉還を知るや「乱世こそ自分の待ちのぞんでいたときである」と、藩の国政への参画と自分の栄達をかけて、藩の外交を担い、京へのぼった。そして、卓抜な論理と事務能力で頭角を現していった。が……。
  • 新装版 歳月(下)
    990円 (税込)
    明治維新の激動期を司法卿として敏腕をふるいながらも、明治6年、征韓論争で反対派の大久保利通、岩倉具視らと対立。敗れて下野した江藤新平は佐賀の地から、明治中央政府への反乱を企てたが……。34歳から41歳までのわずか7年間に、栄光と転落を味わった「ふしぎ」な生涯を描く傑作歴史長編。

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新装版 歳月(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「西郷を玉とすれば、その玉をくだく者はその門人、敬慕者、郷党だろう。師は弟子によって身をあやまる」

    江藤新平の残した言葉は正しかった。

    ただ自分が言ったその言葉は、ブーメランのように自分に返ってくることは想像してないところが、江藤の特徴である、「うかつ」さ、なんだろうな、と思えた。

    上巻より、

    0
    2019年03月02日

    Posted by ブクログ

    下巻は江藤VS大久保の様相を呈してくる。
    江藤は征韓論を軸に明治政府の転覆を狙うが、欧州帰りの大久保に阻まれる。この、明治政府の二大頭脳が凄まじい戦いを展開する・・・というより、大久保があまりにも老獪で、江藤がだんだん可哀想になってくる。江藤は正義や論理、法律を何よりも重視し、正義は勝つのだと純粋に

    0
    2013年02月13日

    Posted by ブクログ

    江藤新平と大久保利通の死闘。「薩人、智なけれど勇あり。長人智、あれど狡猾。」と評し、自らを智ありて勇あり、のつもりが存外うかつであったゆえ、呆気なく大久保の術数にはまってしまった。それにしても大久保は策士、忍人。
    今回、講談社文庫新装版第1刷を手にしたが、誤字が多かった。新刷では訂正されているが、作

    0
    2011年02月20日

    Posted by ブクログ

    Kodama's review
    征韓論で賛否が分かれた新政府。江藤新平は、佐賀に戻り政府に対抗することに。結局、征韓論を唱え、または支持した前参議は命を落とすことになった訳ですが、その江藤と西郷隆盛の共通点は、二人とも海外に行ったことがなかたこと。百聞は一見に如かず…果たして二人は海外渡航

    0
    2010年03月07日

    Posted by ブクログ


    司馬遼太郎の特に幕末小説を続け読みした。峠の河合継之助、最後の将軍の徳川慶喜、世に棲む日々の吉田松陰高杉晋作、そして歳月の江藤新平。童門冬二の新撰組、城山三郎の雄気堂々(渋沢栄一)も含め色んな目線、切り口から幕末、明治維新を見てみて色々思いながらも大久保利通だけはどうも気に入らない。
    翔ぶが如く、

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    征韓論から梟首まで。大久保利通 対 江藤新平。佐賀のお国柄か江藤新平の個性なのか。佐賀の乱でさっさと戦争に見切りをつけ、味方を見捨てて薩摩、土佐に説得に行く姿に共感はできないが、江藤新平なりの一本筋が通った理屈があったのだろう。大久保利通の忍人っぷりに恐怖。

    0
    2023年12月28日

    購入済み

    真の主人公は

    上巻より遥かに緊迫度を増した話が続いている下巻である。内務卿大久保利通の政治家ぶり悪人ぶりが見事に描かれている。この作品の主人公は一見 江藤新平のようであるが、真の主人公は大久保利通である。
    大久保利通の狙いであった「見せしめとして江藤新平を死刑にして士族の反乱を抑える。」という目的は達成できたの

    0
    2021年09月01日

    Posted by ブクログ

    江藤新平の生涯 極貧から司法卿まで数奇な運命です。世が世なら貧乏武士で生涯を終えるはずだったのでそれ程悔いのない人生だったのではないでしょうか?この本読むまで江藤新平 佐賀の乱おこした唯の権力欲の強い男かと思ってましたが、筋の通ったなかなかの男だったんだなあ。

    この本読んで 明治の初期の混乱期 大

    0
    2021年01月11日

    Posted by ブクログ

    江藤新平という法律立法における天才といわれた人物と
    大久保利通という日本初の宰相(松本清張の『史観宰相論』より)
    のことがよくかわかる小説であった

    江藤と大久保は似た気質であるという
    司馬さんの文章にこうある
    「人間の才能は、大別すればつくる才能と処理する才能のふたつにわけられるにちがいない。」

    0
    2020年05月04日

    Posted by ブクログ

    終盤の河野敏鎌裁判長のカッコ悪さは如何ともし難い。大久保利通の残酷さは、まだ、より高次の政略のため、と理解できなくもないけれど。
    もし、江藤新平が生き延びていたら、日本史はどうなっていただろう。大久保には歯が立たなかったにせよ、紀尾井坂以降、外交で随分活躍できたのではないかと思う。数多の才能が天寿を

    0
    2019年08月11日

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